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投稿コメント一覧 (51コメント)

  • 五千円台回復、おめでとうございます。今後も、ゆっくりとした上昇に規定しています。

  • No.576 強く買いたい

    日経ビジネスの2020年 7月…

    2020/07/09 06:56

    日経ビジネスの2020年 7月9日号で、サカタのタネが取り上げられています。今日は上がるかな?

  • 過去にも投稿した内容ですが、2019年7月18日付けで、経済産業省から「伊藤レポート2.0~バイオメディカル産業版~(バイオベンチャーと投資家の対話促進研究会報告書)の改訂版」が公表されています。84ページとボリュームがありますが、臨床開発前期、臨床開発後期、安定成長期に分けて、創薬型ベンチャーが投資家にどんな情報を語るべきかを提示しているのは、大変納得感があります。バイオへの投資家には、必読のレポートだと思います。サンバイオからは、プロジェクトメンバーにもゲストスピーカーにも参加しておりませんが、今後のIRにおいては、是非参考にして頂きたいと思います。PDFファイルは経済産業省のホームページからダウンロード可能です。

  • このスレッドに切り替わったのが27日の午前4時で、
    過去スレッドの最後の投稿が3時58分なので、
    投稿の抜けは無いと思います。

  • >>No. 9573

    MHSRS19でのSB623の講演は、ホームページのLearn/Presentの下にある、2029 Program Guide (PDF)でP.37にあります。
    Safety And Clinical Outcomes Following SB623 Stem Cell Implantation in Chronic Traumatic Brain Injury Patients: Interim Analysis Of The Phase 2 STEMTRA Trial

  • No.707 強く買いたい

    7月29日のNHKの逆転人生で…

    2019/07/30 14:40

    7月29日のNHKの逆転人生では、エーザイの認知症治療薬アリセプトの話が取り上げせられていました。お母様を認知症で亡くした杉本 八郎さんの話です。治療薬の開発は、お母様の治療には間に合わなかったのですが、同じ病に苦しむ人を救いたいという強い思いで、最後には開発に成功します。その成果は、年間売り上げ3,000億円のブロックバスターとなりました。SB623も、何時か逆転人生で取り上げてもらえる日が来ると思います。

  • 7月18日付けで、経済産業省から「伊藤レポート2.0~バイオメディカル産業版~(バイオベンチャーと投資家の対話促進研究会報告書)の改訂版」が公表されています。84ページとボリュームがあるので、未だ全部を読み切れていませんが、臨床開発前期、臨床開発後期、安定成長期に分けて、創薬型ベンチャーが投資家にどんな情報を語るべきかを提示しているのは、大変納得感があります。バイオへの投資家には、必読のレポートだと思います。サンバイオからは、プロジェクトメンバーにもゲストスピーカーにも参加しておりませんが、今後のIRにおいては、是非参考にして頂きたいと思います。PDFファイルは経済産業省のホームページからダウンロード可能です。

  • 本日の日経夕刊の「あすへの話題」に、第一三共会長の中山譲治氏が、アムジェンを立ち上げたジョージ・ラスマン氏とのビジネスの事を書かれています。中山氏が、ICOS社との契約交渉を行った時に、夕方に経済面の合意ができ、翌朝の会議で契約書の打ち合わせの日程を確認したら、他社との契約書の一部を黒塗りにしたコピーを出してきたそうです。そして、ラスマン氏いわく、「新薬を生み出すこの業界では、科学者のみが価値を生み出す。弁護士や会計士はそのような価値を生み出さない。彼らを使って契約書の文章表現に金と時間を費やすのはまったく無駄だ。」だそうです。面白い記事なので是非ご一読下さい。サンバイオもこうあって欲しいともいます。

  • No.466 強く買いたい

    サンバイオが21019年7月1…

    2019/07/16 14:44

    サンバイオが21019年7月12日に発表した「ストック・オプション(新株予約権)の付与に関するお知らせ」のIRでは、『行使価額は、割当日の属する月の前月の各日(取引が成立しない日を除く。)の東京証券取引所における当社普通株式の普通取引の終値の平均値(1 円未満の端数は切り上げる。)又は割当日の終値(取引が成立しない場合はそれに先立つ直近日の終値)のいずれか高い金額とする。』となっています。割当日は、2019年7月30日(日本時間)なので、ポジティブなIRは、7月30日の15時以降ではないでしょうか。ちなみに、7月30日は先負です。

