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岡部理論

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  • 2021/01/17 19:43
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当社が投資の勧誘を目的としているものではありません。

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    okabe 1月17日 19:43


     今回は、「脳を知る」ということで脳の構造についてお話しします。脳の重さは出生時では350グラムですが、成人では1200~1600グラムとなり、体重の約2%といわれています。

     頭蓋骨内で脳は水(髄液)に浮いています。脳の表面や脳内には約150ミリリットルの水があり、毎日2、3回きれいな水に入れ替わっています。この水の役割は脳を強い外力から保護し、脳へ栄養を運んだり、脳の老廃物を除去したりすることです。

     脳は豆腐や白子(しらこ)のように柔らかいので、強い衝撃ですぐに潰れてしまいます。しかし、水に浮いていることで水がクッションの役割を果たし、衝撃を緩和してくれます。この水の量が増え過ぎたり、反対に減りすぎたりすると、水頭症や脳脊髄液減少症といった病気になります。

     脳は主に大脳、小脳、脳幹の3つに分けられます。脳の大部分を占めているのが大脳ですが、他の動物と比べて人間が一番発達している部分で、思考の中枢です。部位によって前頭葉、側頭葉、頭頂葉、後頭葉の4つに分けられます。一言で言うと、前頭葉は主に運動、意志に関連する中枢、側頭葉は主に聴覚および記憶中枢、頭頂葉は感覚に関連する中枢、後頭葉は視覚中枢といえます。

     また、脳は左脳と右脳に分かれており、左右で機能が違います。言語中枢がある方を優位半球、ない方を劣位半球と呼びます。通常、右利きの人の場合は左脳が優位半球ですが、左利きの人のうち、優位半球の割合は右脳、左脳とも半分ずつです。優位半球は生まれたときから決まっています。右利きの人は左脳で言語、読み書き、計算などを行い、論理的に考えます。右脳では空間的な認識を行い、芸術的な感性などをつかさどっています。

  • 司令塔・大脳皮質の機能・概略

    人間の思考などの中枢。
    脳の表面部分を 大脳皮質と呼ばれ、
    前頭葉・頭頂葉・側頭葉・後頭葉と左脳、右脳の各部に分類することができます。

    左脳、右脳は脳梁でつながっています。

    大脳皮質の内側は白質と呼ばれ、大脳皮質の神経と他の神経をつないでいます。
    人間の知覚、随意運動、思考、推理、記憶など、高次機能を司る人間が生きていくうえで必要な事柄の司令塔。脳部位によってそれぞれ請け負っている役割が異なっています。

  • 前頭葉の持つ機能 (executive function) は、現在の行動によって生じる未来における結果の認知や、より良い行動の選択、物事の類似点や相違点の判断に関する能力と関係しています。

    課題に基づかない長期記憶の保持における重要な役割も担って、側頭葉に貯められた記憶を引き出す作用があると考えられています。
    それらはしばしば大脳辺縁系からの入力に由来する情動と関連付けられた記憶です。前頭前野では、恐怖心、悲しみ、不安などの情動を起こす扁桃体の暴走を抑制します。抑制が出来ないと”うつ病”になる可能性が高いと示唆されています。

  • 左脳は、
    知覚、思考、
    判断、意思、
    感情を司る。
    (論理的思考)

    右脳は、
    本能や自律神経、
    感性・記憶を
    司る。
    (感覚的思考)


    前頭葉(ぜんとうよう)は、
    前頭前野の両側、大脳半球の前部に存在し、頭頂葉の前側、側頭葉の上前方に位置します。前頭葉と頭頂葉の間には一次運動野が存在。一次運動野は特定の身体部位の随意運動を制御しています。

    大脳皮質のドーパミン感受性ニューロンの大半は前頭葉に存在し、ドーパミン系は報酬、注意、長期記憶、計画や意欲と関連付けられています。人格を作ったり、感情をコントロールしたり社会性を作ったりしていると言われています。前頭葉がダメージを受けると怒りっぽく成ったり、理由もなく隣の人を殴ったり、町を徘徊したりする症状が出ると言われています。ドーパミンは、視床から前頭へと伝えられる感覚情報の制限、及び選択に関連しているとされています。

    優位半球の前頭葉前半部は、
    思考、自発性(やる気)、感情、性格、理性などの中心です。病気や怪我で優位半球の前頭葉が障害されると、これらの機能が低下します。具体的には、几帳面な人がだらしなくなったり、幼稚になったり、極端な例ですと目はあけているけど一日中ボーッとして何もしない状態になります。

