DMM.com証券
口座開設・手数料・新NISA・銘柄数などまとめ

まずは、DMM.com証券の基本情報を解説します。ポイント還元を受けられたり、株式を担保にして取引できたりとさまざまな特徴があるので、ひとつずつ詳しくみていきましょう。

DMM.com証券では、国内株式取引手数料の1％がポイント還元されます。付与されるポイントはDMM 株ポイントと呼ばれ、1ポイント＝1円で換金が可能です。

DMM 株ポイントは1営業日の合計手数料をもとに計算され、翌営業日に付与されます。たとえば、1営業日の取引手数料が660円だった場合、付与されるは66ポイントです。小数点以下のポイントは切り捨てられます。

ためたポイントは、パソコンサイトまたはスマホアプリで確認や交換が可能です。ポイントを現金化するとDMM 株口座に入金されるので、そのまま次の取引にも利用できます。

DMM 株ポイントの有効期限は、付与された日から1年以内です。失効を防ぐためにも、ポイントはこまめに現金化しておくことをおすすめします。また、米国株式はもともと手数料が無料なので、ポイント還元の対象外です。

DMM.com証券では保有している国内株式・米国株式を、ほかの取引の担保に利用できます。別途現金を用意することなく、既存の資産で新たな投資ができるため、資金効率を上げられるでしょう。

国内株式を担保にできるのは、国内信用取引とFXです。国内信用取引では、担保に出した株式の前営業日最終価格の80％分、FXでは70％分を取引に利用できます。配当や優待の権利を保有した状態で担保に出せる点も大きなメリットです。

米国株式の場合は、国内信用取引だけが担保サービスの対象とされています。信用取引の保証金に換算されるのは、担保に出した株式の前々営業日最終価格の60％です。担保にできる米国株式は限られているので、事前に公式サイト（外部サイト）で確認しておくとよいでしょう。国内株式と米国株氏の両方を担保に出して、信用取引を行うことも可能です。

なお、FX取引を行う場合は、別途専用口座を開設しなければなりません。担保サービスの手続き自体は、取引ツールの簡単な操作で完了させられます。

DMM.com証券なら、最短即日の株取引が可能です。口座開設手続きもスマホやパソコンから手軽に進められます。

口座を開設する際は、公式サイトから手続きを行いましょう。専用フォームに必要事項を入力し、本人確認およびマイナンバー確認書類を提出します。本人確認書類に利用できるのは、個人番号カード・運転免許証・保険証・パスポートなどです。マイナンバー確認書類には、個人番号カード・通知カード・マイナンバーが記載された住民票の写しまたは住民票記載事項証明書が利用できます。

本人確認およびマイナンバー確認書類は、アップロード・メール・FAX・郵送でも提出できますが、手続きを急ぐ場合は「スマホでスピード本人確認」がおすすめです。本人確認書類・マイナンバー確認書類・本人の顔をスマホで撮影して送信するだけで、最短で当日中に口座が開設し、取引を始められます。本人確認書類などを提出したあと、口座開設が完了すれば登録したメールアドレスに通知されるので適宜確認するようにしましょう。

なお、口座開設や国内株式・米国株式の入庫は無料で行えます。ほかの証券会社から乗り換える際も、費用負担を最小限に抑えられるでしょう。

次に、株取引の手数料を抑える方法を紹介します。手数料は取引内容によって高額になることもあるので、余計な支出を避けたい人は要チェックです。

25歳以下であれば、国内株式の現物取引手数料が実質無料です。

通常、国内株式の現物取引では、1注文の約定に対して手数料が発生します。5万円以下で55円、10万円以下で88円、20万円以下で106円と約定代金が高くなるほど、手数料も上がっていく仕組みです。しかし、26歳になる月の月末までは、毎月支払った手数料全額が翌月20日に口座へ入金されます。

キャッシュバック金額には、上限もありません。ただし、特典・キャンペーンの一環で実施されているサービスなので、予告なく変更や中止される可能性がある点は理解しておきましょう。