  • 株主総会についての投稿は沢山あるので、その後に行われた事業説明会の質疑応答をまとめました。総会後、半数近くの株主の方が参加され、会社からの資料にそった説明が30分程度あり、その後約一時間の質疑応答が行われました。サンバイオからの資料は、4月26日付けのIRニュースから、事業説明会資料のPDFファイルをダウンロードして下さい。

    20190426 サンバイオ事業説明会 (1)
    質疑応答
    質問 脳梗塞の結果は残念だったが、効かなかった人の原因が何であったのかが解らないと、今後TBIについて米国と欧州でPh3の治験を行う時に、影響が出るかもしれないと考えている。Ph3の治験の進め方について、ご意見を聞かせて欲しい。
    回答 脳梗塞の治験では種々の項目や患者様の遺伝子等も取っている。遺伝子も網羅的に解析できる検体も取っているので、それらに対する解析に時間がかかっている。TBIに対する影響は、TBIで既に有効性があるという結果が得られているので脳梗塞の結果がTBIに影響することは無い。TBIの患者では、母集団に対して遍く効いている。TBIは有効性が出ているのでデイテクトし易いが、脳梗塞はかなり詳しく見て行く必要かある。脳梗塞のデータをすべて見ている訳ではないが、脳梗塞の結果がTBIの結果に影響することはないと考えている。

    質問 TBIのp値が0.04とかなり有意差ぎりぎりの所なので、n値が増えたときに大丈夫か心配である。
    回答 TBIのSTR01を始めた時も、どの位の容量がという話があった。TBIは脳梗塞に比べ病変が大きい。投与量のデータについてはp値が0.0065まで下がってくる。Ph3の治験では我々が申請する量で行うので、成功のためのマージンは大きいと思っている。

    質問 前回の脳梗塞の治験で、プラセーボ群の結果が良かった理由をどう考えておられるか?
    回答 プラセーボ群についても、結果が良かった理由の分析を行っている。脳梗塞の悪化に関わる遺伝子や、神経の再生に関わる遺伝子を細かく見ている。

    質問 脳梗塞の治験で投与群とプラセーボ群で優位さが無かったが、それは、プラセーボ群で改善の数値が大きい人が居たためなのか、投与群で予定の改善の数値が得られなかったためなのかで大きく異なると思う。詳細のデータは無理としても、この傾向について教えて欲しい。
    回答 この治験は、大日本住友製薬様と共同で行っているので、何処まで開示するかを大日本住友製薬様と合意しないと開示できない。

    質問 今後の治験に関して、大日本住友製薬様が止めるという心配は一切無いのか?
    回答 森社長 その判断は大日本住友製薬様が行うことなので、確答は出来ないが、当社として余り心配はしていない。
    川西会長 当社としては大日本住友製薬様の判断を待つことになるが、社内的には自信を持って先に進むと考えており、大日本住友製薬様が止めた場合は、自社で進める事になる。

    質問 先程、2020年1月までに先駆け承認の申請をするのは、難しいのではないかという質問をしたが、金子部長の話を聞いてよく理解できた。バイオの会社では、色々なスケジュールを出すが、遅れることが多い。医薬品メーカに勤務していたので、承認申請の書類整備等が非常に大変な事は存じている。コンセルジュが付くが、一千五百万を超える相談料も必要なので大変と思っている。3年前に早期承認制度に認められた薬が、その後承認を得られていないが、サンバイオの場合は、金子部長の説明のようにダブルブラインドのPh2の治験を成功しているのでこれが大きな違いと解った。
    ソニアさんのビデオが色々な所で出ているが、それ以外にも顕著な回復を見せた方はいるので、そういった方のビデオや薬として写真を出す事はできないのか。
    回答 ビデオについては、承認申請が近いほどセンシティブになる。日本の薬事法では、薬として承認されていないものを出すのは禁止されているので、ドクターは独自に患者様の同意を取られてビデオを撮られているが、それを出すと当局を刺激するので、承認申請に近い程開示できないと思う。顕著な回復をした患者様の分布は、受傷期間と回復点数のグラフで20点以上改善された方が該当すると思う。

