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3カ月ごとに示す「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」も焦点となる。26日の会合後は24〜26年度の3年間の物価見通しを盛り込んだ最新のリポートを公表する。 日銀は3月会合でマイナス金利を含む大規模な金融緩和策を解除した際に、政府と掲げる物価2%目標の実現が「見通せる状況に至った」と説明していた。今回のリポートで初めて示す26年度の物価上昇率見通しは2%程度とするとみられ、2%目標に近い水準が5年連続で続くことになる。 1月会合時点で2.4%の上昇とした24年度見通しも引き上げる可能性がある。足元で円安が進んでいることに加え、中東情勢の緊迫化で原油など資源価格が上昇するリスクがある。5月検針分の電気料金から再生可能エネルギーの普及のために上乗せする賦課金が引き上げられることも上振れの要素になりそうだ。 市場は政策変更の有無だけでなく、植田総裁の円安に絡む発言に注目している。外国為替市場で円は1ドル=155円台とおよそ34年ぶりの水準まで円安が進んだ。植田総裁は18日のワシントンでの会見で円安で基調的な物価が上がって「無視できない大きさの影響になれば、金融政策の変更もありうる」と将来の利上げに含みを持たせている。 長期国債の買い入れを巡る対応も焦点だ。3月会合でこれまでと同程度の買い入れを続ける方針を決めた。「将来的には買い入れを減額」(植田総裁)する考えだが、具体的な時期は示していない。日銀の国債保有割合(国庫短期証券を除く時価ベース)は発行残高の過半に達しており、市場は日銀がいつ量的引き締め(QT)に踏み切るかも注視している。
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香港株大引け 3日続伸、5カ月ぶり高値 京東や美団が大幅高 24日の香港株式相場は3日続伸した。ハンセン指数の終値は前日比372.34ポイント(2.21%)高の1万7201.27と、11月28日以来およそ5カ月ぶりの高値を付けた。23日の米株式相場の上昇を受け、テック株を中心に朝から買いが優勢となった。中東情勢悪化への懸念後退や前日の米長期金利の低下も追い風となった。 ネット通販の京東集団(JDドットコム)と、出前アプリの美団の上昇率は4%を超えた。電子商取引のアリババ集団や、ネットサービスの騰訊控股(テンセント)も高い。香港上場のハイテク関連銘柄で構成する「ハンセンテック指数」は3.60%高だった。金融や不動産関連も上昇した。金鉱株も高い。 半面、光学部品の舜宇光学科技が下落した。理想汽車や、不動産投資信託(REIT)の九龍倉置業地産投資(ワーフREIC)も下げた。 画像認識システムの商湯集団(センスタイム)は生成人工知能(AI)向け大規模言語モデルの最新版発表を材料に午前に急伸した後、売買停止となった。その後、内部情報の開示を予定していると発表した。 香港メーンボードの売買代金は1295億香港ドル。中国本土との相互取引で、本土投資家による香港株の売買は買い越しだった。
原油はこれですか🙃 米国とサ…
2024/05/02 09:15
原油はこれですか🙃 米国とサウジアラビアは、サウジに安全保障を提供するとともに、イスラエルとの外交関係の確立に道を開く歴史的な協定で合意に近づいている。内情を知る複数の関係者が明らかにした。 合意への障害は多いが、今回の取り決めは昨年10月7日にイスラム組織ハマスがイスラエルを攻撃し、パレスチナ自治区ガザで紛争が勃発(ぼっぱつ)したことで、とん挫していた枠組み案の最新版に相当する。情報の部外秘を理由に匿名を条件に語った関係者によると、ここ数週間に交渉が加速しており、当局者の間では、米国とサウジが数週間以内にも合意に達するとの楽観的な見方が出ている。 サウジが米国との防衛協力強化に向けた協議を再開-関係者 合意が実現すれば、中東情勢を一変させ得る。イスラエルとサウジの安全保障を増強するだけでなく、中東における米国の立場を強め、イランや中国の影響力が弱まるかもしれない。