  • 【新しい脳】=表面意識(顕在意識)
    言葉にして 考える脳・理性的 目的意識を持つ

    ●人間脳(理性脳)・・・大脳新皮質(右脳左脳)
    知能・記憶・言語・創造・倫理・繊細な運動



    理性的な思考・理性・知能・判断 等 言葉に出来きる意識


    【古い脳】= 潜在意識 言葉に出来ない意識(無意識)
    感情・感覚・直感・記憶・本能的な欲求

    ●爬虫類脳(反射脳)・・・脳幹・大脳基底核・脊髄
    心拍・呼吸・摂食・飲水・体温調節・性行動
    生命維持のために極度の安全志向

    ●哺乳類脳(情動脳)・・・大脳辺縁系(偏桃体・海馬体)
    喜び・愛情・怒り・恐怖・嫌悪等の情動
    感覚として感じる脳
    快楽を求め 不快を避ける

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  • 高速道路から落下免れたバス 
    大震災を伝え続ける運転手

    1/17(日) 7:00配信

    ドライバーとして乗車していた安井義政さん=京都府長岡京市、帝産観光バス京都支店
     26年前の1月17日早朝。阪神・淡路大震災で倒壊した阪神高速神戸線で前輪が宙に浮き、辛うじて高架部分に踏みとどまったバスの写真は、日本中に大きな衝撃を与えた。
    ドライバーの一人として乗車していた帝産観光バス(本社・東京)京都支店の安井義政さん(59)は

    「偶然が重なって(車体が)踏みとどまった」と振り返る。
    阪神高速神戸線から間一髪、落下を免れたバス

     冬のスキーシーズンで、毎日のようにゲレンデへのバスが運行されていた。安井さんは先輩ドライバーと2人一組で、14日夜に信州へ向け出発。16日夜、関西への帰路に就いた。

     大津、京都、大阪で乗客の大半が下車し、最後のバス停となる神戸へ向かった。車内には女性客3人と先輩、自分の計5人。先輩がハンドルを握り、安井さんは隣の席に座っていた。

     突然ドン、と衝撃が走り、空がフラッシュをたいたように光った。その後は上下左右に激しく揺さぶられ、目の前には空と高速道路の路面が交互に飛び込んできた。「ブレーキが利かない」。先輩が叫んだ。

     バスが止まると、目の前の道路がなくなっていた。対向車線のトラックが高架から地面に落下し、炎上している。

    自分たちのバスは、車体下のエンジン部が道路にひっかかっていた。
    「乗客がもっと多ければ、ブレーキが利きづらくて落下していたかもしれない」と安井さん。乗客と後部の非常ドアから車外に出ると、周辺のあちこちで火の手が上がっているのが見えた。

     高速道の非常階段から地上に降り、公衆電話から支店に電話し状況を説明したが、宿直の社員に「そんなはずないやろ」と返された。京都には情報が伝わっておらず、にわかには信じてもらえなかった。
     まず大阪まで戻ろうとタクシーを探し回り、昼すぎに大阪の淀屋橋までたどり着いた。

    わずか十数キロ離れただけの大阪の街では、普段通りに人が行き交う。飲食店で昼食を取り、京都行きの私鉄に乗った。
     京都の支店まで帰り着いたのは夕方だった。同僚に迎えられ、号泣している社員もいた。

      「語れるのは無事だったからこそ」と安井さん。「あんなひどいことが、二度と起きてはいけない。


  • 「チョレイ」と気合を入れれば、ブーイングが起こる
    完全アウェーの状況下で奮闘。

     卓球・ワールドツアー・グランドファイナル」(13日、鄭州)

     男子シングルス準々決勝が行われ、張本智和(16)=木下グループ=が
    世界ランク1位の許昕(中国)に大接戦の末、惜しくも敗れた。


  • 「卓球・全日本選手権」(16日、丸善インテックアリーナ大阪)

     男子シングルス準々決勝が行われ、東京五輪代表の張本智和(17)=木下グループ=は、及川瑞基(23)=木下グループ=に1-4で敗れた。3年ぶりの日本一を狙ったが、8強で散った。

