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投稿コメント一覧 (1929コメント)

  • おはようございます。

    前兆のツイートは、参考になりそうですね。

  • 先日、tokさんが投稿されていた ブラックロックについて、
    未明に ニュースが出ました。


    日本株の見通し、他の先進国よりも明るくなっている ―ブラックロック
    https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-06-26/RWVA2OT0AFB401
    (Bloomberg  2023年6月27日 2:11 JST)

  • >ここまで長いと 読む人は居ないね。


    ひと言で要約するのなら、
    「コロナワクチンを4回以上 接種した女性は、妊娠するのが厳しい」
    とのことです。

  • >>No. 25283

    料理人として35年やってきて、その後は 妊活専門の鍼灸師として15年。

    ステージががらりと変わったように、別の人生になっている。
    偶然ではない。確かに、竹中さんが自分の意思と選択で、今の人生を作ってきた。しかし、それにもかかわらず、竹中さんの意思を超えたもっと大きなものが、竹中さんを今の仕事に導いたようにも思える。
    何度も例に出すようだけど、竹中さんを見ていると鵜川さんとダブって見えるんだよね。
    鵜川さん、コロナ前には日本を去ってタイで余生を過ごす予定だった。しかしコロナ禍になってタイ移住の話は消えて、ワクチン遺族の活動をするようになった。あるとき伊勢神宮にお参りしたとき、神殿から強い風が吹いてきて、頭の中に声が聞こえた。それがきっかけでワクチン遺族のドキュメンタリー『真実を教えてください』を作り始めた。明らかに、導かれていると思う。

    ここでは詳述しないけれど、竹中さんにも似たようなエピソードがある。竹中さんが奈良県大峰山にある龍泉寺(修験道の霊場として有名)に行ったとき、龍を見た。雪の積もった真冬のある日、目の前を突如巨大な龍が舞い上がった。使命とかこの世でやるべきことがある人には龍がつき力を貸してくれるという。
    竹中さんの奥さん、ちょっとした霊感のある人で「あっちゃんにも龍ついてるよ」と言ってくれたけど、どうかな。

    龍は中国語では「ロン」だから、多分、家に置いてきたロンの生霊が僕につきまとってるんじゃないかな (笑)

  • >>No. 25282

    コロナワクチンによって妊孕性が低下するという研究があることは知っていますが、それを伝えるとその方の希望の芽を摘んでしまうことにもなるので、せめて今後の追加接種は控えるように話をする程度にとどめています。 ワクチン未接種だからすぐに妊娠できるわけでもなく、そもそも当院に来られる方は授かりにくい状態でこられるのだから、これは非常にセンシティブな問題です。

    妊活に関していうと、自律神経や肉体的なこともあるけれど、精神面のフォローが大事だから「あなたはダメ」というのは思っていても言えないもどかしさはあります。
    確かに、4回以上打った女性の妊娠はかなり厳しい。4回目以上の人は、食生活や生活習慣、デトックスの意識を持ち、時間がかかること認識してもらわないといけない。あと、パートナーの男性の接種回数も関係してくるように思います」

  • >>No. 25278

    コロナワクチンが始まった後、うちにもワクチンを打った女性が来るようになった。もともとの客層として、妊娠しにくい方が来るというのが根底にあるわけで、コロナワクチンの接種によって妊娠しにくくなっているのか、それともワクチン関係なく妊娠しにくいのか、そのあたりが当初は分からなかった。しかし、これ、当院のデータです。

    (+)というのは陽性、つまり妊娠したということ。だから、この表の読み方は、たとえば、0回接種者で20代の人は2人いて、その2人が妊娠した。0回接種の30代は33人いて、そのうち妊娠したのは19人、というふうに読みます。
    30代について見てみると、妊娠率は、0回接種で57.6%、(1回接種で100%)、2回接種で53.3%、3回接種で31.8%、4回接種で33.3%。Nが少ないので明確には言えませんが、接種回数に応じて妊娠率が下がってる印象は受けます。

    「4回打ったから妊娠しない」というようなことは言えません。実際、4回接種した人で妊娠に至った人は当院で2人います。
    もちろん「妊娠した」というのはあくまで通過点であり、これからきちんと流れることなく生まれるかどうか、さらには、出産後の赤ちゃんの健康具合はどうか、そのあたりのことはまだ分かりません。新しいワクチンだから、これは私だけではなく、誰にも分からない。

