検索結果
-
【朝鮮労働党】 昨日のトルコリラ円は4.83円まで買いが先行も、欧州昼過ぎから伸び悩みました。ドル円が155.95円まで上昇した後に失速した影響を受けました。ドルリラも一時32.20リラ割れまでドル安リラ高が進行しましたが、NY時間にはリラが売り戻されました。 なお、昨日はトルコ中銀が四半期インフレレポートを公表しました。インフレ見通しについては、2024年末が38%と前回予測から2%上方修正したものの、25年末は14%、26年末が9%とそれぞれ前回から据え置きました。カラハン中銀総裁は足もとの動向については75-76%がピークになるとし、時期は5月頃と述べました。また同総裁は、必要であれば追加利上げの可能性にも言及しています。 トルコリラ円は4.80円台ではやや伸び悩んでおり、本日は4.70円台に位置するテクニカル主要線を睨みながら値動きとなりそうです。日足一目均衡表は基準線が4.79円、転換線は4.78円まで低下しました。移動平均線では90日線が転換線と同水準に、その1銭下に21日線が控えています。 昨日はトルコ中銀の週間データも発表されました。そこから算出された5月3日時点のネット外貨準備高は、前週から約70億ドル拡大し210.8億ドルとなりました。前週から増加したのは3週ぶり、水準も2月下旬以来まで回復しています。もっとも、準備高が拡大基調を強めた12月後半と比べると、まだ半分程度の水準です。 本日は3月鉱工業生産や同月失業率が発表されます。為替相場へのインパクトはそれほど強くなさそうですが、鉱工業生産(前月比)は前回3.2%まで改善しており、上昇基調が続くのかが注目されます。失業率は昨年10月に記録した約10年ぶりの強い結果8.5%が視野に入っています。 本日のリラ円は4月29日高値4.91円を上値めどとし、3日安値4.69円を下値めどと想定します。 【今日の予定】 16:00 3月トルコ鉱工業生産(前月比、前回 3.2%) 16:00 3月トルコ失業率(前回 8.7%) 【昨日の指標結果】 (結果) 特になし 【昨日のレンジ】 4.80円-4.83円
-
2024年05月03日(金) 08時00分 ポスト 東京為替見通し=円安の勢いは一服、介入資金少なく円ショックには要警戒 ・ ・ ドル円相場は、円売りの勢いは一服となるだろうが、下値を積極的に攻めるのも難しく、方向感のない値動きとなりそうだ。 4月29日に続き、日本時間2日早朝の円買い介入は計8兆円を超える巨額介入とされている。これまでの介入は日本が休場となった日(4月29日)、取引参加者が極端に少ない時間帯(5月2日早朝)という、市場の間隙をついて行われている。本日も憲法記念日で東京市場が休場ということもあり、市場流動性の悪い時間帯に敢えて円買い介入を行うのではないかという声はある。しかしながら、米国サイドがドルの押し下げ介入に対しては賛同をしていないと思われることで、現行水準(153円台)での介入を否定する声も多い。 また、流動性の悪い時間帯に介入をしたことに関しては、介入余力が底をつくことを懸念しているから、という声もある。本邦の外貨準備高は約200兆円あるものの、ドル売り介入に利用できる外貨預金額は、今回の介入の規模と同程度と想定した場合は、あと7−8回程度しかないとの予想もある。外貨準備の中にある米債を売ることは、米国サイドから強い拒否反応が示されることもあり、限られた介入資金(ドルの外貨預金や売却できる証券など)で円安の流れを断ち切るのは、流動性の悪い時間が効果的と判断したのかもしれない。もし、介入資金が枯渇してきた場合は、1992年のポンド危機、そしてつい最近のトルコリラ危機などと同様の道をたどることになる。現時点では円安がいったんは止まっているものの、状況次第で円の更なる暴落(円ショック)もあり得るので警戒はしておきたい。 なお、本日は東京市場だけでなく、中国も労働節のため休場、オセアニア・アジア市場から主だった経済指標の発表予定はない。また、NY時間には注目指標(4月米雇用統計、4月米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業指数など)が発表されることが、アジア時間での値動きを限定することになるだろう。 Powered by DZHフィナンシャルリサーチ
【朝鮮労働党】 今週のトル…
2024/05/13 13:18
【朝鮮労働党】 今週のトルコリラ円は、大きく動いた4月29日週のレンジ(4.69-4.91円)の中で方向感を探る展開が想定されます。リラ円に影響を与えるドル円では、政府・日銀による円買い介入の行方は気にしながらも、米国のインフレ指標も動意に繋がるでしょう。14日には4月卸売物価指数(PPI)、翌15日には同月消費者物価指数(CPI)が発表されます。トルコからは、先週に一部で浮上したオフショア通貨スワップ取引の規制緩和に関する続報が待たれます。 テクニカルでは、日足一目均衡表においては雲(上限4.74円、下限が4.68円)で値固めできるかがポイントとなりそうです。4.70円台には一目・転換線や基準線だけでなく、90日や21日の移動平均線も集まっています。相場のエネルギーが溜まってきているとも言え、何かのきっかけで上下どちらかに離れ出すと一気にレンジを広げるかもしれません。 米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)がトルコ格上げを決定し、見通しは「ポジティブ」を維持。米金融機関からはフォワードでリラ買い推奨、独大手銀行もトルコ債のパフォーマンス改善見通しが出されました。そういった中、一部で噂されている長めのオフショア通貨スワップ取引の制限緩和が決まれば、外国人投資家がよりトルコに投資しやすくなると見られています。まだ検討段階とのことであり、今後の政府の対応に注目です。 なお先週トルコ中銀は、四半期インフレレポートを公表しました。インフレ見通しについては、2024年末が38%と前回予測から2%上方修正されています。今年初めの消費者物価指数(CPI)が想定以上に加速した影響を受けたようです。しかしながら25年末は14%、26年末が9%予想とそれぞれ前回から据え置きました。楽観的な見通しかもしれませんが、トルコ中銀は追加利上げもあり得るとし、インフレ抑制に積極的な姿勢を示し続けてはいます。 今週のトルコの重要な経済指標は、3月経常収支のみです。赤字幅がどの程度まで改善しているかがポイントとなるでしょう。 今週のリラ円は、4月29日高値4.91円を上値めどとし、下値は3月29日安値4.65円をめどと想定します。