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住友ファーマ研究開発費45%減、新薬絞る 25年3月期 2024年5月1日 18:22 住友ファーマは1日に開いたオンライン経営説明会で、新規の医薬品開発を大幅に縮小する方針を示した。2025年3月期の研究開発費は前期比45%減の500億円とする。コスト削減を進める一方で、前立腺がん治療薬など基幹製品と位置付ける3薬品の販売を拡大し、本業のもうけを示すコア営業損益で2期ぶりの黒字回復を目指す。 野村博社長は今回の説明会で「身の丈に合ったコスト構造にする」と述べた。新薬開発は主に白血病治療薬などがん領域と再生医薬に絞り込む。25年3月期の販管費も1690億円と前期比で28%削減する。北米での人員削減などが軸となる。25年3月期は研究開発費と販管費の削減で、1080億円の収益改善を見込む。 同社は4月30日に24年3月期の連結純利益(国際会計基準)が3150億円の赤字(前の期は745億円の赤字)となったと発表していた。 23年2月に主力製品である統合失調症薬「ラツーダ」の米国での特許が切れ、業績が悪化。基幹3製品の一つである子宮内膜症治療薬「マイフェンブリー」の販売低迷などを受けて1800億円規模の減損損失も計上した。コスト負担の重さからコア営業損益も1330億円の赤字(前の期は163億円の黒字)となっていた。 25年3月期には「米国での基幹3製品の販売が(前期の約900億円から)1300億円程度まで伸びる」(野村社長)と強調。25年3月期のコア営業損益は10億円の黒字を見込む。配当予想は2期連続の無配とする方針だ。 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF015QE0R00C24A5000000/
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住友化学、前期最終赤字3120億円に 製薬子会社の減損で 住友化学は30日、2024年3月期の連結最終損益(国際会計基準)が3120億円の赤字(前の期は69億円の黒字)になったと発表した。従来は2450億円の最終赤字を見込んでいたが、赤字幅が670億円広がる。連結子会社である住友ファーマの医薬品の特許権などで減損損失を計上するため。過去最大の赤字幅となる。 住友ファーマでは販売が落ち込む子宮筋腫と子宮内膜症治療薬「マイフェンブリー」の特許権の一部を減損するなどし、医薬品関連で合計1808億円の減損を計上する。中国の増産影響や景気悪化で採算が悪化している石油関連事業では、千葉工場(千葉県市原市)の設備や工場共用資産の回収可能価額を見直し、253億円の減損を計上する。 25年3月期の通期連結業績については売上高にあたる売上収益で前期比9%増の2兆6700億円を見込む。本業のもうけを示すコア営業利益は1000億円(前期は1490億円の赤字)、最終損益は200億円と黒字転換を見込む。配当は1株あたり9円と24年3月期予想と同水準を維持する。
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株探ニュース:住友化、前期最終を赤字拡大に下方修正 ▼ 住友化学 <4005> [東証P] が4月30日朝(08:30)に業績修正(国際会計基準=IFRS)を発表。24年3月期の連結最終損益を従来予想の2450億円の赤字→3120億円の赤字(前の期は69.8億円の黒字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の1686億円の赤字→2356億円の赤字(前年同期は740億円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する計算になる。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 2024年3月期連結業績につきましては、本日、当社が「減損損失の計上に関するお知らせ」で公表しました通り、医薬品でのマイフェンブリー(子宮筋腫・子宮内膜症治療剤)の特許権の減損損失及び北米事業におけるのれんの減損損失の計上等が見込まれることから、営業損益や親会社の所有者に帰属する当期損益が前回発表予想を下回る見通しです。 ▲ 危険だね
今回の決算発表のPPTを見ると…
2024/05/16 11:07
今回の決算発表のPPTを見ると 開発中の薬の中止、中断も開示されている。 一時中断:NS-580 子宮内膜症、慢性前立腺炎の薬剤 中 止:NS-018 骨髄繊維症、炎症性疾患 他に、未公表の大型品期待品があるのだろうか? 今後の見通しは厳しいのかもしれない。 会社の発表を待ちたい。