国内信用取引には一般コースとVIPコースがあり、VIPコースが適用されると取引手数料が無料になります。

2023年12月29日まではキャンペーンにより一般コースでも1約定300万円超であれば手数料は無料ですが、300万円以下の場合に88円を支払わなければなりません。VIPコースであれば約定金額やキャンペーンの有無に関わらず、国内信用取引手数料が常に無料です。

VIPコースは、一定の条件を満たした利用者にのみ適用されます。当日の信用新規建約定代金が合計5,000万円以上、当日取引終了時点の未決済信用建玉が残高5,000万円以上のどちらかを満たせば、翌営業日の手数料が無料。1カ月の信用新規建約定代金が合計5億円以上、毎月20日時点の未決済信用建玉残高が5億円以上のどちらかを満たせば、翌月の手数料が無料になります。

VIPコースが適用されているかどうかは、取引ツールのDMM株 STANDARDまたはDMM株で確認が可能です。ホーム画面などに「VIP」の文字が表示されます。

DMM.com証券は、米国株の取引を検討している人にもおすすめです。米国株の取扱銘柄数が多く、取引手数料も無料に設定されています。

DMM.com証券が取り扱う米国株式の銘柄数は2,000以上と、証券会社のなかでも比較的ラインアップは豊富といえるでしょう。よほどのこだわりがない限りは、希望に沿った銘柄が見つかるはずです。

米国株式は、常に手数料無料で取引できます。ただし、売買時に1ドルあたり25銭の為替スプレッドがかかる点には注意してください。為替スプレッドとは、円とドルを交換する際に発生する手数料に近いものです。基本的にはどの証券会社でも、米国株式の売買時に支払う必要があります。なお、SBI証券・楽天証券では、為替手数料無料で利用可能です。

DMM.com証券は、NISA口座の開設も可能です。「つみたて投資枠」については利用できませんが、「成長投資枠」の利用が可能です。米国株式も投資対象なので、資産運用を効率よく進められるでしょう。

ここからは、取引ツール・サポート体制を解説します。利便性を重視して証券会社を選びたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

まずは、無料で使える取引ツール(DMM株 PRO＋、DMM株 STANDARD、DMM株)を紹介します。取引ツールの機能や使いやすさは、運用成果に影響することもあるので要チェックです。

DMM株 PRO＋｜高機能トレーディングツール

DMM株 PRO＋はDMM.com証券が提供しているツールのなかでも、特に高い機能を備えたトレーディングツールです。パソコンに専用ソフトをインストールして利用します。

DMM株 PRO＋の特徴は、多彩な注文機能です。新規注文時に利益確定と損切りの条件を設定したり、ワンクリックで即時に発注したりする機能などがあります。最大32銘柄のチャートを表示できるほか、30種類以上のテクニカル指標も用意されているため、チャート分析も効率的に行なえるでしょう。Windowsだけでなく、MacのOSに対応しているのもうれしいポイントです。

DMM株 PRO＋は、ある程度の投資経験がある人におすすめのツールといえます。ほかのツールでは対応していない細かな注文方法やチャート分析機能を活用すれば、運用成果の向上も期待できるでしょう。

DMM株 STANDARD｜使いやすいシンプルな取引ツール

DMM株 STANDARDは、使いやすさを重視したシンプルな取引ツールです。ウェブブラウザ上で動作するため、専用ソフトをインストールすることなく手軽に利用できます。

DMM株 STANDARDの特徴は、操作が比較的単純であることです。例えば、注文画面はどの画面からでもワンクリックで表示させられます。決算情報などもグラフや図とあわせて確認できるので、理解度が一層高まるはずです。OSは、WindowsとMacの両方に対応しています。

DMM株 STANDARDは、投資経験の少ない人におすすめのツールといえるでしょう。シンプルな操作性を実現しながらも、取引・入出金・銘柄検索・ポイント交換などの基本的な機能はすべて集約されています。操作性や取引方法によほどのこだわりがない限り、不便を感じることは少ないでしょう。

