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投稿コメント一覧 (2688コメント)

  • ようやく眠りから覚めました。

    2021年5月11日に開催された塩野義製薬のカンファランスでの手代木社長の以下のコメント

    「COVID-19 以外の研究開発についても順調に進展をしているものでございますから、例えばがんでありますとか、それ以外の、われわれが今そこまで強いエクスパティーズを持っていないものをどうやって開発をグローバルに進めていこうかという中においては、アセット導出とか、パートナリングも考えなければいけないだろう。」

    の件ですが、お相手はAstraZeneca社かもしれませんね。

    PD-L1抗体とオンコのがんペプチドワクチンの併用療法(P1b/2)が膀胱がんを適応としてUKで始まりそうです。
    AstraZeneca社のエースであるdurvalumab(IMFINZI)とのペアリングですね。
    これまでの治験データからしてこれ以上ないシナジー効果があるように思われます。
    このコラボが他のがん種にまで拡大されたらそれは凄いことになるかもしれませんよね。

    NCT04106115
    DURvalumab in Combination With S-488210/S-488211 vAccine in Non-muscle Invasive Bladder CancEr (DURANCE)

    Sponsor:
    University College, London

    Collaborators:
    AstraZeneca
    Shionogi

    Estimated Enrollment : 64 participant
    Estimated Study Start Date : July 1, 2021
    Estimated Primary Completion Date : August 31, 2024

  • >>No. 623

    Takezoさん。はじめまして。

    吾輩の飼い主はTakezoさんには随分とお世話になったと常々申しておりました。
    飼い主に成り代わりまして御礼申し上げます。

    吾輩のデビューがここになったのは、ここが飼い主が最初に関わったバイオベンチャーだったからです。

    ここが然るべき時を迎えたら飼い主に報告にいくつもりです。
    その時には飼い主が復活するかもしれません。

  • オンコが昨年以降に取得した5件のがんペプチドワクチン関係の特許権は、それまでのHLA-A24またはHLA-A02拘束性(日本人にはこれらの2つのタイプが非常に多い)ではなく、HLA-A03、HLA-A01、HLA-A11またはHLA-A33拘束性となっていますね。

    HLA-A03およびHLA-A01は「白人」の中でよく見られるアリルであり、HLA-A11およびHLA-A33は、「アジア人」の中でよく見られるアリルです。

    先日投稿いたしましたが、塩野義製薬の手代木社長は5月の決算説明会の場において、オンコロジー領域でのパートナーリングを含めた「グローバル展開」についてふれています。

    はたしてオンコの直近におけるがんペプチドワクチンの特許権内容は、今後の塩野義の世界戦略とはどのような関係があるのでしょうか。
    大変興味深いところであります。

    下記はオンコが2020年以降に取得したがんペプチドワクチン関連の特許権の内容で、左から順に、エピトープペプチドの種類、特許権取得日、HLAタイプとなっています。

    ・URLC10 2020年5月27日、HLA-A11またはHLA-A03拘束性
    ・CDCA1 2020年5月27日、 HLA-A11、HLA-A33またはHLA-A03拘束性
    ・KOC1 2020年9月16日 HLA-A11、HLA-A33、HLA-A03またはHLA-A01拘束性
    ・MPHOSPH1 2021年4月14日 HLA-A11またはHLA-A33拘束性
    ・FOXM1 2021年 5月19日、HLA-A33またはHLA-A01

  • 今日はアナリスト向けの説明会の日ですね。
    目新しい話は特に出ないのかな。

    このところオンコのIRは活発になって来ていますよね。
    これまでに実施されてきたがんペプチドワクチンの試験結果について、この半年ほどの間に膀胱がん、卵巣がん、子宮頸がん、胆道がんと立て続けに発表してきましたね。
    またこれまで説明会の開催は5月と11月に実施されることになっていたのが今年に限っては3月にも実施されていましたね。
    さてこういう動きは何かを暗示しているのでしょうか?

    いずれにしても今はもう待つだけですね。

  • 近畿大学医学部上部消化管外科学教授の安田卓司氏のコメント(がんサポート2021年4月号より一部を抜粋)

    「臨床試験では全員に3種類のがんペプチドワクチンを投与したが、全員が同じように細胞傷害性T細胞を誘導できたわけではなかった。3種類のペプチドがすべて細胞傷害性T細胞を誘導した人もいれば、2種類だけの人も、1種類だけの人も、0種類の人もいた。そして、細胞傷害性T細胞を誘導したがん抗原ペプチドの種類が多いほど、再発が起こりにくいことがわかった。2種類以上のがん抗原ペプチドで細胞傷害性T細胞を誘導した症例は投与患者さんの9割以上であったが、その症例では明らかに生存期間が延長していたのである。」

    果たして近大の3種類のがんペプチドワクチン(URLC10、 CDCA1 および KOC1)から5種類のがんペプチドワクチン(上記の3種類にDEPDC1及びMPHOSPH1)に増やした効果はどれほどのものなのでしょうか。

    極めて単純に数の優位でプラスになるのでしょうか。それとも却って効果が減殺されてマイナスになるのでしょうか?