    質問 緑内障に対してSB623を投与した場合の可能性についてお聞きしたい。また治験を行うなら手を上げたい。
    回答 他の眼科疾患も含めて、作用機序が合っているなら、適用できる。緑内障も単なる眼圧の上昇から、視神経に研究の対象がシフトしつつあり、我々の領域に近づいている。今後、動物実験等からスタートするが、黄班変性を最初に対象とするが、その結果により緑内障にも拡大する。
    日本の場合は正常眼圧緑内障が7割程度だが、神経を再生するという点からは可能性もあるが、今後、基礎研究を進めて行く。

    質問 脳出血の治験の時期については、どうなりそうか?
    回答 開始時期は、今後決定するが、TBIの結果を活用すれば、ハードルは低いと考えている。

    質問 TBIに関して5百万が1千万に比べて良かった理由をどうみているか?アメリカンフットボールの選手で脳に障害を起こすCDEという別の病名が付いているようだが、これにもSB623は適用できるのか?慢性脳梗塞で、TBIと同様な散布図の開示はできないか?
    回答 5百万に比べて1千万が大幅に悪いという事ではなく、1千万のほうがバラツキが大きかった。CDEがコンカッションであれば、TBIを発症するので、SB623の対象になる。散布図の開示については、引き続き両社で協議して行きたい。

  • ご返信、有難うございました。当日のメモには、金子部長がスライドを参照しながら、「平均で11.9点の改善が見られた。」とあります。残念ながら、スライドのタイトルをメモ出来なかったので、他の方のご指摘のように、TBIについての数値と思われます。

  • 株主総会についての投稿は沢山あるので、その後に行われた事業説明会に質疑応答をまとめました。総会後、半数近くの株主の方が参加され、会社からの資料にそった説明が30分程度あり、その後約一時間の質疑応答が行われました。サンバイオからの資料は、4月26日付けのIRニュースから、事業説明会資料のPDFファイルをダウンロードして下さい。

    20190426 サンバイオ事業説明会 (2)
    質疑応答
    質問 SB618はSB623から改善されたものとなるのか?
    回答 SB618は遺伝子を導入していないので、SB623と違う細胞で、改善したというよりは元々のMSCをより強化したものになる。

    質問 どんな方法による強化なのか?
    回答 具体的にはグロスファクターを幾つか加えることで消炎作用を強化している。

    質問 SB308は、骨髄のどの部分の細胞を基にし、全て米国人から採取したものをグローバルに使おうとしているのか?
    回答 SB308は、元々骨髄のMSCをもとにグロスファクターを加えて、筋肉の幹細胞の性質を持つものを作っている。現在は全て米国で行っているので、米国人から採取したものを使っている。

    質問 脳梗塞の治験で、マルチステムと比較して、梗塞部位への静着にあたり脳内の細胞の動きが遅い感じがするが、これについての見解を聞きたい。
    回答 マルチステムの場合は血流に載せるので、動きが問題になるが、SB623は定置脳手術で直接部位に注入するので、細胞の部位からは動かない。

    質問 自家と他家で、静着について差があるのかどうか?脳出血の治療が旨く行くかにもこれは関わっていると思うがどうか?
    回答 SB623の作用機序は、投与した細胞が定着するのでは無く、投与した細胞は1ヶ月位で消滅する。SB623を投与すると、バイオブリッヂと名付けた作用で、神経幹細胞を集める作用がある。つまりトロフィクエフェクト?がメインではないかと考えている。

    質問 脳梗塞の治験でSB623を5百万単位で投与して効いた人の割合はどの位か?最近IRが出た。SB623が欧州医薬品庁より先端医療医薬品の指定を受けた事は、どの程度メリットがあるものなのか?
    回答 平均値で11.9点の改善が得られているので、かなりの割合で効いていると思う。何パーセントの患者については、学会や論文で発表するときに新規性がなくなるので、これ以上の詳細は、それ以降にさせて欲しい。勿論、先駆け申請では、厚労省に出している。欧州医薬品庁からATMPに指定された事で、一般医薬品ではなく細胞治療のレギュレーションが適用されるので、大きなメリットがある。承認申請のプロセスも違う。

