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50年住宅ローン、東北地銀にも拡大 若年層に照準 東北6県の地銀のなかでも住宅ローンの返済までの期間を最長50年に引き延ばす動きが広がってきた。大東銀行が2023年11月に始めたのを皮切りに、15行中5行が取り扱いを発表した。人手不足や資源高で住宅価格の上昇が続くなか、新規の貸出先として住宅需要の高い若年層の囲い込みを狙う。 「50年モノ」ローンへの対応は東北の南側から北上しつつある。最初に採用した大東銀は福島県郡山市を拠点とする地銀だ。その後は宮城県に地盤がある仙台銀行や、山形県の山形銀行、きらやか銀行が対応。岩手県に本店がある北日本銀行も24年4月に商品化した。 50年ローンの需要先として、多くの地銀が有望視するのは仙台市の若年層だ。 「他の東北の地方都市と異なり、仙台市の住宅価格は中心部で高止まりが続く。若い層を中心に仙台市の市場獲得を目指したい」。50年ローンを投入したある地銀の幹部はこう展望を描く。 不動産調査会社の東京カンテイによると、仙台市内の新築マンション価格は10年から右肩上がりの状況が継続する。10年には70平方メートルあたり2600万円ほどだったが、23年に4700万円ほどまで上昇した。
日経新聞に出たね 前回6020…
2024/04/22 12:38
日経新聞に出たね 前回6020円を超えてほしい 無花粉スギ・ヒノキ、植え替え促進 自治体が花粉症対策 自治体が花粉症対策で、無花粉のスギやヒノキへの植え替えに力を入れている。富山県は無花粉スギの苗木の生産量を2026年度に23年度比で2.4倍に増やす計画だ。神奈川県は無花粉ヒノキの生産を拡大する。来シーズン以降にも備え、植え替え促進には担い手づくりや国産材の需要拡大に取り組む必要がある。 富山県は全国に先駆けて無花粉スギを発見し、「立山 森の輝き」と名付けた。12年ごろから植栽を始め、23年度は県と民間の組合が8万5000本の苗木を生産した。このうち1万2000本を新潟県や福井県などの近隣県に出荷した。寒さに強く成長が早い点が評価されている。 今後は挿し木で生産量を増やし、26年度からは20万本に増産する計画だ。これまでは種から育てていたため、2分の1の確率で花粉のあるスギができていた。挿し木で増やせば全て無花粉になる。現在は県の採種園などで挿し木の親木を育てていて、富山県内で1万5000本を育成中だ。 東京都は多摩地域に適した無花粉スギの開発を進めている。23年までに4品種を開発した。27年度までに安定的に種や苗を生産するための技術を確立する計画だ。 無花粉スギの苗の価格は一般的に通常の苗より2倍程度高いとされる。植栽コストが増えるため、福島県郡山市は24年度に苗代の差額分を造林事業者に補助する事業を始める。苗1000本分、0.4ヘクタール分を対象とする。