    随分と待たされましたね。(笑)
    自分としてはその分だけ調べる時間が与えられることになりました。
    S-588410のP3試験結果の発表が本当に楽しみです。

  • もう今更という気がしますが、時期的にコメントする機会がなくなるかもしれないので投稿しておきます。

    トップラインデータでスッキリいくことが望ましいのですが、治験結果の評価として総合的な判断が必要な場面があるかもしれません。
    その場合には副次評価項目ながら「生存期間」が極めて重要なファクターになると思われます。

    この点に関連して、近大の臨床試験結果には以下のような内容が含まれています。
    再発後のステイタスはワクチンGとコントロールGとではかなりの相違がありそうですね。ご参考まで。

    Post-recurrence ECSS curves of patients with solitary recurrence was more favorable in the VG with 3-year survival rate of 55.6% and median survival time of 39 months than the CG with 0% and 19 months, respectively, reflecting the clinical outcome of post-recurrence therapy.

    ECSS: Esophageal cancer-specific survival
    VG: Vaccine Group
    CG: Control Group

  • >>No. 959

    Takezoさん。おはようございます。

    おっしゃるようにあとは待つだけですね。
    2021年5月10日に実施された塩野義の説明会資料の中での「主なパイプラインのキーイベント」として、S-588410のP3の速報が1Qとありますので本当にあと少しでしょうね。
    もう何も思い残すことはありません。(笑)

  • 久しぶりに良いニュースが出ましたね。
    6月に向けて連発してくださいね。

  • 1Qは残すところ1ヵ月になりました。
    いよいよ発表ですね。

    ・はたしてがんペプチドワクチンは十分なCTL誘導能を発揮したのか?
    ・ペプチドの種類が増えた場合、その誘導能は増強されたのか?
    ・それらのCTL誘導能は臨床的効果とどう結びつくものなのか?
    ・臨床的効果が認められるとした場合、その効果はどの段階から顕在化するのか?
    ・T-regやPD-1、PD-L1等に係るネガティブな影響はどの程度あったのか?

    等の影響により、治験の評価結果として

    ・再発予防効果及び生存期間延長効果は「有意差」を持って認められたのか?
    ・その結果は多少なりとも交錯するものなのか?

    等が開示されるでしょうね。

    まあ速報なので簡潔なトップラインデータだけの公表かもしれませんね。
    いずれにしても今回の結果は塩野義とオンコセラピーの11年以上に及ぶ研究開発の集大成です。自分としてはトップラインデータ以外として、

    ・効果に明確な差異が認められるグループがあるのか?
    ・あるとしたらその峻別のメルクマールは何か?
    ・明確な峻別ができた場合、今後より一層の臨床的効果を求めて将来実施される可能性が高い「免疫チェックポイント阻害剤」との併用療法での「バイオマーカー」を創出できるのか?
    ・あるいは臨床的シナジーをより発揮しやすいプロトコル(治験デザイン)を組むことになるのか?

    等の情報も速やかに発信されることを期待しています。

    2015年にS-588410のP3治験が始まってからこの6年間で、世界のがん治療薬開発の方向性はかなり変わって来ています。

    現在は多くの製薬会社が「術後補助療法」による「再発阻止」に比重を置くようにシフトしてきています。
    がん患者にとって決定的に重大な「術後の再発」を如何に予防していくかは全てのがん種で極めて重要なテーマになりました。

    再発阻止には現在の「免疫チェックポイント阻害剤」のみでは十分ではありません。そのため世界のメガファーマは自社の「免疫チェックポイント阻害剤」と併用することによってシナジー効果を発揮できる薬剤を渇望しています。

    オンコとしては、まずは食道がんの「単剤」でのP3治験で良好な結果を出し、
    がんペプチドワクチンが最もその有効性を発揮できるであろう「術後補助療法での免疫チェックポイント阻害剤との併用療法」を、現在のパートナーである塩野義の世界戦略と共に、さまざまながん種に拡大していくことが重要なテーマになっていくことでしょう。
    その一端は既にAstraZeneca社と塩野義のコラボによる膀胱がんのP1b/P2試験となって現れてきていることは先日の投稿で述べたところです。

    P3の結果発表を目前にして様々なことが脳裏をよぎりますが、自分の結論は昨年の秋から全く変わるところはありません。

  • >>No. 1261

    Revさん。こんばんは。
    大変すばらしい投稿をされている方だと以前より存じあげておりましたが、今回も貴重なご意見をありがとうございます。

    自分もOSよりもRFSでの有意差を得ることの方がハードルは高いとは思っています。
    この点については塩野義もオンコも共通の認識だと思いますが、治験期間や効率を考えて、まずはRFSをPrimaryとせざるを得なかったと思われます。

