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南アフリカ ランド / 日本 円【zarjpy】の掲示板 2018/08/14〜2018/08/20

ランド円は、他の新興国通貨と一緒にされて、下げているだけ。あまり根拠はなく、ドルランドでドル買いランド売りする実需はほとんどない。そのような実需は南アフリカからのドル建て輸出業者だけ。
トルコリラは、スペインの対外債権の4%で、影響大きいとはいえない。
以下は、新生銀行より、引用。
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外国銀行のトルコ向け与信は、ユーロ圏の中ではスペインが大きいが、スペインの対外与信全体に占めるトルコの割合は4.5%にとどまります(2018年3月末)。欧州の銀行全体でみれば、トルコの割合は更に低下すると思われます。トルコの混乱が欧州の銀行システムを揺るがすとの懸念は行き過ぎと見られます。また、トルコ経済の規模は世界経済の1%強であり、仮にトルコ経済が今後減速するとしても、世界経済に与える影響は限定的と考えられます。
 こうした中、他の通貨や株価指数がトルコリラに連れ安となっているのは、不透明感を嫌気した投資家のリスクポジション圧縮やトルコリラ安を材料とした投機筋の売りポジション積み上げなどが理由と考えられます。
但し、これらの影響はいずれも一時的と見られます。

トルコの不安定さが続く可能性はあるが、世界全体の経済や金融市場への影響は限定的

 今回のトルコリラの下落は、総じてトルコ固有の問題に起因するものであり、他の国や地域に伝播する類のものではないと考えられます。他の主要新興国の経済状況を確認すると、インフレ率が10%を超えていたり、経常赤字の規模がGDPの▲5%を超えているところはほとんどありません。インドネシアやインドなどでは、インフレや通貨安に利上げなどの金融政策で迅速に対応しています。
 トルコリラの下げが一服するために、まずは対米関係の改善が期待されますが、エルドアン大統領は強硬姿勢を崩しておらず、米側も同様です。またトルコの金融・経済政策の適正化も望まれますが、現在までのところは通貨下落の抑制策程度にとどまっています。このように、トルコの金融市場の動揺がしばらく続く可能性はありますが、それでも世界全体の経済や金融市場を混乱させる恐れは小さいと考えられます。