日経平均株価は15日、前日比99円74銭安の3万8707円64銭と反落した。前日の米国株安や半導体株安を受けて弱含む展開となった。一方、TOPIX(東証株価指数)は続伸し9.21ポイント高の2670.80ポイントで引けた。東証プライム市場では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を上回った。
この日は売り先行で始まった日経平均が持ち直し、後場開始直後には前日比1円30銭高の3万8808円68銭とプラス転換する場面もあったが、その後は週末要因で伸び悩んだ。来週は日銀の金融政策決定会合とFOMC(米連邦公開市場委員会)を控え、上値を追う動きが広がらなかった。
ただ、プライムでは100銘柄超が昨年来高値を更新し、6割近い銘柄が前日比で上昇した。リード役の半導体関連から離れた資金や、個人の買いが幅広い銘柄に向かっているようだ。
プライムの出来高は23億6898万株、売買代金は5兆7934億円となり、値上がり銘柄数977に対し値下がりは632で、変わらずが47だった。
業種指数は全33業種中23業種が上昇し、10業種が下落した。INPEX <1605> や石油資源 <1662> などの鉱業、富士石油 <5017> 、コスモエネH <5021> などの石油石炭製品、東電力HD <9501> 、レノバ <9519> などの電気・ガス、三菱商 <8058> 、三井物産 <8031> などの卸売業が上昇率上位。輸送用機器や不動産業も堅調だ。半面、海運業や銀行が弱い。
個別ではエニグモ <3665> 、鎌倉新書 <6184> 、巴工業 <6309> 、鴻池運輸 <9025> 、東電力HD <9501> などが買われ、エニカラー <5032> 、Wスコープ <6619> 、MSOL <7033> 、アクシージア <4936> 、セレス <3696> などが売られている。
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最終更新:3/15(金) 15:23
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