    そして自分はそのRFSにおいても十分に有意差を示せるのではないかと考えております。

    まずCTL 誘導率についてですが、塩野義のP1治験でのデータによると新たに追加されたDEPDC1とMPHOSPH1の誘導率はそれぞれ26.7%及び40.0%となっていたかと存じます。
    しかしこれらは投与期間がおよそ5週間程度の極めて短期間でのPBMCsの比較から得られたデータですので、S-588410のP3治験での94週間の投与期間を考慮すれば、実際の誘導率は遥かに高くなると考えております。

    また近大のSample数である63症例と、S-588410のSample数270症例(がんサポート2021年4月号によると最終的なSample数は300を超えている模様)とでは後者の方が有意差ありの結果が得られやすいと考えております。(もちろん設定された検出力、有意水準の問題はありますが)

    さらにキーオープンの時期が現時点まで延期されたことは自分としてはより有利になったと思わざるを得ません。
    何度か塩野義に確認いたしましたが、プロトコル上で一定のイベントが発生することがキーオープンの条件になっていたことと存じます。

    そしておっしゃるようにサブグループ解析ではかなりインパクトのある結果(RFS及びOS共に)が示されるであろうことも自分の判断を支えています。
    どういう条件ならば圧倒的に効くのか、あるいは効かないのかが明確に示されると思っています。必ずしも「Primary でのP値」が「全てではない」ですよね。

    いずれにしてもP3の成否がどうなるかは誰にも断言することはできませんよね。
    そして最も重要なことはP3の結果を受けて塩野義がどう動くかということだと思っています。この点についてはいずれ投稿したいと思っております。

  • >>No. 1269

    ご意見に賛同いたします。

    そしてCTL(-)/PD-L1(-)と CTL(-)/PD-L1(+) の真逆の結果には却って将来のとてつもない可能性を感じています。

  • >>No. 1269

    もしこの情報があったならば、現在エルパモチドが膵臓がん治療薬として認められていたのではないかとさえ思っています。

  • まずは反撃の第一弾ですね。

    今月はSP-05のIsofol社のライツイシュー 関連もスッキリするでしょうし、SP-02のイベントも期待できるのでかなり良好なパフォーマンスとなるのでしょうね。

  • >>No. 1272

    Revさん。こんにちは。
    深夜に再度ご返答を頂いていたのですね。

    おっしゃるようにさすがに「PD-L1 の発現率が50%のがん細胞が3割」となると有意差を打ち出すのはなかなか大変になりそうですね。

    その中でも近大の試験でカテゴライズされている「CTL(-)/PD-L1(+)」というタイプは、がん免疫サイクルが既にかなりの程度歪められている状況(特にエフェクター相およびプライミング相)と思われます。
    T細胞は既に疲弊していて、尚且つ、がんによるブレーキは強力に踏み続けられている状況ですから、がんペプチドワクチンを投与することにより正常ながん免疫応答を復活させるということはかなり難しいのでしょうね。
    このカテゴリーに対しては免疫チェックポイント阻害剤の力が必須だと思います。

    はたしてS-588410のP3治験参加者の母集団にこのようなタイプがどの程度含まれているのでしょうかね。
    また有意差に関しては270名(最終的には300名以上となった模様)の実薬・プラセボの組入れ比率も影響を与えてくるものと思われます。

  • >>No. 1303

    坂口志文氏執筆で2020年10月20日発行(講談社)の「免疫の守護者 制御性T細胞とはなにか」を読んでから投稿しなさんな。

  • >>No. 1280

    ブラッククルーさん。こんにちは。

    たぶん併用薬はオプジーボではなくイミフィンジ(Durvalumab/AstraZeneca社)になるのではないかと思っています。

    またオンコのペプチドワクチンについては安全性にはほとんど問題がないので、いきなりP2/P3入りかもしれませんよね。

    その場合はほとんど全てのがん種が適応対象となりうるのでしょうね。
    エピトープペプチドは43種類ありますのでその組み合わせはほとんど無限です。(笑)

    もちろんホルダーの妄想ですが。

  • >>No. 1284

    Takezoさん。こんにちは。

    ついに6月になりましたね。
    待つのは楽しくもあり、苦しくもありますね。(笑)

    どんなに素晴らしい薬でも全ての患者さんに効くわけではありません。
    現在、がん治療分野で圧倒的な免疫チェックポイント阻害剤でも恩恵を受けるのは
    精々で3割弱の方々です。残り7割以上の患者さんには無効です。

    オンコのがんペプチドワクチンはどうやらどのようなタイプの患者さんに効くのか、
    あるいは効かないのかを見出しつつあるようにみえます。
    そしてそれは明確なバイオマーカーとともに世に出そうな気がしています。

    自分はあともう少しだと思っています。

  • >>No. 1309

    Revさん。

    ご教授頂ければと思います。
    あの治験結果は公表されているのでしょうか?
    自分は今のところゲットしておりません。

  • >>No. 1315

    大変ありがとうございます。

    あの当時はショックで調べる気力さえなくなっていたのかもしれません。(笑)
    貴重な情報をありがとうございました。

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