    「心筋炎を発症する赤ちゃんが爆発的に増加している」
    印象としては、3回以上接種した人では妊娠まで非常に時間がかかります。食事や栄養状態などあまり問題がない(セックスの回数が少ない以外)のに、授かれない方が多いです。流産せずに健常児が生まれてきてくれることを祈るのみです。
    問診票には接種回数を書いてもらってるけど、4回以上だからと言って治療を断ることはできないし、コロナワクチンで妊娠しにくい体になっているとは伝えてはいません。

  • >>No. 25277

    鍼灸師になった当初は、漠然と「将来的には60歳になれば飲食店をたたんで、治療家としてやっていこう」と思っていた。でも東北の地震があって、人生観が変わった。そんな悠長ではいられないと思って、2011年飲食店をやめて今の鍼灸院と漢方薬店を開業した。

    当初は、熊から教わった流儀で、肩こりや腰痛をメインにやっていたけれども、本当に治してしまうので、こういうお客さんは治ったら来なくなる。当たり前の話だけど。でもこれでは、正直経営的にきついんです。

    そんなとき、肩こりや腰痛で通っている若い女性から「妊娠した」という報告をぽつぽつ受けるようになった。たとえば、そのなかのひとりの女の子は、かなり不摂生で、毎日の食事は乱れていて酒もよく飲む。その子が「私は卵管がつまってる。妊娠したいなら、まずその卵管のつまりを治さないといけない」と産婦人科医から言われた。でも「私は子供は要らないから別につまったままでもいい」と。でもその子が3か月後に「妊娠しました」と。

    そんな妊娠報告が続いて、妊活専門を標榜することを意識し始めた。妊娠というゴールを目指して、定期的に通ってもらえる。それはうちの経営的にはありがたいことだけど、もちろんそれだけじゃない。目的は「体の不調を治す」ではなくて、「この世界に新しい命を迎え入れる」ことなんです。その手伝いをすることに、この上ないやりがいを感じるようになった。

  • >>No. 25276

    すると何か月かして、熊から連絡があり「開業しました」と。施術を受けたい旨を伝えると「往診で行かせてください」という。それ以後、月2回うちに来てもらうようになった。それで腰痛が大幅に改善した。

    あるとき、冗談半分で熊に「弟子入りしたい。教えてくれるか?」すると、「教えます。ただ、この業界、とりあえず免許があったほうがいいです」ということで、料理人をしながら専門学校に通い、鍼灸師の免許をとった。それが51歳のこと。
    当時フランス料理店をやっていて、夜だけオープンの店だったから、昼間は空いている。空いてた部屋に折りたたみベッドを置いて、すぐに開業届を出した。
    熊のところは開業して以後、たちまち評判になった。「難病が治った」との口コミが広がり、今や予約のとれない人気店になっている。

    熊に弟子入りしたとはいうものの、彼は手取り足取り教えるタイプではないし、そもそもこの世界、教えたからといってできるようになるものではない。熊の流儀は脈を細かくとりながら施術していくスタイルなんだけど、術者の感性が大事。マニュアルで「こういうときにはこうする」的なものではないんだ。だからどうしても、「見て盗め」とか「考えるな。感じろ」という教え方になる。熊には私以外に何人も弟子がいたけれども、みんなやめていった。

  • >>No. 25275

    そんなときに、今でいうところのクイックマッサージが流行しはじめた。30分いくらとか安いけれども全然効かない。効かないけれども、お姉ちゃんに押してもらうのは気持ちがいい。それで気分転換がてら、ちょくちょく通っていると、あるとき、熊みたいなお兄ちゃんが出てきた。「なんだ、男か」と思ったけど、やってもらうと、ものすごくうまい。たくさんの人に触られてきたから、術者の技量はすぐに分かる。間違いなくうまい人だった。しかも、この熊さん、うまいだけじゃなかった。「お客さん、どこか調子の悪いところありますか」というから、気になる症状を伝えた。すると、「絶対店に言わんといてくださいよ」と言って、私の足首のこのあたりを爪でぎゅっと押し始めた。痛かった。でも施術後、腰の不調が明らかに楽になった。こんな体感は初めてだった。「何をしたの?」と聞くと、「実は自分は鍼灸師で、今ここでバイトをして開業資金を貯めています。店長からは『気持ちいいだけの施術をしておけ』と言われているのですが、僕としては人を根本から治す施術がしたい」と。詳しく聞くと、店の規定として、『マッサージはあくまで心地よいリラクゼーションを提供するものであり、症状を治すような治療的施術は無用』というのがあって、店長から「お前に技術があることは分かっている。しかしどれだけ技術があっても、気持ちいい、の状態で帰せ。本気出して治すなよ」と釘をさされていると。