    質問 TBIについてPh3に進めると思うが、対象として米軍のTBIの患者は、対象に含めるのか?爆風でやられるという事の意味が解らなかったが、脳全体にダメージがあるので難しいと思うが、特に排除しないのか?
    回答 交通事故等でも広範に挫傷が起きているので、今回の治験でも脳の半分位の挫傷の方がいた。米軍でのTBIの患者も多いので、含めて考えて行きたい。

    質問 脳梗塞の治験で、層別の解析をして、何か解っているか?バイオブリッジの機序からして、効かなかった患者さんは、神経幹細胞が少なかったという事はないのか?
    回答 慢性期脳梗塞についてなるべく早い上市を目指すという方針に変わりは無い。まず、詳細な解析が大事と思っている。効かなかった患者については、どの位近くに投与できたが一つの要素と見ている。幹細胞の数については、一つの要素ではあるが、なかなか数値が取りづらいと思っている。

    質問 投与するドクターの技量に依存するところがるのか?
    回答 治験の中でも、良い投与ができた患者様とそうでない患者様がいると見ている。今後、上市して、手術の数が増えるにつれ、より良い投与のノウハウがたまって行くと見ている。

    質問 慢性期では、脳損傷でも脳梗塞も似ているとのお話があったが、脳梗塞について旨く行かなかった事の詳細解析中ではあるが、開発を継続する根拠を聞きたい。
    回答 開発を継続する根拠としては、TBIでの結果と脳梗塞でのPh1とPh2aでよい結果が得られている事がある。また、安全性の問題が無かった事もある。Ph2bでは、患者様の条件を広げた事も、今回の理由の一つではないかと考えている。詳細解析で、その条件が判明すれば、承認申請に向かえると思っている。これまでの治験の経験で、条件を間違って、治験で失敗する事はあるが、間違って成功する事は起こり得ない。条件を選べば効果はあると思うし、SB623にはポテンシャルがあると思う。

    質問 昨年、祖父を脳梗塞で亡くしたので、手技の差であったり、リハビリの程度であったりに理由があるのではないかと思う。そういった環境条件をそろえるといった事は考えられないのか?
    回答 条件が解れば、割付を変える事も考えられる。遺伝子の解析も含めて、分析を進めている。全ての患者様に届けたいので、今後の分析に基づいて決めたい。

    質問 損傷部位が大きい場合どのように投与するのか、どの位の大きさまで投与できるのか?
    回答 1cm x 1.5cmの穴を開けるが、投与する場所が皮質で浅い所のケースが多いので、かなり大きな損傷部位にも投与できる。

    質問 SB623の価格はどの位になるのか?他の医薬品だと1000万を越えるが、
    回答 価格は、これから当局と話し合って決めるので、見通しも難しい。保険収載を目指すので、患者様から見ると、高額医療費制度があるので、患者負担の上限は限られると思っている。

    以上

  • 株主総会についての投稿は沢山あるので、その後に行われた事業説明会に質疑応答をまとめました。総会後、半数近くの株主の方が参加され、会社からの資料にそった説明が30分程度あり、その後約一時間の質疑応答が行われました。サンバイオからの資料は、4月26日付けのIRニュースから、事業説明会資料のPDFファイルをダウンロードして下さい。

    20190426 サンバイオ事業説明会 (1)
    質疑応答
    質問 脳梗塞の結果は残念だったが、効かなかった人の原因が何であったのかが解らないと、今後TBIについて米国と欧州でPh3の治験を行う時に、影響が出るかもしれないと考えている。Ph3の治験の進め方について、ご意見を聞かせて欲しい。
    回答 脳梗塞の治験では種々の項目や患者様の遺伝子等も取っている。遺伝子も網羅的に解析できる検体も取っているので、それらに対する解析に時間がかかっている。TBIに対する影響は、TBIで既に有効性があるという結果が得られているので脳梗塞の結果がTBIに影響することは無い。TBIの患者では、母集団に対して遍く効いている。TBIは有効性が出ているのでデイテクトし易いが、脳梗塞はかなり詳しく見て行く必要かある。脳梗塞のデータをすべて見ている訳ではないが、脳梗塞の結果がTBIの結果に影響することはないと考えている。

