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RIZAPグループ(株)【2928】の掲示板 2024/05/15〜2024/05/16

RIZAPグループは15日、2024年3月期(2023年4月1日~2024年3月31日)連結業績のオンライン説明会を開催。当期の売上収益は1662億9800万円(前期1545億5000万円、前期比7.6%増)、営業損失は5億9400万円(前期49億4800万円の損失)、当期損失は43億円(前期126億7300万円の損失)と前期から大幅に業績を改善させた。chocoZAPの全国普及による出店投資効率向上や集客コストの改善により事業が本格収益化し、グループ全体で営業損失が改善し、5年ぶりの増収を達成している。

◆満足度向上のために200億円投資 有人サービスを大幅増強

 chocoZAPは現在、会員数120万人(5月15日現在)、店舗数1500店となり、全国47都道府県への出店を達成。2022年7月にサービスをスタートしてから、23年11月度に黒字転換し、全店に占める単月黒字店舗は83%(24年3月)。黒字化構造への早期転換により、グループ売上に大きく貢献している。

今期はchocoZAPの満足度向上へのサービス進化を目的にする投資200億円を前倒しで実行。内訳は、新規店舗出店に100億円、既存店舗への新サービス導入に30億円、「ちょこっとサポート」と「コンシェルジェ」に70億円を投資する。

 RIZAPトレーナーによる店舗での顧客サポートや清掃、マシーン故障対応の「ちょこっとサポート」は、現状の100人から500人体制へ大幅増員。さらに、困りごと相談や利用継続フォローなどのコールセンター顧客サポートを行う「コンシェルジェ」を100人体制でスタートさせる。

無人サービスでの低コストを実現してきたchocoZAPだが、有人サービスが増えていくことに対して、オンライン決算説明会に出席した代表取締役社長の瀬戸健氏は「いまはサービスの過渡期にあります」と説明。

「ユーザーが快適に利用できるサービス環境の提供が、まずやるべき順番と認識しています。サービス利用者が増え、新たなサービスがどんどん加わっていく中、無人か有人かのゼロイチではなく、サービスの進化に合わせてデジタルと人を組み合わせながら、最適解を常に検証しつつ進めていきたい。ただ、ローコスト運営によってもたらせるサービス金額がありますので、人とデジタルの役割分担など効果的な運用を探っていきます」(瀬戸社長)

◆品質向上と普遍的なサービス提供によるユニバーサルサービス化 chocoZAPとの連携でRIZAP入会者も増加

 今後のchocoZAPの構想として、ユニバーサルサービス化へのフェーズシフトを掲げた。

 これまでがジムのバリアフリー化とする「フェーズ0」となり、コンビニジムのコンセプトの確立とともに全国1500店舗と会員120万人を達成。スタートから14ヵ月目で黒字化し、中期経営計画での目標だった18ヶ月目を前倒しして投資回収期に入っている。