    熊(と仮に呼びます)は私より一回り年下の若者だったけれど、何かを感じて「開業したら知らせてください」と連絡先を渡した。

  • >>No. 25274

    昨日、竹中さんご夫妻と一緒に食事をした。そこで、こんな話を聞いた。

    「35年料理人をやってた。料理人って純然たる肉体労働だよ。1日14時間、重い鍋を振ったり、基本立ちっぱなしだし、体を酷使するだけじゃなくて、作る手順とか頭も使うし、味付けのチェックに味覚も使う。店はありがたいことに繫盛していたけど、体は悲鳴を上げていた。特に腰をいわせてしまった。
    それで、あちこち行った。病院行ったって痛み止めが出るだけで何の解決にもならない。だから、整体とか鍼灸の類い。お客さんが「あそこの整体がいいよ」と勧めてくれるところには全部行った。治したい一心で、施術家の言うことを素直に聞いた。「週2回来なさい」と言われたら行ったし、「この布団がいい」と言われたら買った。枕なんて家に3つ4つあったよ(笑)

    鍼灸、整体、気功。効いたのもあれば怪しいのもあった。いろいろ経験したけれど、結局どれもパッとしなかった。

  • コロナワクチンと妊娠
    https://note.com/nakamuraclinic/n/n60ead2c686df
    (ナカムラクリニック  2023年5月30日 09:58)


    竹中さんは三宮で妊活専門の鍼灸院をしている。僕の妻も以前ここでお世話になり、赤ちゃんを授かった。

    日々多くの患者が僕を頼って来院される(ありがたいことです)。しかし僕とて 打率10割ではない。まだまだ勉強中の小僧です。何度か通院していただいたものの、残念ながら僕の力及ばず、患者が思うように改善しないことがある。そういうとき、患者に竹中さんを紹介することがある。
    美容整形手術を受けた後、顔に違和感が生じるようになった20代女性。食事の改善指導やサプリなどを勧めるも「10の症状が7になった程度」と、改善ははかばかしくない。そこで竹中さんに紹介した。顔に鍼を打ち灸をすえることで症状が大幅に改善したという。こんなのは僕には真似できない技術だ。

    竹中さんは年齢60代。鍼灸師としてすばらしい仕事をしているけれど、意外なことに、鍼灸のキャリアは15年ほど。鍼灸師になる前は料理人だったということは、妻から聞いていた。
    また、最近酒をやめたという噂も聞いていた。その理由は、
    「人生の残り時間を考えると、酔っ払っている時間がもったいないから」
    最高にカッコいいと思った。僕の身の回りでも鵜川さんとか、ある種の使命感を持っている人は酒を飲まないって人が多い。鵜川さんも竹中さんも、”鉄の肝臓”で酒はめちゃくちゃ強いんよ。でも飲まない。カッコよくて憧れるけど、禁酒は今の自分にはハードルが高いなぁ(笑)

    竹中さん、もうすぐ本を出すという。これまで竹中さんがYouTubeなどで発信してきた情報のエッセンスがこの一冊につまっている。妊活中の女性のバイブル的な存在になるだろう。

  • >>No. 62502

    料理人として35年やってきて、その後は 妊活専門の鍼灸師として15年。

    ステージががらりと変わったように、別の人生になっている。
    偶然ではない。確かに、竹中さんが自分の意思と選択で、今の人生を作ってきた。しかし、それにもかかわらず、竹中さんの意思を超えたもっと大きなものが、竹中さんを今の仕事に導いたようにも思える。
    何度も例に出すようだけど、竹中さんを見ていると鵜川さんとダブって見えるんだよね。
    鵜川さん、コロナ前には日本を去ってタイで余生を過ごす予定だった。しかしコロナ禍になってタイ移住の話は消えて、ワクチン遺族の活動をするようになった。あるとき伊勢神宮にお参りしたとき、神殿から強い風が吹いてきて、頭の中に声が聞こえた。それがきっかけでワクチン遺族のドキュメンタリー『真実を教えてください』を作り始めた。明らかに、導かれていると思う。

