日経平均は177円程度高、買い一巡後は上値の重い展開に=29日前場

3/29 10:08 配信

ウエルスアドバイザー

現在値
大林組1,720+17.50
三井不1,569.5+55
菱地所2,807.5+49
東電HLD981.2+2.20
東ガス3,589-67

 29日午前10時3分すぎの日経平均株価は、前日比177円程度高い4万345円前後で推移する。午前9時15分には同252円81銭高の4万420円88銭を付けている。きのう28日に大幅反落した反動や、押し目を拾う動きから、買いが先行した。ただ、戻り待ちの売りに加え、週末、月末、年度末が重なることから積極的な売買は限られているもようで、上値は重い。現地28日の米国株式市場は、29日に経済指標の発表や「聖金曜日」の休場を控え、方向感に欠け、NYダウが反発し終値ベースで史上最高値を更新した一方、ナスダック総合指数は反落するなど、まちまち。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、28日の大阪取引所清算値比130円高の4万360円だった。

 業種別では、33業種のうち30業種が上昇、3業種が下落している。三井不 <8801> 、菱地所 <8802> などの不動産株や、東電力HD <9501> 、東ガス <9531> などの電気ガス株が上昇。大林組 <1802> 、清水建 <1803> などの建設株や、帝人 <3401> 、東レ <3402> などの繊維株も高い。JAL <9201> 、ANA <9202> などの空運株や、INPEX <1605> 、石油資源 <1662> などの鉱業株も堅調。三菱UFJ <8306> 、三井住友 <8316> などの銀行株や、7&iHD <3382> 、ファーストリテ <9983> などの小売株もしっかり。一方、郵船 <9101> 、商船三井 <9104> などの海運株や、出光興産 <5019> 、ENEOS <5020> などの石油石炭製品株が安い。

 個別では、アイネット <9600> 、セガサミーH <6460> 、フジHD <4676> 、デジタルHD <2389> 、M&A総研 <9552> などが上昇。半面、JDI <6740> 、さくら <3778> 、ビジョナル <4194> 、黒崎播磨 <5352> 、ソースネクス <4344> などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時3分時点で、1ドル=151円台の前半(28日は151円43-45銭)、1ユーロ=163円台の前半(同163円55-59銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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最終更新:3/29(金) 10:08

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