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トルコ リラ / 日本 円【tryjpy】の掲示板 2020/11/04〜2020/11/09

これ、貼り忘れてた。
日曜の日経朝刊。
今さら読んで動揺する人がいたら、その人は勉強不足。
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『トルコ、通貨安加速も、総裁更迭、中銀の独立性に疑念』
 【イスタンブール=木寺もも子】
トルコ中央銀行のウイサル総裁が7日、エルドアン大統領によって更迭された。
法律違反の可能性がある総裁更迭は1年4カ月ぶりの2回目で、
同中銀の独立性への疑念は一段と深まった。史上最安値を更新し続ける
通貨リラへのさらなる下落圧力となる可能性もある。
 ウイサル氏を解任する大統領令は、7日未明に公表された官報で
明らかになった。理由は明確に示していない。
後任のナジ・アーバル新総裁(52)は財務省出身で2015~18年に
財務相を務め、直近では大統領府で予算案作成を担当していた。
中銀での業務経験はない。エルドアン氏と関係が近いとされる。
 ウイサル氏は就任した19年7月以降、金利を「悪だ」と断じる
エルドアン氏の意向に従って20年5月までに計15・75%の
利下げを実行した。リラは下落が止まらず、中銀は9月、
2年ぶりの利上げに踏み切った。エルドアン氏はウイサル氏の
金融引き締めに不満を抱いた可能性がある。
 アーバル氏は19日に総裁として初めての金融政策決定会合に臨む。
能吏として知られるが、エルドアン氏の意向をくみながら
市場とうまく対話できるかが焦点だ。利上げが期待できないとみられれば
リラ売りは加速する可能性がある。
 交代劇はトルコ中銀の独立性への信認をさらに傷つけた。
エルドアン氏は19年7月にも当時のチェティンカヤ総裁を突然更迭し、
副総裁だったウイサル氏を後任に充てた。エルドアン氏は利下げの要請に
従わなかったのが理由だと公言する。
 トルコの中銀法は総裁の立場を保障する。エルドアン氏は
18年の政令で任免権は大統領にあると定めたが、
憲法は法律が政令に優越すると定める。
 エコノミストで元中銀副総裁のイブラヒム・トゥルハン氏は
7日のツイッターで、大統領令による更迭は「許されない」と批判し、
通貨の信認が失われてインフレを招くと指摘した。