    ここでは詳述しないけれど、竹中さんにも似たようなエピソードがある。竹中さんが奈良県大峰山にある龍泉寺(修験道の霊場として有名)に行ったとき、龍を見た。雪の積もった真冬のある日、目の前を突如巨大な龍が舞い上がった。使命とかこの世でやるべきことがある人には龍がつき力を貸してくれるという。
    竹中さんの奥さん、ちょっとした霊感のある人で「あっちゃんにも龍ついてるよ」と言ってくれたけど、どうかな。

    龍は中国語では「ロン」だから、多分、家に置いてきたロンの生霊が僕につきまとってるんじゃないかな (笑)

  • >>No. 62501

    コロナワクチンによって妊孕性が低下するという研究があることは知っていますが、それを伝えるとその方の希望の芽を摘んでしまうことにもなるので、せめて今後の追加接種は控えるように話をする程度にとどめています。 ワクチン未接種だからすぐに妊娠できるわけでもなく、そもそも当院に来られる方は授かりにくい状態でこられるのだから、これは非常にセンシティブな問題です。

    妊活に関していうと、自律神経や肉体的なこともあるけれど、精神面のフォローが大事だから「あなたはダメ」というのは思っていても言えないもどかしさはあります。
    確かに、4回以上打った女性の妊娠はかなり厳しい。4回目以上の人は、食生活や生活習慣、デトックスの意識を持ち、時間がかかること認識してもらわないといけない。あと、パートナーの男性の接種回数も関係してくるように思います」

  • >>No. 62500

    コロナワクチンが始まった後、うちにもワクチンを打った女性が来るようになった。もともとの客層として、妊娠しにくい方が来るというのが根底にあるわけで、コロナワクチンの接種によって妊娠しにくくなっているのか、それともワクチン関係なく妊娠しにくいのか、そのあたりが当初は分からなかった。しかし、これ、当院のデータです。

    (+)というのは陽性、つまり妊娠したということ。だから、この表の読み方は、たとえば、0回接種者で20代の人は2人いて、その2人が妊娠した。0回接種の30代は33人いて、そのうち妊娠したのは19人、というふうに読みます。
    30代について見てみると、妊娠率は、0回接種で57.6%、(1回接種で100%)、2回接種で53.3%、3回接種で31.8%、4回接種で33.3%。Nが少ないので明確には言えませんが、接種回数に応じて妊娠率が下がってる印象は受けます。

    「4回打ったから妊娠しない」というようなことは言えません。実際、4回接種した人で妊娠に至った人は当院で2人います。
    もちろん「妊娠した」というのはあくまで通過点であり、これからきちんと流れることなく生まれるかどうか、さらには、出産後の赤ちゃんの健康具合はどうか、そのあたりのことはまだ分かりません。新しいワクチンだから、これは私だけではなく、誰にも分からない。

    「心筋炎を発症する赤ちゃんが爆発的に増加している」
    印象としては、3回以上接種した人では妊娠まで非常に時間がかかります。食事や栄養状態などあまり問題がない(セックスの回数が少ない以外)のに、授かれない方が多いです。流産せずに健常児が生まれてきてくれることを祈るのみです。
    問診票には接種回数を書いてもらってるけど、4回以上だからと言って治療を断ることはできないし、コロナワクチンで妊娠しにくい体になっているとは伝えてはいません。

  • >>No. 62499

    鍼灸師になった当初は、漠然と「将来的には60歳になれば飲食店をたたんで、治療家としてやっていこう」と思っていた。でも東北の地震があって、人生観が変わった。そんな悠長ではいられないと思って、2011年飲食店をやめて今の鍼灸院と漢方薬店を開業した。

    当初は、熊から教わった流儀で、肩こりや腰痛をメインにやっていたけれども、本当に治してしまうので、こういうお客さんは治ったら来なくなる。当たり前の話だけど。でもこれでは、正直経営的にきついんです。

    そんなとき、肩こりや腰痛で通っている若い女性から「妊娠した」という報告をぽつぽつ受けるようになった。たとえば、そのなかのひとりの女の子は、かなり不摂生で、毎日の食事は乱れていて酒もよく飲む。その子が「私は卵管がつまってる。妊娠したいなら、まずその卵管のつまりを治さないといけない」と産婦人科医から言われた。でも「私は子供は要らないから別につまったままでもいい」と。でもその子が3か月後に「妊娠しました」と。