    【写真】福原愛さん 解説ブースで真剣なまなざし

     序盤から先手を奪えず、ラリーでも劣勢。第4ゲームこそ奪って一矢報いたものの、最後はレシーブがネットにかかり静かな幕切れとなった。「最初から最後まで地に足がついてなかった。自分(のボール)に威力がない分、相手がいい攻めをしていた」と完敗を認めた。

     前日3試合を戦った疲労もあったといい、終始覇気がなく、得点時の声も控えめだった。「昨日ちょっと声を出しすぎたので、抑えようと思ったが、(そもそも)あまり点を取る機会がなく声を出すことができなかった」と振り返った。

     日本協会は今大会、新型コロナウイルス感染対策で声を出さないよう自粛を呼びかけているが、日本一を争う真剣勝負の場とあって、他の選手も勝負所の得点時には大きな声を出す姿も目立つ。

     声を出しながらペースをつかむことが信条の張本も前日、厳しい戦況で得点した際には「チョレイ」と絶叫。自身を鼓舞して逆転勝利につなげたが、審判からは何度か注意を受けており、「やりづらいが、うまくやっていくしかない」と話していた。

     この日は気迫を出せないまま敗れたが、対戦した及川は「彼はもともと声を出すタイプなので、気迫がなかったかなと思います。彼は声を出して鼓舞するタイプなので、やりづらかったのかなと思います」とおもんばかった。

     張本も「昨日まで抑え気味ではあったけど、声を出しすぎという指摘があった。(声を出さないことは)自分のプレースタイルではないので、今イチ乗り切れない部分は少しあった」と今大会独自の制約にやりづらさがあったことを認めつつ、

    「大会のルールやマナーを守るしかないので、それを守りつつ勝つことを覚えていきたい」と誓った。

  • モラルとは、倫理観や道徳意識のこと。

    世代や 状況によって 徐々に変化する マナーよりも 普遍的な 価値観を含んでいる。
    法令順守は もちろんのこと、
    適正な出退勤や会社の資産・備品の適正使用など
    公私の区別 をきちんとつけることや
    取引における公正さなど、公序良俗に反しない行動全般をさす。
    管理がルーズになったり帰属意識が弱まると職場内でモラルの低下が起こるが、
    逆に短期的で表面的な成果を過度に求めすぎると 取引面でのモラルが ないがしろにされてしまう傾向が出てくる。

    なお、類似語のモラールは従業員の集団的な意欲、士気をさしており、モラルとは区別される。

  • 心 と 脳

    自己評価が低いと、自尊心がなくなっていきます。脳の計測をすると、自尊心がある人とない人では、脳の海馬のサイズが異なることがわかっています。
    海馬は 記憶を司る部位で、人間の心理状態の影響を受けてそのサイズが変化しやすい、という特徴があります。自己評価が低く、自尊心がなくなると、なんと海馬は小さくなってしまうのです。すると将来、認知症になるリスクが上がります。人間の心理状態が、脳の部位の大きさを変え、将来の健康にも悪影響を及ぼすのです。

    自己評価を 低くしない、自尊心を なくさない。
    そのために 重要なのは 他者と比較しないことです。
    人間の脳は「報酬」を受けると働きが 非常に活発になります。
    この場合の「報酬」とは成功体験です。どんな小さな成功でもいいから、
    他者と 比較せずに 自分の 成功体験を 前向きに評価し、自己評価をあげて、
    自尊心を 高める。これが重要です


  • 偶然/たまたま の使い分け

    1「偶然」は、あることと他のことが思いがけなくぶつかること。
    「偶然が 働く」「偶然に 導かれて」など、運命をあやつる思いがけなさという意味でも用いる。

    2「たまたま」は、ちょうど自分の側の状態がそうであったのでという意味にも用いる。単に思いがけなくの意味が強いときもあるが、「偶然」のように、両者の意図に関係なく二つのことが重なるという意味は薄い。したがって、個人的なできごと、あるいは個人が当事者に近づき、思い入れのあるような場合のできごとに用いることが多い。

    偶然/たまたま の関連語

    ひょっこり 【副】 思いがけなくその状況になるさま。
            「話が大方すんだころになってひょっこり現れた」

    たまさか 【副】 思いがけないさま。また、まれであるさま。
            「たまさかの逢瀬(おうせ)」「たまさか出会った友人」

  • 漢字は中国から伝来したものですが、
    訓読みは 日本独自で定着した読み方です。
    つまり訓読みは日本人にとってわかりやすいものであるともいえます。その特徴について説明します。

