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米10年国債【^TNX】の掲示板 2018/09/01〜2020/06/20

>>350

NY債券、続伸 10年債利回り2.67%、FRBの「ハト派」姿勢受け買い

30日のニューヨーク債券市場では長期債相場が3日続伸した。長期金利の指標である表面利率3.125%の10年物国債利回りは前日比0.04%低い(価格は高い)2.67%とこの日の最低水準で終えた。米連邦準備理事会(FRB)が30日に開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明や議長会見で、利上げや保有資産の圧縮策に慎重な姿勢をみせた。FRBが想定よりも「ハト派」寄りだと受け止められ、債券が買われた。

FOMC声明で政策の先行きを示すフォワードガイダンスを前回の「緩やかな追加引き上げが適切」から「(利上げを)我慢できる」へ修正した。声明では景気や物価についても前回12月から認識を弱めた。パウエル議長もFOMC後の会見で「利上げの必要性は低下した」と述べた。

声明と併せて公表した資料で、資産圧縮についても経済・金融市場の動向に応じて修正すると表明。パウエル議長も会見で、資産圧縮政策の終了時期が早まる可能性があると指摘した。債券需給が引き締まるとの見方から長期債が買われた。

FOMC前には債券は売られる場面もあった。主要企業の決算を好感した買いで、朝方から米株式相場が大幅に上昇した。投資家が運用リスクを取りやすくなり、相対的に安全資産とされる米国債の重荷となった。

朝に発表された1月のADP全米雇用リポートで非農業部門の雇用者数(政府部門除く)が市場予想を大幅に上回る伸びとなった。2月1日発表の米雇用統計でも雇用者数が上振れするとの観測につながった。この日の10年債の最高利回りは2.73%だった。

2年物国債相場は続伸した。利回りは前日比0.06%低い2.51%で取引を終えた。利上げ観測が後退し、政策金利に連動しやすい2年債には買いが優勢だった。

米財務省証券(TB)3カ月物金利は2.36~2.38%だった。