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探査機「SLIM」月面観測データから月の起源探る重要な岩石確認 2024年5月27日 16時28分 月面着陸 ことし1月、日本初の月面着陸に成功した探査機「SLIM」が得た月面の岩石のデータを解析した結果、月の内部に存在し、月の起源を探るうえで重要な手がかりになる「カンラン石」の存在を確認したと立命館大学などの研究グループが明らかにしました。これは、27日に千葉県で開かれた学会で立命館大学や会津大学などの研究グループが明らかにしました。研究グループは、ことし1月に日本初の月面着陸に成功したJAXA=宇宙航空研究開発機構の無人探査機「SLIM」に搭載された特殊なカメラで観測した月面の岩石のデータを解析しました。その結果、「カンラン石」の存在を示すデータが得られたといことです
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会津大学の大竹真紀子教授などの研究グループは、月面着陸した無人探査機「SLIM(スリム)」が撮影した画像を解析し、「カンラン石」と呼ばれる鉱石の塊があることを見つけた。カンラン石は地球内部を構成する岩石で、月が地球と他天体の衝突でできたとする学説を補強する可能性がある。 成果は27日に千葉市で開かれた日本地球惑星科学連合の大会で発表された。 スリムは着陸後、搭載された特殊なカメラを使って計10個の岩石を観測した。このカメラで撮影した岩石の画像を分析することで成分などを特定できる。データ解析を進めたところ、「ダルメシアン」と名付けた岩石に数センチメートル以上のカンラン石の塊が含まれていることが分かった。 写真左上の「ダルメシアン」と名付けた月面の岩石は「カンラン石」で構成されていた=宇宙航空研究開発機構(JAXA)、立命館大学、会津大学提供 カンラン石は、地球内部の「マントル」の大多数を構成する岩石として知られる。カンラン石の塊が月から見つかれば、地球に大きな天体が衝突して月ができたとする「ジャイアント・インパクト説」の裏付けにつながる可能性がある。同説によると月は、天体の衝突で飛び散った地球内部の岩石などが集まってできた。そのため、月内部のマントルも、地球内部のマントルと似た組成になると考えられる。 月の表面には、隕石(いんせき)が衝突してクレーターができた際、地下から出てきたマントル由来の岩石が表出したとみられる場所がある。スリムはこうした場所を目指し、目標地点からの誤差を100メートル以内にする「ピンポイント着陸」に成功した。 大竹教授は「(カンラン石の集合体が発見されたことは)岩石が地下深いところからもたらされたことを示唆している」と説明した。観測した岩石の詳しい組成の解析を進めるなどして、今後、研究成果を論文にまとめる。
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月探査機SLIM、29日から再び休眠 4回目の越夜めざす 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は月面着陸した無人探査機「SLIM(スリム)」が29日未明から休眠状態になっていると明らかにした。5月中旬〜下旬、4度目の月の夜を乗り越えて再稼働できるか確かめる。月の過酷な環境で機体がどこまで耐えられるか明らかにできれば、今後の月探査に向けた知見を蓄積できる。 JAXAはスリムのプロジェクトに関するX(旧ツイッター)の公式アカウントで最新の稼働状況を報告した。 飛行中の探査機の向きを計測する装置を使って撮影した=SLIMのXの公式アカウントから月は約2週間ごとに昼と夜が入れ替わる。 昼の温度はセ氏110度、夜はマイナス170度にもなる。温度変化が激しく、越夜するごとに機体の故障確率は上がるとみられる。 スリムは夜を耐える設計にはしていないが、すでに3度の月の夜を乗り越えた。 23日夜には機体との通信を確立して、主要機能の維持を確認した。カメラで月面の周囲の様子も撮影した。 飛行中の探査機の向きを計測する装置を使った撮影にも成功した。 JAXAが開発したスリムは世界初となる半径100メートル以内への「ピンポイント着陸」と、月の岩石の成分などを調べる科学観測が目的だった。1月20日に精密着陸に成功後、約1週間後に科学観測を実施した。 太陽が沈んだため休眠状態に入り、2月下旬に1回目の越夜の成功を確認した。2回目は3月下旬に確認した。
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Ch.181 BSフジ プライムニュース▼"日本初の月着陸"の舞台裏と日本の宇宙開発の未来 5/2 (木) 20:00 ~ 21:55 (115分) 今年1月、JAXAの探査機SLIMが日本初の月面着陸に成功。さらに今月10日には、米国が主導する「アルテミス計画」での日本人宇宙飛行士の月面着陸と国産探査車両の利用で日米が合意するなど、月をめぐる動きが加速している。探査機SLIM成功の舞台裏とは? そして米国が期待する日本の能力とは?JAXAの両計画担当者と政府の宇宙政策委員、宇宙開発計画を分析し続けてきた専門家らを迎えて 日本が描く今後の宇宙開発を問う。
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こことSLIMは似て非なるもの SLIMの目的は月面着陸ですが ここの目的は月面に物資を輸送するために 月面着陸するのですよ
宇宙関連」に熱視線再び、アスト…
2024/05/28 21:59
宇宙関連」に熱視線再び、アストロS上場接近でテーマ株躍動の予感 <株探トップ特集> 特集 2024年5月28日 19時30分 https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n202405280890 ●「H3」6月30日打ち上げ予定、関連銘柄をチェック 今年1月の月面着陸成功は大きな話題を呼んだが、これに用いられた実証機が無人探査機「SLIM(スリム)」だ。メインエンジンを三菱重工業 <7011> [東証P]と京セラ <6971> [東証P]、着陸レーダーを三菱電機 <6503> [東証P]、着陸後に周囲を調査する分光カメラをIHI <7013> [東証P]の子会社で観測機器メーカーの明星電気が担当。また、太陽電池をシャープ <6753> [東証P]、宇宙用リチウムイオン電池を古河電池 <6937> [東証P]が手掛けた。 2月に打ち上げに成功したH3ロケットは、三菱重とJAXAが共同開発した次世代の大型ロケットだ。開発には三菱重以外にも数多くの企業が参加しており、衛星を格納するロケットの最先端部分「衛星フェアリング」は川重、固体ロケットブースターはIHI傘下のIHIエアロスペース、ロケット用慣性センサーユニットは日本航空電子工業 <6807> [東証P]が製造。機体に用いられている素材の一部には東レ <3402> [東証P]の航空機向け炭素繊維「トレカ」が使われている。H3ロケットの次の打ち上げは6月30日の予定だ。