    ■イメージが湧いてくる読み方が訓読み

    特徴は主に次の2点です。
    ■覚えておきたい訓読みの特徴

    1.送り仮名がつく読み方

    2.単独で意味がわかる読み方

    1は、「正しい」「輝く」「近い」「会う」などの送り仮名がついてくる読み方。

    2は、送り仮名はなくても単独で意味がわかる読み方です。「山(やま)」「川(かわ)」「海(うみ)」がこれに該当します。「やま」と聞いたら「平地よりも高く盛り上がった土地」。「かわ」と聞いたら「水が流れる細長い地形」とイメージが湧きやすいのも訓読みの特徴です。


    音読みのよくある傾向と、訓読みにみえて実は音読みである読み方を紹介

    音読みは、その漢字の中国での発音をベースにした読み方です。この項では、音読みの覚えておくべき2つの特徴を説明します。また、音読みにみえて訓読み、訓読みにみえて音読み、という紛らわしい漢字も紹介します。

    ■最後の音が「ン」である場合、読み方が一つしかない場合は音読み

    覚えておきたい特徴は以下の2点です。
    ■覚えておきたい音読みの特徴

    1.読み方が「ン」で終わるとき

    例:「新(シン)」「幹(カン)」「線(セン)」など

    2.読み方がひとつだけのもの

    例:「駅(エキ)」「席(セキ)」「服(フク)」など
    ※表外漢字(常用漢字以外の漢字)は除く


    読み方がひとつしかなかった場合、それは音読みとなります(「峠」「崎」など、音読みがなく訓読みだけの国字は例外)。他の読み方が思い浮かばなかった場合は、音読みであると考えてください。


    ■音読みに思えるものの実は訓読み
    ・間(ま)・家(や)・身(み)・音(ね)・野(の)・馬(ま)・日(ひ)・場(ば)

    ■訓読みに思えるものの実は音読み
    ・肉(ニク)・本(ホン)・陸(リク)・日(ニチ/ジツ)・図(ズ)・客(キャク)

    1.まずはその漢字の読み方を考える。
    2.読み方が1つしかない場合は「音読み」であると判断。
    3.2つ以上ある場合は「ン」で終わる読み方を「音読み」。
    送り仮名のある読み方や、単独で意味がわかる読み方を「訓読み」と考える。

  • 【塞外(さいがい)民族】
    北方民族
     中国では北方民族とは、万里の長城の北側で活動しているという意味で
    【塞外(さいがい)民族】という。

    中国・漢民族の北方のモンゴル高原とその周辺で遊牧生活を送る諸民族を総称して北方民族という。農耕民族である漢民族との関係は中国史の軸として重要である。

     中国本土の黄河や長江流域には農耕文明が形成されたが、その北方の乾燥あるいは草原地帯には、遊牧や狩猟、あるいは半農半猟生活を送る民族が独自の社会と文化を形成していた。現在の地域で言えば、モンゴルとその周辺、中国に属する東北地方、内モンゴル、新疆ウイグルがその舞台である。これらの民族を漢民族から見て北方民族(あるいは北方系民族)と言うが、世界史上でも一般的な言い方となっているようで、教科書でも「北方民族の活動」とか「北方民族の動向」というテーマで扱われることが多い。ところが、手近な高校生用用語事典、あるいは世界史事典には「北方民族」という項は立てられていない。意外とその範囲や概念にはブレがあるようだ。
     中国では北方民族とは、万里の長城の北側で活動しているという意味で「塞外(さいがい)民族」という。しかし、実際には常に長城以南に侵入(彼らから見れば進出)し、華北をたびたび支配、元や清のように中国全土を支配した民族もあった。この北方民族と漢民族の対立軸は中国史を貫く対立軸となっている、と捉えられがちであるが、実際は常に対立していたわけではなく、交易において相互補完しあう関係であり、融和・融合の歴史でもあったことを忘れてはなるまい。
    北方の主要な民族
     北方民族を見ていく際、まず民族系統(語族)の違いを意識することが必要である。北方民族として活動した諸民族には、主として、モンゴル系・トルコ系・チベット系・ツングース系の違いがある