    質問 TBIのp値が0.04とかなり有意差ぎりぎりの所なので、n値が増えたときに大丈夫か心配である。
    回答 TBIのSTR01を始めた時も、どの位の容量がという話があった。TBIは脳梗塞に比べ病変が大きい。投与量のデータについてはp値が0.0065まで下がってくる。Ph3の治験では我々が申請する量で行うので、成功のためのマージンは大きいと思っている。

    質問 前回の脳梗塞の治験で、プラセーボ群の結果が良かった理由をどう考えておられるか?
    回答 プラセーボ群についても、結果が良かった理由の分析を行っている。脳梗塞の悪化に関わる遺伝子や、神経の再生に関わる遺伝子を細かく見ている。

    質問 脳梗塞の治験で投与群とプラセーボ群で優位さが無かったが、それは、プラセーボ群で改善の数値が大きい人が居たためなのか、投与群で予定の改善の数値が得られなかったためなのかで大きく異なると思う。詳細のデータは無理としても、この傾向について教えて欲しい。
    回答 この治験は、大日本住友製薬様と共同で行っているので、何処まで開示するかを大日本住友製薬様と合意しないと開示できない。

    質問 今後の治験に関して、大日本住友製薬様が止めるという心配は一切無いのか?
    回答 森社長 その判断は大日本住友製薬様が行うことなので、確答は出来ないが、当社として余り心配はしていない。
    川西会長 当社としては大日本住友製薬様の判断を待つことになるが、社内的には自信を持って先に進むと考えており、大日本住友製薬様が止めた場合は、自社で進める事になる。

    質問 先程、2020年1月までに先駆け承認の申請をするのは、難しいのではないかという質問をしたが、金子部長の話を聞いてよく理解できた。バイオの会社では、色々なスケジュールを出すが、遅れることが多い。医薬品メーカに勤務していたので、承認申請の書類整備等が非常に大変な事は存じている。コンセルジュが付くが、一千五百万を超える相談料も必要なので大変と思っている。3年前に早期承認制度に認められた薬が、その後承認を得られていないが、サンバイオの場合は、金子部長の説明のようにダブルブラインドのPh2の治験を成功しているのでこれが大きな違いと解った。
    ソニアさんのビデオが色々な所で出ているが、それ以外にも顕著な回復を見せた方はいるので、そういった方のビデオや薬として写真を出す事はできないのか。
    回答 ビデオについては、承認申請が近いほどセンシティブになる。日本の薬事法では、薬として承認されていないものを出すのは禁止されているので、ドクターは独自に患者様の同意を取られてビデオを撮られているが、それを出すと当局を刺激するので、承認申請に近い程開示できないと思う。顕著な回復をした患者様の分布は、受傷期間と回復点数のグラフで20点以上改善された方が該当すると思う。

    質問 緑内障に対してSB623を投与した場合の可能性についてお聞きしたい。また治験を行うなら手を上げたい。
    回答 他の眼科疾患も含めて、作用機序が合っているなら、適用できる。緑内障も単なる眼圧の上昇から、視神経に研究の対象がシフトしつつあり、我々の領域に近づいている。今後、動物実験等からスタートするが、黄班変性を最初に対象とするが、その結果により緑内障にも拡大する。
    日本の場合は正常眼圧緑内障が7割程度だが、神経を再生するという点からは可能性もあるが、今後、基礎研究を進めて行く。

    質問 脳出血の治験の時期については、どうなりそうか?
    回答 開始時期は、今後決定するが、TBIの結果を活用すれば、ハードルは低いと考えている。
    質問 TBIに関して5百万が1千万に比べて良かった理由をどうみているか?アメリカンフットボールの選手で脳に障害を起こすCDEという別の病名が付いているようだが、これにもSB623は適用できるのか?慢性脳梗塞で、TBIと同様な散布図の開示はできないか?
    回答 5百万に比べて1千万が大幅に悪いという事ではなく、1千万のほうがバラツキが大きかった。CDEがコンカッションであれば、TBIを発症するので、SB623の対象になる。散布図の開示については、引き続き両社で協議して行きたい。

