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【朝鮮労働党】 昨日のトルコリラ円はレンジとしては28日と同じ4.86-89円でしたが、157円台で堅調推移のドル円に支えられて高値引けとなりました。NY終値レベルとしては、2月半ば以来の高い水準です。なおシムシェキ・トルコ財務相は昨日、足もとで70%付近のインフレ率について、「9月時点で40%台になる可能性がある」と述べました。もっとも、リラ相場の反応は限られました。米長期金利の上昇もドル買いに繋がり、ドルリラは32.25リラ台で引けています。 本日のリラ円も、ドル円が大崩れしないという前提で、年初来高値4.91円を意識した底堅い動きとなりそうです。円安のスピードがそれほど速くないため、本邦金融当局も手を出し難いと思われます。円暴落とならない限りは、一部でまだ警戒されているような円買い介入はないと想定します。 なお今週に入り、シムシェキ・トルコ財務相はトルコのリスクプレミアムについて言及しました。信用リスクを示すクレジット・デフォルト・スワップ(CDS、債務不履行に備える保証率)市場において、トルコ国債は過去4年間で最低水準であることを強調。過去1年間でCDSスプレッドの改善幅は400ベーシスポイント(bp)以上と、新興国平均の50bpを大きく上回ったと述べました。 足もとのトルコ5年債CDSは260bp台と220bp台の南アに迫りつつあります。シムシェキ財務相は、CDSスプレッドの低下は政府が実施してきた適切な政策によるものと力説。信用力の向上で公的・民間セクターの両方が対外借入コストを引き下げたとし、対外資金調達へのアクセスも容易になってきたことも指摘しています。 本日のリラ円は4月29日高値4.91円を超えるようだと、節目5円まで下りてきた200日移動平均線が意識されます。下値は4.80円で横ばいの日足一目均衡表・基準線を支持水準と見込みます。 【今日の予定】 16:00 4月トルコ貿易収支(予想:99.0億ドルの赤字) 【昨日の指標結果】 (結果) (予想) 特になし 【昨日のレンジ】 4.86円-4.89円
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【朝鮮労働党】 昨日のトルコリラ円は4.89円まで今月レンジの上限を広げました。ただし、リラが対ドルで売り戻された影響もあり、4月29日の年初来高値を目指すまでには至りませんでした。NY引け水準は3日連続の4.87円付近となりました。 本日のリラ円もドル円やドルリラの動向を見定めながら、本日から4.84円まで水準を切り上げてきた日足一目均衡表・転換線が支持として機能するかを確かめることになりそうです。上値では依然として、4月29日高値4.91円が意識されます。 なおトルコのメディアは先週後半、同国鉄鋼大手トスヤル・ホールディング(以下、トスヤル)の事業展開について報じていました。報道によれば、トスヤルはアフリカやサウジアラビアのビジネスを拡大し、また欧州や南北アメリカでの買収や提携の可能性も探っていくという話です。年間投資額としては15億から20億ドルを想定しているとのことでした。 トスヤルは、トルコだけではなく、スペイン、アルジェリアでも鉄鋼生産の施設を運営。また、アンゴラに鉄鉱山も所有しています。同社は4カ国で1万5000人の従業員を雇用し、今年の売上高は100億ドルに達することが予想されています。ただし、世界全体の鉄鋼会社ランキングでは70位台であり、今後はトップ30を目指す方針を掲げています。 1社の動向がトルコ経済全体の行方を左右することにはならないでしょう。ただし、トルコ企業に活力が戻ってきたことは、同国景気の印象を悪くするものではありません。 本日のリラ円は前述した4.91円を超えるようだと節目5円が意識されます。下値めどは4.80円で横ばいの日足一目均衡表・基準線を想定します。 【今日の予定】 特になし 【昨日の指標結果】 (結果) (予想) 特になし 【昨日のレンジ】 4.86円-4.89円
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【朝鮮労働党】 トルコリラ円は東京朝に4.89円まで上昇後に下押すも4.86円付近までとなり、足もとでは4.87円付近で下げ渋っている。ドルリラが4.18リラ前後と、このところの落ち着いた動きが継続されている。トルコ金融市場が安定しつつあるなか、低金利の通貨で調達してリラで運用するキャリートレードが活発化しているとの報道も目立つ。