DMM株｜いつでもどこでも取引できるスマホアプリ

DMM株は、スマホで使用する株取引アプリです。iPhoneでもAndroidスマホでも使用できます。

DMM株の特徴は、用途に応じて2つのモードを切り替えられることです。投資初心者の場合は、かんたんモードの利用がおすすめ。直感的な操作で銘柄を検索したり、注文を出したりできます。株価の値上がり率ランキングやアナリストの予想もチェックできるので、投資先に悩んだときの参考になるはずです。

投資に慣れている人であれば、ノーマルモードを利用するとよいでしょう。ワンタップ注文に対応しているほか、最大2,000銘柄までの銘柄登録機能なども備わっているので効率的に取引を進められます。多彩なテクニカル指標が搭載されており、横画面表示やトレンドラインの描画にも対応しているため、高度なチャート分析も可能です。

DMM株は、外出先でも株取引を行いたい人にぴったりのツールといえます。スマホさえあれば、いつでもどこもで取引が可能です。普段は自宅で取引している場合でも、DMM株をインストールしておけば、いざというときに活用できるでしょう。

次に、入出金や振替の方法を詳しくみてみましょう。選択する方法によっては、すべて無料で手続きできます。

入金方法はクイック入金・振込入金の2種類

株取引口座の入金方法は、クイック入金か振込入金の2種類から選べます。

クイック入金は、インターネットバンキングを利用して入金するサービスです。手数料無料で、24時間リアルタイムに入金が反映されます。取引ツールからオンラインで手続きできるので、銀行やATMに足を運ぶ必要もありません。ただし、平日15:30～17:00、月～土曜日4:00～6:30、日曜日3:00～5:00は入金手続きが停止するので注意してください。

振込入金は、銀行窓口やATMなどから指定口座に振込む方法です。指定口座の情報は、各取引ツールの情報照会ページやマイページなどから確認できます。口座への反映時間は、証券会社に着金してから約30分後です。振込手数料は利用者が負担しなければなりません。

入金方法は自由に選択できますが、基本的にはクイック入金の利用がおすすめです。手数料不要で入金が即時反映されるので、振込入金よりもお得かつ便利といえます。

出金や振替も無料でできる

株取引口座の出金・振替は、基本的に無料で行えます。

出金は、各取引ツールから手数料無料で予約が可能です。平日15:00までの予約で翌営業日、平日17:00以降や土日祝日の予約で翌々営業日に出金できます。平日15:00～17:00は、出金予約の受付が停止するので注意してください。

FX口座やCFD口座など、ほかのサービス口座との資金振替もマイページや各取引ツールから手続きできます。振替はリアルタイムで口座に反映され、手数料もかかりません。ただし、毎日一定期間の振替入金停止時間が設けられているため、事前に確認しておくことが大切です。

株取引口座の株式をFX口座に振り替え、担保に出せることも覚えておきましょう。株式時価の70％相当額をFXの証拠金に充てられます。振替手数料は無料、振替先への反映タイミングは予約完了後の翌国内営業日です。

株取引に関する問い合わせ方法は、メール・電話・LINEの3種類から選択が可能です。

メールの場合は、専用フォーム（外部サイト）から問い合せたい項目を選択し、氏名・メールアドレス・電話番号・問い合わせ内容などを入力します。問い合わせ内容によっては、電話で返答されることもあるので着信に注意しておきましょう。

電話で直接話を聞きたい場合は、フリーコール0120-961-522に連絡する必要があります。受付時間は、冬時間は月曜日の7:00から土曜日の6:50、夏時間は月曜日の7:00から土曜日の5:50です。

気軽に問い合わせたいときは、LINEを活用するのもよいでしょう。カスタマーサポートの公式IDを友達追加しておけば、いつでもどこでも質問を投げかけられます。ただし、受付時間はフリーコールと同様に、月曜日の早朝から土曜日の早朝までです。

なお、株取引に関する基礎情報やよくある質問は、公式サイト（外部サイト）で確認できます。初心者向けにわかりやすく整理されているので、多くの疑問は自力でも解決できるはずです。