  • 7.歴史の現代への問いかけ
     中国の歴史は皇帝の歴史であり、国土統一のためには中央集権の強権が必要であった。また、文明の活力維持のために、塞外民族の野生の血を吸収しつつ、華夷思想を克服し、唐、元、明、清の世界帝国へと発展していった。中国文明の本質は、強い中央集権の維持と周辺国の活力導入による拡大志向である。中国の欧米並みの民主化は夢物語である。
    辛亥革命により皇帝制度は崩壊し、それを受け継いだ中華民国も中華人民共和国も中国の古い政治体制を改革しようと努めてきた。試みはある程度成功したと評価していいと思われるが、皇帝制度の長い経験を通じて払拭できていない点もあり得る。
    中国政府は“中華の復興”を唱えているが、それは世界に燦然と輝いていた過去の栄光への復帰である。外資及び技術という“現代の活力の源”の積極的導入は、過去の塞外民族の野生の血の導入と同意語であると思われる。台湾や韓国は、彼らが生き残るために、中国に積極的に進出し、投資を続けているが、それを歴史的に見ると、華夷統合理論のプロセス上にあると思われる。北京五輪開幕式で、世界のリーダー達が北京に集ったのは、中国のリーダーである胡錦濤からすると、中華帝国への“入朝”に見えたことであろう。
    改革開放路線後、中国人民は共産主義体制の禁欲から解き放たれ、消費欲望を駆り立てられている。世界の石油と食糧を飲み込んでしまうのでは とさえ危惧される。
    中国の歴史を概観してきたように、統一の次には必ず分裂期がやってくる。それがいつか、どのような形かを予測することは難しい。
    日本は7世紀の建国以来、中国に対して留学生を派遣しつつも、鎖国政策をとり国書を持たせていない。入朝したこともない。これは中国文明に対する恐怖心や違和感または不信感があったためであろうか。それは現在でも、日本人の心の底に色濃く残り、払拭されていないのではなかろうか。しかし、中国は世界のシステムのなかに組み込まれているので、諸外国との協調以外には生き残るすべは持たない。中華の復興は、伝統的な皇帝システムに回帰することでは決してないはずである。中国はどこへ行こうとしているのか。中国人でさえ、分からないまま驀進しているように思える。中国は、内なる皇帝制度と世界システムのなかの中国という矛盾をどのように克服するか。中国の歴史的特徴を学び、台頭する中国と向き合う



  • 5.美女が果たした王朝滅亡

     中国の歴史にはしばしば美女が現れ、王朝崩壊の原因となっている。夏、殷、周、唐の滅亡期には、有名な美女に狂う皇帝の姿がコミカルに描かれている。実際には、特定の美女がその原因となるはずはない。美女は、むしろ後宮の代名詞ではなかろうか。為政者は政治を疎かにし、美女や酒に耽ってはならないという戒めと考えた方が自然である。ただ、皇帝に権力が集中しすぎていると、暗君の出現が王朝を傾ける可能性は高くなる。



    6.中国の歴史を作った男は司馬遷

     中国の歴史における秦の始皇帝の役割は大きい。天下を最初に統一した始皇帝がいなければ、中国はヨーロッパのように分裂国家になったと思われる。しかし、中国の歴史を作ったのは『史記』を書いた司馬遷であると、筆者は考えている。為政者は『史記』を読むことにより、歴史が何たるかを学び、己の役割や後世の名声を考えて行動したと思われる。『史記』以降の歴史は、『史記』に規定されてしまったと言っても過言ではない。

  • 3.塞外民族の漢化

     漢人による王朝は、漢、宋、明など意外に少ない。隋と唐は鮮卑系の王朝と言われている。前にも書いたが、漢王朝滅亡後、混乱期を経て人口は十分の一まで減少し、漢民族の遺伝子は滅亡したと主張する学者さえいる。
    漢民族は塞外民族を漢化し、勢力を拡大してきたように見える。中華帝国の膨張として世界に恐れられている所以である。漢民族の視点では、華夷思想の下で周辺の野蛮人の文明化を図ってきたように見えるが、実際には、むしろ華夷統合により、中華文明は活力を失わずに発展してきたのだ。北方や西方の異民族の野生の血を輸血することにより、文明の発生・成熟・衰退のサイクルを繰り返してきている。そういう意味では、中華文明は塞外民族を利用し、世界帝国へと眼を開かせられていったのだ。
    特に、モンゴル帝国による中国支配の歴史的経験は大きかったと思われる。明は漢民族の宋からではなく、元から多くの制度を引き継いでおり、文化の性格も元に近い。文化的に発展したが、こじんまりした宋よりも、世界帝国を目指したモンゴルが支配する元を模範として、明は発展してきたのだった。



