ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

ソフトバンクグループ(株)【9984】の掲示板 〜2015/04/15

携帯で儲からなくなった時のことを考えてソフトバンクは電力事業に手を突っ込む。実際に率いるのは副社長の藤井宏明。
■買収したい電力会社は…

 さらにソフトバンクは秘策として、お得意のM&Aを仕掛けるタイミングを計っている。

 「すべての電力会社の時価総額と経営状態を調べてくれ」――。昨秋、孫は部下にこう命じたことがあったという。電力会社を買収するならどこがいいのか……。

 出した答えは「Jパワーだった」(関係者)。

 なぜJパワーなのか。水力や風力の発電設備は国内屈指。東電や関西電力など地域独占に安住する電力会社と違って、小売部門を持たないJパワーは危機感が強く海外展開が進んでいる。米国やアジアで火力や風力を手掛け、海外で370万キロワットの設備を持つ。Jパワーを傘下に収めれば、アジアでの電力事業基盤が手に入り、「アジアスーパーグリッド構想」には確実に追い風になる。

しかもJパワーは唯一、北海道と本州を結ぶ電力海底ケーブル(容量60万キロワット)を持っており、ロシアからの電力輸入が実現すれば、この施設を使って本州に電力を供給できる。

 Jパワーの時価総額はおよそ4000億円。英ボーダフォンの携帯事業買収に1兆7500億円を投じたこともあるソフトバンクにとってさほどの問題ではなかったが、後に急浮上したスプリントの買収を優先したようだ。

 現時点ではエネルギー分野での大型買収は様子見という。もっともJパワーは大間原発を建設中。「脱原発」の孫が原発運営に手を出すわけにはいかないので、仮に買収しても大間原発を抱えるのは難しいだろう。