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【朝鮮労働党】 昨日のトルコリラ円は4.86-88円と先週末の狭いレンジをなぞる取引となりました。ドル円の伸び悩みがリラ高値圏での足踏みに繋がったものの、リラが対ドルで強含みに推移したことで対円でも下値は限られました。 本日のリラ円は4月29日につけた年初来高値4.91円を睨みながらの値動きとなりそうです。方向性に大きな影響を与えるドル円の上昇は一服しているものの、水準的にはまだ高いままです。ここから円高ドル安に大きく振れるような材料は足もとで見当たらないことから、リラ円の下値は限定されるのではないでしょうか。 ドルリラの基調に変化が見えつつあることも、リラ円にとっては支えとなっています。およそ1カ月前にはNY引け水準で32.56リラ台までリラ安が進行していたところから、昨日引けは32.17リラ台まで持ち直してきました。複数のメディアが報じている「トルコ金利高を背景にキャリートレード(低金利国から借り入れてリラで運用)が活発化」が要因のようです。 リラ暴落時にトルコ中銀はリラ支援策として外貨準備高を売却していました。しかしながら、このところの外貨準備高の拡大から、中銀はリラの急激な上昇を抑えるため外貨購入に転じているとの見方が広まっています。今後の課題は、市場で必要以上に余剰となったリラ流動性を吸収する対策をどのように講じるかでしょう。 本日のリラ円は4月29日高値4.91円を目先の上値めどとし、超えるようだと節目5円が意識されます。下値めどは先週末に4.80円まで水準を切りあげてきた日足一目均衡表・基準線を想定します。 【今日の予定】 特になし 【昨日の指標結果】 (結果) (予想) 特になし 【昨日のレンジ】 4.86円-4.88円
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【朝鮮労働党】 【今週の予定】 30日 4月トルコ貿易収支(前回 73.4億ドルの赤字) 31日 1−3月期トルコGDP(前年比 前回4.0%) 【先週の指標結果】 (結果) (予想) トルコ中銀政策金利 50%で据え置き 50%で据え置き 【先週のトルコリラ円の動向】 先週のリラ円は4.80円台で底堅い動きが続きました。157円台まで上昇したドル円が支えとなり、またドルリラの伸び悩みにも後押しされました。4.80円台の日足一目均衡表・転換線や21日移動平均線がテクニカルでは支持となり、週後半には4.88円まで強含みました。
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【朝鮮労働党】 今週のトルコリラ円も、ドル円が大崩れしないという前提ではありますが、4円後半で下値固めという展開が予想されます。このところ安定しているドルリラがリラ高に振れるようであれば、リラ円も昨年12月半ば以来の5円台や週初に5.01円まで低下してくる200日移動平均線を目指す可能性が高まるかもしれません。 先週はトルコ中銀が主要政策金利の50%据え置きを決定しました。声明では、インフレの持続的な悪化は追加引き締めに繋がる、というこれまでの見解を繰り返しました。もっとも金融当局はインフレ率が5月の70%台でピークアウトし、夏頃から年末にかけての減速予測に自信を持っています。今後はどの程度の期間まで金利を維持し、いつ引き下げるのかが徐々に焦点となっていくのではないでしょうか。 またトルコ中銀は、金融システムが安定しつつあることにも言及。今後は規制緩和の方向性も示しました。中銀の外貨準備高も順調に拡大しており、1年前に金融正常化に舵を切ったことの効果が徐々に出始めています。トルコ国債の信用リスクを示すクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)も低下基調を維持しています。 先週は大手米銀行のストラテジストが、フォワード取引ではあるもののリラ買いを推奨しました。ドルで調達した資金をリラに向けるキャリートレードが拡大しているとのレポートは他にも見られます。 今週トルコからは、4月貿易収支と1−3月期国内総生産(GDP)が発表予定です。貿易赤字幅の程度とプラス成長の度合いを見極めることになります。着実な経済成長が確認できれば、投資家のトルコ買い安心感が広がるかもしれません。 今週のリラ円は、4月29日高値4.91円を超えるようだと200日移動平均線5.01円が意識されます。下値は16日安値4.75円をめどと想定します。