    4.衰退期に現れる宗教秘密結社

     王朝の末期に社会が混乱すると、宗教秘密結社が流民を信者として囲い込み勢力をふるうようになる。秘密結社が道教系、仏教系、キリスト教系など多種多様な宗教をもつのは面白い。皇帝をトップに頂く権力構造のなかで、庶民(=農民)は朝廷が地方に派遣する役人に搾取されていた。中央の王朝が交代すると、税制が異なってくるし、戦費がかさむと重い税金を課せられる。政権が崩壊すると全土が無秩序になり、餓死者が続出し、農民が救いを求めて宗教に走っても不思議ではない。次の皇帝を狙う者は、そのような宗教秘密結社をうまく利用したのである。
    現代において、中国共産党が法輪功の動きに敏感になっているのは、このような歴史的経緯があるからであろう。宗教集団の爆発的拡大は体制を揺るがす恐れがある。

  • 中国の歴史を概観してきたが、その特徴を以下に記しておきたい。


    1.国家統一の条件

     紀元前221年の秦の始皇帝による天下統一以来、中国は分裂と統一を繰り返している。広い国土と多数民族を考慮すると、分裂は回避できないであろう。当然、統一には多大なコストがかかることになる。皇帝中心の中央集権制、強大な軍事力、農民の搾取、イデオロギー性の強い政治思想、ライバルの粛清が不可欠であった。日本は中国から社会制度や技術を学んだが、この点が均一性の高い日本との決定的な差異を生んだ。そして、歴史の違いは現在の日中両国の関係の底に流れている。その意味で、歴史の相互学習は非常に重要である。
    新王朝の創業期が終わったあとの安定期が人々にとって最もよい時代であった。この時期に繁栄を迎え、次第に制度の矛盾が拡大し、社会秩序が弱まり、混乱期に向かう。



    2.皇帝継承の条件

     皇帝継承は夏王朝を創設したとされる禹以来、世襲制の伝統に依っている。しかし、世襲制原則にもかかわらず、しばしば体制内の実力者に乗っ取られている。例外は、元や清などの塞外民族による王朝樹立期である。体制内権力闘争は官僚、宦官、外戚を巻き込み、激しさを増すが、その原因は皇帝に権力が集中しているためである。広大な国土を治めるためには、強権が不可欠であったが、それは皇帝周辺の者から見ると、その権力は魅力的であると同時に、いつか皇帝に粛清されるかも知れないと恐怖心を与えていたことであろう。皇帝の座を巡る戦いは必然的に激しいものにならざるを得ない。これは大陸文明の大きな特徴である。

  • 達観の意味

    「広く大きな見通しをもっていること」
    世界情勢や社会情勢を客観的に見通すという意味です。

    「周囲に惑わされず、真理・道理を悟ること」という意味があります。これは、精神的に確立されていて、周囲の意見などに惑わされずに、そのことの真理・道理を捉えているという意味です。

    達観の対義語は、「執着」、「盲目」、「固執」、「目先のことしか考えない」「計画性がない」などの言葉です。

    「周囲に惑わされず、真理・道理を悟っている」という意味になります。
    具体的には、「広い視野で、この先の人生を見通す」、「人生の本質を理解する」という意味.

  • ○ 清

     女真族は文殊菩薩の信者となり、自分たちを文殊と似た発音の“満州”と呼んでいた。康熙帝と乾隆帝は名君として誉れ高い。清朝は暗君がいない王朝であった。康熙帝は朱子学に傾倒し。漢文化にどっぷりとつかった。末期の皇帝は満州語を話せなくなっていった。1840年のアヘン戦争を契機に西洋列強の干渉が始まり、清朝の権益は削がれていく。康有為らが日本の明治維新やロシアのピョートル大帝の改革をモデルとして唱えた戊戌(ぼじゅつ)変法は挫折する。清朝は、1995年日清戦争に敗れると、中国の古い体質が強国になるのを妨げているとして、近代化に踏み切る決断をする。日本に留学生を大量に派遣し、近代国家への道を歩むことになる。
    辛亥革命の翌年の1912年、清朝は滅び、中国は皇帝の歴史から解放されることになる。

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