  • 新しい薬については、薬害というリスクがあります。サリドマイドという薬の薬害についてご存知の方も少なくなってしまったと思いますが、発売当初は習慣性の無い夢の睡眠薬と謳われたものでした。SB623については、今回の慢性期脳梗塞の2bの治験でも安全性に問題が無い事が確認出来ているのは、大変良い事と思います。SB623の有効性に有意差が無くても、治験の再デザイン等でリカバリーは可能ですが、安全性の問題が発生したら、TBIでの有効性も吹き飛んでしまい、SB623の上市もありえなくなるので、その影響は今回の治験結果の速報とは比較にならないレベルになります。バイオを含む製薬企業に投資する時には、このリスクは常に意識しておくことが必要と思います。

  • 返信が遅くなり、大変失礼致しました。何故、塩野義製薬かですが、成功した企業とサンバイオをベンチマークして、サンバイオに対する投資の評価を行う事は、大変重要と考えています。
    ご存知のように、塩野義製薬はインフル薬のゾフルーザで、3ヶ月間の項インフル薬の数量実績で1位となり、347万人分の47%を占め、2位がイナビル、3位がタミフル、4位がタミフルの後発薬となっています。(2019年2月5日付け日経朝刊) ゾフルーザの2018年4-12月の売り上げは99億円となり、現在も24時間フル生産の状況が続いています。勿論、塩野義製薬はゾフルーザのみではありませんが、新薬の開発とグローバルに販売する事のベンチマークにはなると思います。
    詳しくは番組を見て頂くと良いと思いますが、グローバル化では、タミフルを販売しているロシュのCEOと塩野義の手代木社長がブレックファーストミーティングをしている所が取材されています。この中で、グローバルな提携等をする時には、相手方のトップと既に人間関係が築かれている事が重要と、手代木社長は述べています。サンバイオの森社長は、昨年末に3週間欧米を回られたとされていますが、SB623の将来の販売ライセンス等の交渉を行う上では、非常に良いと思います。
    次に、ゾフルーザの治験については、通常5年かかる所を、薬の成分の配合割合を変えたものを複数用意するなどの工夫をして、3年に短縮しています。私は、医学関係者で無いので断定的な事は申し上げられませんが、サンバイオも次の治験では、色々な工夫をして良い結果を出してほしいと思います。
    最後に、感染症の薬は絶対に必要なので自分たちがやるという塩野義製薬のビジョンと、TBI、脳梗塞、脳溢血といった病気に効く薬を作るというサンバイオのビジョンは共通する所があります。

  • >>No. 2125

    先週のカンブリア宮殿で塩野義製薬が取り上げられています。ご覧になっていない方には、Paraviでの視聴をお勧めします。

  • 「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。」とは、ビスマルクの言葉ですが、現在のサンバイオ株式の状況を考えると、次のキーワードが浮かびました。
    ナポレオン ワーテルロー ロスチャイルド
    信用買をされた方が、負証を迫られるので、株価はアンダーシュートすると思いますが、治験の詳細結果の公表が、潮目の変わり時になる事を期待します。

  • 1月29日のマーケット終了後に、米国での脳梗塞の治験Ph2b失敗(速報)のIRが出された。成功を楽観する予測が多かったが、残念な結果となった。日本の風土としては、一度失敗すると徹底的にケチが付けられるが、TBIの治験結果に偽りが無ければ、SB623にはそれなりの市場価値はあると思う。
    今回の結果についての一つの仮説は、SB623のメカニズムから、その効果は脳に残っている神経幹細胞の量に依存する事ではないだろうか。神経幹細胞が残っている量が非常に少なければ、SB623の効果も少ないと思う。治験の対象者はTBIの場合は若い人が多く、脳梗塞の場合は高齢者が多かったということはないか。今後、治験結果の詳細が公表されれば、明らかになると思う。

  • 素人なので断定は出来ませんが、脳動脈瘤は血管の病気、脳梗塞やTBIは脳の神経細胞の病気なので、薬が効くメカニズムから難しいのではないでしょうか。脳動脈瘤はステント手術でかなり対応が可能と思います。

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