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 ゴールデンウィーク(GW)前後の時期は国内勢が休暇に入ることから、とかく仕掛け売りが出やすいというアノマリーが市場では定着しつつある。しかし本当にそうなのだろうか?過去7年間のGW前後のドル円相場の動きを検証してみた。

2008年 円高進行
GW期間中はほとんど動きがなかったものの、GW明け直後の5月7日に105.6円であったのが、5月9日には102.6円へと下落している。

2009年 円高進行
GW明け直後5月5日から15日までの10日間で99.7円が94.7円へと5円近く下落している。

2010年 円高進行
ギリシャのソブリンリスクが発生したため、GW最終日の5月5日から翌日にかけて94.9円から87.9円へと7円ほど急落を遂げている。

2011年 円高進行
GW直前の4月27日から最終日の5月5日までの8日間で82.7円から79.5円まで3.2円下落している。

2012年 円高進行
GW前から期間中の4月25日から5月1日までの6日間で82.7円から79.5円まで3.2円下落

2013年 円安進行
 アベノミクスの開始時期だったこの年は、4月29日に97.33円をつけた後、連休明けの5月7日には99.43円まで上昇し期間中に2円以上の上昇を果たし、例年と違う動きを見せた。

2014年 若干の円高進行
 GW連休入り前の4月28日に102.02円をつけたが、5月2日の米国雇用統計の好調を受けて103.2円まで上昇、その後101.48円まで下落している。高低差は約1.54円。

 このように、2008年から2012年までは、ギリシャのソブリンリスク以外はさしたる明確な理由がないままに下落している。2013年はそれまでの動きを払拭する形で上昇したが、この後の5月23日にバーナンキ議長の量的金融緩和政策(QE)終了宣言で株も為替も暴落を遂げることになった。

 2014年はそれほど大きな動きは見られず、アノマリーという程にはなっていない。以上のような状況で、過去7年では確かにGW後に下がるケースが多くなっていることは事実のようだ。したがって、ポジション管理としてGW期間中にはできるだけノーポジションにしておくことでリスクを下げられる。

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