オーストラリア ドル / 日本 円【audjpy】の掲示板 2016/05/12〜2016/05/13

2日前の米ロイターの独占記事だけど、なぜか日本では全く報道されていないようなので、紹介しておきます

Exclusive: U.S. investigates market-making operations of Citadel, KCG
Tue May 10, 2016 4:20pm EDT
ttp://www.reuters.com/article/us-usa-stocks-probe-exclusive-idUSKCN0Y11CJ

内容的には、ダークプール絡みの既知の問題ではあるけれども、「公民権の侵害」という観点から調査を進めているのは、今回の調査が初めてと目されている
米SECルールは、ブローカーに対して、「取り得る最善の約定価格」を顧客に提供しなければならないことを要求している
しかし、ウォールストリートで実際に行われている「悪しき慣行」は、個人投資家相手のオンラインブローカー（E*Trade、TD Ameritrade、Charles Schwabなど）が自己の顧客である個人投資家が出した株式あるいはオプションに関するオンライン注文を、ヘッジファンドCitadelなど巨大なダークプール市場を有するHFTマーケットメーカーに売り（業界の暗黙の相場では、25セント～1ドル）、彼らHFTマーケットメーカーに、その相手方に立つ権利を与えていることである
もちろん、彼らHFTマーケットメーカーが買うのは、個人投資家を犠牲にして、ほとんど無リスクであぶく銭（スプレッド）を稼ぐためである
その結果、個人投資家は、「取り得る最善の約定価格」ではない不利な約定価格を掴まされていると考えられている
この行為が「公民権の侵害」に該当するか否かである
Citadelは、依然として、この慣行がない場合より、個人投資家はより有利な約定価格を得ていると反論している
何を持って、「取り得る最善の約定価格」と言うべきなのか
金融・証券取引が専門のある米法律事務所は、この「悪しき慣行」は違法である可能性が高いとし、また米Financial Industry Regulatory Authorityも、警告を発している