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底っぽいけど、大きく上がることはまだなさそう・・・ トルコリラ/円 月足 h ttps://fx.minkabu.jp/pair/TRYJPY
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【朝鮮労働党】 昨日のトルコリラ円も狭いレンジながら、4.85円付近では下げ渋りました。ドル円が157円前半で強含んだ場面では4.87円をつけています。なお、トルコ中銀はこの日開いた金融政策委員会(MPC)で、市場予想通りに主要政策金利を50%で据え置くことを決定しました。 トルコの金融イベントを無事に通過したリラ円は、本日も4.80円台を中心とした値動きが想定されます。リラ円の方向性に影響を与えるドル円は、本邦通貨当局による「円買い介入の可能性後退」との見方が広がっています。とはいえ、円安が急速に進行した場合には注意が必要でしょう。 トルコ中銀は昨日の声明で、インフレリスクを引き続き注視しているとし、持続的なインフレ悪化が予想される場合には追加引き締めの実施も示唆しました。もっとも、信用成長や預金拡大などの金融情勢については楽観視している口調でした。 声明で目立ったのが、金融システム全体の安定性を維持するための政策・規制である「マクロプルーデンス」の枠組みを簡素化するとしたことです。前回まで同枠組みは継続としていました。文言から、中銀が金融システムの安定化に確信を持ちつつあることが読み取れます。中銀はまた、リラ金融資産に対する需要急増から生じる「過剰な流動性」は監視する姿勢を示しました。 本日のリラ円は4月29日高値4.91円を目先の上値めどとし、超えるようだと節目5円が意識されるでしょう。下値めどは90日移動平均線4.78円を想定します。 【今日の予定】 特になし 【昨日の指標結果】 (結果) (予想) トルコ中銀、政策金利 50.00%で据え置き 50.00%で据え置き) 【昨日のレンジ】 4.85円-4.87円
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トルコリラ円買ってると安定するぞ
【朝鮮労働党】 昨日のトル…
2024/05/31 10:01
【朝鮮労働党】 昨日のトルコリラ円は4.80円台で伸び悩み、株安を受けてリスク回避の円買いが全般進むと20日以来のリラ安値となる4.83円まで下押ししました。もっとも、同水準に位置する21日移動平均線が支持となりました。 本日のリラ円はリスクセンチメントの強弱を見定めながら4.80円台で方向感を探る展開となりそうです。昨日もおそらく出ていたであろう月末に絡んだフローで上下させられる局面もあるかもしれません。目先は4.86円に位置する日足一目均衡表・転換線、昨日支えとなった21日移動平均線を念頭に置きながらの取引となるでしょう。 昨日トルコ中銀が公表した週間データを基に算出された24日時点のネット外貨準備高は、前週比65.1億ドル増の403.5億ドルとなりました。昨年12月以来の高い水準であり、海外からトルコへの資金流入が拡大し続けていることを示唆しています。一時失墜していた中銀に対する信用度も高まっており、通貨リラにとっても悪い話ではありません。 本日は欧州序盤にトルコの1−3月期国内総生産(GDP)が発表されます。前年比予想は5.7%上昇と前四半期から1.7ポイント拡大するとされ、同国経済の底堅さが確認されそうです。遅行指標でもあり為替相場へのインパクトは強くないかもしれませんが、想定通りであれば長期スタンスの外国人投資家の資金流入が期待できるのではないでしょうか。 また、ニューヨーク序盤には米金融当局が重要視する米PCEデフレーターの4月分が発表されます。結果を受けた米金利やドル円の動きにリラ円も振らされることになるでしょう。 本日のリラ円は4月29日高値4.91円を上値めど、下値は4.80円で横ばいの日足一目均衡表・基準線をめどと見込みます。 【今日の予定】 16:00 1−3月期トルコGDP(予想:前年比5.7%) 【昨日の指標結果】 (結果) (予想) 4月トルコ貿易収支 98.6億ドルの赤字 99.0億ドルの赤字 【昨日のレンジ】 4.83円-4.88円