    そんな妊娠報告が続いて、妊活専門を標榜することを意識し始めた。妊娠というゴールを目指して、定期的に通ってもらえる。それはうちの経営的にはありがたいことだけど、もちろんそれだけじゃない。目的は「体の不調を治す」ではなくて、「この世界に新しい命を迎え入れる」ことなんです。その手伝いをすることに、この上ないやりがいを感じるようになった。

  • >>No. 62498

    すると何か月かして、熊から連絡があり「開業しました」と。施術を受けたい旨を伝えると「往診で行かせてください」という。それ以後、月2回うちに来てもらうようになった。それで腰痛が大幅に改善した。

    あるとき、冗談半分で熊に「弟子入りしたい。教えてくれるか?」すると、「教えます。ただ、この業界、とりあえず免許があったほうがいいです」ということで、料理人をしながら専門学校に通い、鍼灸師の免許をとった。それが51歳のこと。
    当時フランス料理店をやっていて、夜だけオープンの店だったから、昼間は空いている。空いてた部屋に折りたたみベッドを置いて、すぐに開業届を出した。
    熊のところは開業して以後、たちまち評判になった。「難病が治った」との口コミが広がり、今や予約のとれない人気店になっている。

    熊に弟子入りしたとはいうものの、彼は手取り足取り教えるタイプではないし、そもそもこの世界、教えたからといってできるようになるものではない。熊の流儀は脈を細かくとりながら施術していくスタイルなんだけど、術者の感性が大事。マニュアルで「こういうときにはこうする」的なものではないんだ。だからどうしても、「見て盗め」とか「考えるな。感じろ」という教え方になる。熊には私以外に何人も弟子がいたけれども、みんなやめていった。

  • >>No. 62497

    そんなときに、今でいうところのクイックマッサージが流行しはじめた。30分いくらとか安いけれども全然効かない。効かないけれども、お姉ちゃんに押してもらうのは気持ちがいい。それで気分転換がてら、ちょくちょく通っていると、あるとき、熊みたいなお兄ちゃんが出てきた。「なんだ、男か」と思ったけど、やってもらうと、ものすごくうまい。たくさんの人に触られてきたから、術者の技量はすぐに分かる。間違いなくうまい人だった。しかも、この熊さん、うまいだけじゃなかった。「お客さん、どこか調子の悪いところありますか」というから、気になる症状を伝えた。すると、「絶対店に言わんといてくださいよ」と言って、私の足首のこのあたりを爪でぎゅっと押し始めた。痛かった。でも施術後、腰の不調が明らかに楽になった。こんな体感は初めてだった。「何をしたの?」と聞くと、「実は自分は鍼灸師で、今ここでバイトをして開業資金を貯めています。店長からは『気持ちいいだけの施術をしておけ』と言われているのですが、僕としては人を根本から治す施術がしたい」と。詳しく聞くと、店の規定として、『マッサージはあくまで心地よいリラクゼーションを提供するものであり、症状を治すような治療的施術は無用』というのがあって、店長から「お前に技術があることは分かっている。しかしどれだけ技術があっても、気持ちいい、の状態で帰せ。本気出して治すなよ」と釘をさされていると。
    熊(と仮に呼びます)は私より一回り年下の若者だったけれど、何かを感じて「開業したら知らせてください」と連絡先を渡した。

  • >>No. 62496

    昨日、竹中さんご夫妻と一緒に食事をした。そこで、こんな話を聞いた。

    「35年料理人をやってた。料理人って純然たる肉体労働だよ。1日14時間、重い鍋を振ったり、基本立ちっぱなしだし、体を酷使するだけじゃなくて、作る手順とか頭も使うし、味付けのチェックに味覚も使う。店はありがたいことに繫盛していたけど、体は悲鳴を上げていた。特に腰をいわせてしまった。
    それで、あちこち行った。病院行ったって痛み止めが出るだけで何の解決にもならない。だから、整体とか鍼灸の類い。お客さんが「あそこの整体がいいよ」と勧めてくれるところには全部行った。治したい一心で、施術家の言うことを素直に聞いた。「週2回来なさい」と言われたら行ったし、「この布団がいい」と言われたら買った。枕なんて家に3つ4つあったよ(笑)

    鍼灸、整体、気功。効いたのもあれば怪しいのもあった。いろいろ経験したけれど、結局どれもパッとしなかった。

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