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先進国に利下げの波 それでも続く円安 2024/06/06 16:46 日経速報ニュース 1449文字 主要先進国で利下げ機運が高まっている。5日にはカナダ銀行(中央銀行)が足元のインフレ局面では主要7カ国(G7)として初めて利下げを決定。 今年は3月にはスイス国立銀行(中銀)が利下げを決め、5月にはスウェーデン中銀も追随。6月6日には欧州中央銀行(ECB)が4年9カ月ぶりに利下げを決めることが市場では確実視されており、G10のうち4つの通貨が利下げ転換する見込みだ。 利下げは通貨にとって売り材料となるはずが、対円では実際にはそうなっていない。「利下げ国」通貨に対する円の騰落率をみると、2月末と比べるとスイスフランに対しては3%あまり下落している。スウェーデンクローナに対しては4%近く下げ、円は対カナダドルでも約3%安い状況が続いている。 円が買われない大きな理由の1つは、日本の絶対的な金利水準の低さだ。上昇したとはいえ、日本の長期金利は1.1%がいったんピークとなり、物価上昇の影響を除いた実質金利はマイナスに沈んだままだ。日銀は3月にマイナス金利政策を解除したものの「欧米並みはおろか、物価目標の2%を超える利上げさえもできない」 利下げを決めた主要先進国がインフレの長期化を警戒し、継続的に政策金利を引き下げることができるかも不透明だ。例えば欧州では5月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値の伸び率が市場予想を上回った。 利下げ局面に入った各国の実質金利はプラス圏にあり、日本との金利差は大きく開いたままだ。日本が大幅に利上げするか、他の先進国が連続利下げに踏み切るかをしない限り、「低金利の円を売り高金利通貨を買う『円キャリー取引』を急いで閉じる必要がない」(りそなホールディングスの井口慶一シニアストラテジスト)ことが円安につながっている。 国内では新NISA(少額投資非課税制度) を使った個人による海外株への投資意欲は旺盛で「毎月幅広い外貨に対する円売りが途絶えない」(三菱モルガンの植野氏)状況だ。市場が織り込むように米連邦準備理事会(FRB)が政策を転換したとしても「米利下げで年内には円高に転換する」との見通しが実現しない可能性もありそうだ。
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2024年5月25日 米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事は24日、 長期的な中立金利の低下は、安全資産に対する需要が世界的に著しく変化していることが要因とみられるが、持続不可能な財政支出がこのトレンドを一変させる可能性があると警鐘を鳴らした。 米国は持続不可能な財政軌道にある」と指摘。 米国債の供給が需要を上回り始めれば、 価格は下がり、利回りは上昇する」として、 そうなれば中立金利に「上昇圧力がかかる」と述べた。 金融政策の短期的な見通しに関するコメントはなかった。 米金融当局者は今年、エコノミストが「r*(Rスター)」と呼ぶ長期の中立金利について、政策議論の中心として取り上げている。背景には、米経済が高金利に対して想定していたほど反応しておらず、中立金利の水準が切り上がったのではないかとの疑問が生じていることがある。 中立金利は、景気を刺激することも減速させることもない政策金利に関する経済的な概念だ。 リアルタイムで測定することは不可能とされ、その推定値は幅広い不確実性を伴う。3月に発表された金融当局者の経済見通しでは推定値のレンジは2.4ー3.8%だった。 ウォラー氏は「Rスターについては、推定値を算出する信頼ある、明快な方法がない理論的概念である点は重要だ」と述べた。 同氏は中立金利の水準を見極める目安として、 実質の米10年債利回りに注目することが有益との考えを示した。 その上で、インフレや経済のボラティリティー低下、世界的な資本市場の自由化、各国の政府機関によるドル資産保有、安全資産を求める米退職者の需要といった複数の要因が米国債利回りを押し下げてきた可能性があるとの見方を示した。
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ウォラー理事のコメント記事です(´・ω・`) ※詳しい記事と差し替えます 米中立金利の押し下げ要因、持続不可能な財政で反転もーウォラー理事 2024年5月25日 0:00 JST 米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事は24日、長期的な中立金利の低下は、安全資産に対する需要が世界的に著しく変化していることが要因とみられるが、持続不可能な財政支出がこのトレンドを一変させる可能性があると警鐘を鳴らした。 ウォラー理事はアイスランド開催された経済会議での講演で「米国は持続不可能な財政軌道にある」と指摘。「米国債の供給が需要を上回り始めれば、価格は下がり、利回りは上昇する」として、そうなれば中立金利に「上昇圧力がかかる」と述べた。 金融政策の短期的な見通しに関するコメントはなかった。 米金融当局者は今年、エコノミストが「r*(Rスター)」と呼ぶ長期の中立金利について、政策議論の中心として取り上げている。背景には、米経済が高金利に対して想定していたほど反応しておらず、中立金利の水準が切り上がったのではないかとの疑問が生じていることがある。 中立金利は、景気を刺激することも減速させることもない政策金利に関する経済的な概念だ。リアルタイムで測定することは不可能とされ、その推定値は幅広い不確実性を伴う。3月に発表された金融当局者の経済見通しでは推定値のレンジは2.4ー3.8%だった。 ウォラー氏は「Rスターについては、推定値を算出する信頼ある、明快な方法がない理論的概念である点は重要だ」と述べた。 同氏は中立金利の水準を見極める目安として、実質の米10年債利回りに注目することが有益との考えを示した。その上で、インフレや経済のボラティリティー低下、世界的な資本市場の自由化、各国の政府機関によるドル資産保有、安全資産を求める米退職者の需要といった複数の要因が米国債利回りを押し下げてきた可能性があるとの見方を示した。
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しかし各国の政策金利 欧米が軒並み5%超え 中韓でさえ3% 南米なんて10%もあり 日本だけが0.01%なんてなぁ 欧米並みになると ここの株価はいくらだ?
ご興味ない方はスルー願います。…
2024/06/09 21:19
ご興味ない方はスルー願います。 金利推移グラフです。 前回3月に投稿してから久しぶりの投稿となります。 個別に見ると 長期金利→景気良し 政策金利→インフレ抑制 長短金利差→景気後退 社債スプレッド→景気強し 🧐長期金利が下がりだし、社債スプレッドが拡大しだすと景気的には危険信号です。 ただ、中立金利自体が上昇している可能性があるとすると、ソフトランディングが現実となるのかなと。 アメリカのイールドカーブを見ても景気減速を市場は予測していますが、実際にどうなるのかは私のような普通の人間には予測不可能です。 各国中銀の頭脳明晰な方々の判断を観測するのみです。