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X線装置の故障装うタイマー設置、営業所長ら7人関与か 島津製作所 2023年2月10日 16時45分 朝日新聞 島津製作所(京都市中京区)は10日、医療機器の販売や保守点検を手がける子会社の島津メディカルシステムズで、X線撮影装置に一定時間が経過すると電力が止まるタイマーを仕掛ける不正が、疑い事例も含めて計43件あったと発表した。故障を装って医療機関に修理費用を請求していた。不正は九州地方の4県で確認された。同社がこの日、外部の弁護士らでつくる委員会がとりまとめた調査報告書を公表した。 使い込み、混浴…元官僚社長に募る不信 まるで「半沢直樹」の解任劇 調査報告書によると、2016年から18年にかけて、熊本県内の五つの医療機関において、島津メディカルのサービス技術者がX線撮影装置に市販のタイマーを勝手に取り付け、一定の期間が経過すると一時的に電力が供給されないようにしていた。装置の故障を装い、1件につき約150万~200万円で部品の交換を行っていた。昨年4月の内部通報を受けて発覚した。 調査委員会が調べたところ、他に熊本、宮崎、鹿児島、長崎の4県の医療機関でも09~19年にかけて、証拠は残っていないものの、疑わしい事例が38件確認されたという。売り上げ額は38件で計約8314万円。部・課長級にあたる幹部社員である営業所長5人を含む計7人の技術者が関わっていたとみられる。 17年には内部通報があり、執行役員(当時)が不正の報告をうけていたものの、社内調査や親会社への報告を見送っていた。 不正による健康への被害は確認されていないという。今後、医療機関には補償を提案する。 調査報告書は不正のきっかけについて、「上司からの過度な業績目標達成圧力があった」と指摘した。 島津製作所では調査報告書をうけて、島津メディカルの三浦嘉章社長を1カ月の減給10%の処分にするほか、窪田秀和常務・技術本部長を常務と技術本部長職から解任した。
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「京の台所」錦市場、無形遺産目指す 世界の市場と連携 400年以上の歴史があり「京の台所」として知られる錦市場(京都市中京区)の商店街振興組合は25日までに、世界各地の歴史ある市場と連携し、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産への登録を目指すことを決めた。地域の食文化を守る市場の役割について理解を促し、「市場文化」の継承に取り組むことを想定している。 今月上旬、イタリア・フィレンツェにある市場が、屋根のある錦市場やスペイン・バルセロナの市場などに呼びかけ、13市場での協会設立に向けた準備会合を開催。「京都錦市場商店街振興組合」は23日、会合を開き協会への参加を決めた。振興組合によると、アジアからの参加は錦市場のみという。 準備会合で示された覚書は、無形文化遺産登録について「目標達成は容易ではなく、中長期的になり得る」と指摘。観光客の集中で住民生活に影響が出る「オーバーツーリズム(観光公害)」も課題として挙げ、解決策を議論することを想定している。 振興組合担当者は「京の台所として存続し、食文化を継承していくきっかけになれば」と話した。〔共同〕
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株式会社はてな(代表取締役社長:栗栖義臣/本社所在地:京都市中京区)は、ソフトバ ンク株式会社の子会社でデジタルインフラ専業会社の株式会社IDCフロンティア(代表取 締役社長:鈴木勝久/本社所在地:東京都千代田区、以下「IDCフロンティア」)が提供 するマネージドKubernetesサービス「IDCFクラウド コンテナ」に当社のサーバー監視サ ービス「Mackerel」が採用され、本日 2024 年 4 月 17 日より提供を開始したことをお知ら せします。 当社では、国内最大級の国産パブリッククラウド「IDCFクラウド」を提供するIDCフロン ティアとの連携を強化し、「IDCFクラウド コンテナ」および「IDCFクラウド」を通じて コンテナ運用に取り組む利用者の運用と監視を支援してまいります。
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先月の話 2024.03.26 お知らせ 事業用不動産の取得について ニチコン株式会社(本社:京都市中京区、代表取締役会長:武田 一平)(以下、当社)は、 京セラ株式会社(本社:京都市伏見区、代表取締役社長:谷本 秀夫)のグループ会社である 京セラAVXコンポーネンツ安曇川株式会社(本社:滋賀県高島市、代表取締役:Mauri Aven) (以下、KAVX安曇川)が滋賀県高島市に所有する事業用不動産を購入することとし、本日付 でKAVX安曇川と不動産売買契約を締結しましたのでお知らせいたします。 概 要 当社は中期成長目標「Vision 2025」に基づき、アルミ電解コンデンサ、フィルムコンデンサ を主とするコンデンサ事業とエネルギー・環境関連を主とするNECST(Nichicon Energy Control System Technology)事業の2事業を経営の柱として持続的な成長を目指しています。 このたび、KAVX安曇川が滋賀県高島市の事業拠点での生産を終息することに伴い、当社がその 土地、建物等を購入し、当社のフィルムコンデンサやNECST事業製品の生産能力の拡大と生産効 率の向上に充てる予定です。 【取得不動産の概要】 (1) 所在地 : 滋賀県高島市安曇川町 (2) 土地面積 : 45,495m2 (3) 建物床面積 : 20,179m2 (4) 取得時期 : 2024年12月(予定)
X線装置の故障装うタイマー設置…
2024/04/27 21:07
X線装置の故障装うタイマー設置、営業所長ら7人関与か 島津製作所 2023年2月10日 16時45分 朝日新聞 島津製作所(京都市中京区)は10日、医療機器の販売や保守点検を手がける子会社の島津メディカルシステムズで、X線撮影装置に一定時間が経過すると電力が止まるタイマーを仕掛ける不正が、疑い事例も含めて計43件あったと発表した。故障を装って医療機関に修理費用を請求していた。不正は九州地方の4県で確認された。同社がこの日、外部の弁護士らでつくる委員会がとりまとめた調査報告書を公表した。 使い込み、混浴…元官僚社長に募る不信 まるで「半沢直樹」の解任劇 調査報告書によると、2016年から18年にかけて、熊本県内の五つの医療機関において、島津メディカルのサービス技術者がX線撮影装置に市販のタイマーを勝手に取り付け、一定の期間が経過すると一時的に電力が供給されないようにしていた。装置の故障を装い、1件につき約150万~200万円で部品の交換を行っていた。昨年4月の内部通報を受けて発覚した。 調査委員会が調べたところ、他に熊本、宮崎、鹿児島、長崎の4県の医療機関でも09~19年にかけて、証拠は残っていないものの、疑わしい事例が38件確認されたという。売り上げ額は38件で計約8314万円。部・課長級にあたる幹部社員である営業所長5人を含む計7人の技術者が関わっていたとみられる。 17年には内部通報があり、執行役員(当時)が不正の報告をうけていたものの、社内調査や親会社への報告を見送っていた。 不正による健康への被害は確認されていないという。今後、医療機関には補償を提案する。 調査報告書は不正のきっかけについて、「上司からの過度な業績目標達成圧力があった」と指摘した。 島津製作所では調査報告書をうけて、島津メディカルの三浦嘉章社長を1カ月の減給10%の処分にするほか、窪田秀和常務・技術本部長を常務と技術本部長職から解任した。