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2023年5月31日にアンジェスは、HGF遺伝子治療用製品コラテジェンの条件解除を求める本承認の申請を厚生労働省に提出しましたが、今年5月30日で1年を迎えることになります。その本承認申請を提出し受理されたときのビデメッセージで、山田社長は次のように語っています。 「2014年11月に条件及び期限付き承認制度が導入以来、いくつかの製品が条件及び期限付き承認を得ることができましたが、条件解除に向けた本承認の申請は、当社のコラテジェンが初めてと認識しております。 重症下肢虚血は、高血圧、高脂血症、糖尿病、脂質異常症と言った生活習慣病や加齢現象などが引き起こす動脈硬化が原因と言われており、血管が狭窄する、あるいは閉塞ことによって血流が止まり、下肢切断を余儀なくされる重篤な疾患です。 血管が詰まっている部位周辺にコラテジェンを注射することで、体内でHGFタンパク質が作られます。このHGFタンパク質の生理作用により新たな血管を作り出す、血管新生による血流回復によって、症状の改善をはかる効果が期待されています。 創業以来、アンジェスは遺伝子治療用製品コラテジェンを主力プロジェクトとして開発に取り組んでまいりました。そして、今こうして、一つの夢が叶うかもしれないところまで来ることが出来ました。 しかし、これはゴールではありません。当社では、コラテジェンを待っている世界中の患者さんに、この薬を届けること、更に新たな疾患に適応拡大していくことで、より多くの患者さんに、この薬を届けられることを新たな目標として、これから尽力して参ります」と。 ◆PMDAは、コラテジェンの本承認申請に対して審査チームを編成し、鋭意検討を進めているものと思いますが、本承認申請への可否が決定された場合には、厚生労働大臣あてに審査結果通知書が提出されます。その場合、厚生労働省は薬事・食品衛生審議会(再生医療等製品・生物由来技術部会)に諮問し、その結論を待って本承認申請の可否を決定するものと思います。 このコラテジェンの国内承認の可否は、山田社長が述べているコラテジェンの海外展開はもとより、肝細胞増殖因子(HGF)を活用した新たな疾患への適応拡大の取り組みや、アンジェスの今後の事業展開にも大きな影響を与えるものなので、注目していきたいと思います。
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今度はコレステロール値についてのデータを紹介してみます。フィンランド保険局が1974年から80年にかけて、40~45歳の男性管理職1222人を対象に調査したデータです。 4か月ごとの健康診断に基づいて数値が高い人には薬を処方し、個人の健康管理などをする「介入群」612人と、健康管理に介入しない「放置群」610人に分けて追跡調査をしたところ、がんによる死亡率、心血管系の病気の罹患率や死亡率、挙げ句は自殺者数に至るまで、すべて「介入群」のほうが「放置群」より高かったのです。 コレステロールは細胞膜の主原料で、人間が生きていくためには欠かせないものです。よく「悪玉」「善玉」と呼んで区分することがありますが、どちらも人間にとって重要な働きをしていることに変わりはありません。 けれども、循環器の医者から見ればLDLコレステロール、つまり「悪玉」が増えすぎると血管壁に入り込んで動脈硬化の原因になるとされます。 ところが免疫学者に言わせれば、コレステロールは免疫細胞の材料になるから、コレステロール値が高い人のほうが免疫力が高いとなります。あるいは、コレステロールは脳にセロトニンを運ぶ働きもあるとされますから、数値が高い人ほどうつになりにくいという報告もあります。 さらには老年医学の立場から見れば、コレステロール値の高い人のほうが男性ホルモンが多いため、齢を取っても活性が高いといった研究もあります。「コレステロール値が多少高いほうが病気も少なく、長生きできる」と主張する医者だっているのです。 つまり「こっちにとっては悪くても、あっちにとっては良いこと」というのは、しばしば起こり得るのです。しかし、いくらこういうデータを並べても、循環器の医者が自分の狭い立場にこだわる限り、「そっちには良くても、こっちには悪いこと」となります。 ちなみに2015年には、コレステロールを「悪玉」視していた厚生労働省も摂取制限を撤廃しました。卵や肉などいくら食べても大丈夫ということになりました。10年もたてば医学常識が変わることなど、いくらでもあるのです。 ◇健康かどうかは自分が決めればいい それでは、どうすればいいのでしょうか。とても簡単なことで、少しぐらい数値が高めでも、今が元気ならそれでいい、というのが私の考えです
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2日に右腕切断の手術が終了したことを発表した元近鉄、中日投手の佐野慈紀氏(56)が同日にSNSを更新。感染症の原因となった糖尿病に関し、正しい理解を呼びかけた。 56歳の誕生日だった4月30日にブログを通じ、感染症により右腕を切断することになったと明かしていた佐野氏。昨年4月に「右足中指の感染」が発覚し、「重症下肢虚血 緊急の為、右足中指を切断」したことを明かしており、足は残すことができたというが、その後「心臓弁膜症」も発覚。血流が滞り、動脈硬化が激しく「一緒に戦ってくれた右腕 感動を分かち合った右腕 明日、お別れする」と、右腕を切断する決断に至ったと記していた。 手術予定日だった1日から一夜明けた2日、「無事に」というタイトルでブログを更新し「終わりました」と手術の終了を報告した。プロで41勝を挙げた右投手が、利き腕の右腕を切断。「感動を分かち合った右腕」に感謝し、今後はリハビリを行うと報告した。 佐野氏の手術により注目を集めた「糖尿病」。ネット上では「不摂生」など、さまざまな意見が飛び交った。 これらの声について、佐野氏は「不摂生してない」と主張。「だから糖尿病は怖いんや!」と病気の怖さを訴え、「勝手な発言は腹が立ちます」と本音を漏らした。
同じようなデータはほかにも… …
2024/05/18 15:56
同じようなデータはほかにも… コレステロール値に ついて…フィンランド保健局…1974年から80年に… 40~45歳の男性…対象…4か月ごとの健康診断に基づいて 数値が高い人には薬…健康管理などを行う「介入群」… と…介入しない「放置群」に分けて追跡調査…がんに よる死亡率、心血管系の病気の罹患率や死亡率…に 至るまで…「介入群」のほうが…高かった… …補足…コレステロールは細胞膜の主原料…「悪玉」 「善玉」…どちらも…重要… 循環器の医者から…悪玉 が増えすぎると…動脈硬化の原因… 免疫学者…コレステ ロールは免疫細胞の材料…コレステロール値が高い… ほうが免疫力が高い…コレステロールは脳にセロトニンを 運ぶ働きも…数値が高い人ほどうつになりにくいという 報告も…さらには老年医学…から…コレステロール値の 高い人のほうが男性ホルモンが多いため…活性が高いと …も…「コレステロール値が多少高いほうが病気も 少なく、長生きできる」と主張する医者だっている… つまり「こっちにとっては悪くても、あっちにとっては いいこと」…しばしば起こり得る… 2015年…コレステロールを「悪玉」視…厚生労働省も 摂取制限を撤廃…卵や肉などいくら食べても大丈夫…に 10年もたてば医学常識が変わる…など、いくらでもある…』