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tripla(株)【5136】の掲示板 2024/02/03〜2024/03/18

tripla(グロース 5136) SBIレポート
◆Book の年度末収益について計画超過を想定、これに起因して連結営業利益も計画を上回ると予想◆

根拠1 トリプラが発表した、収益の柱である tripla Book の導入施設数や GMV の増加ペースの絶対数でコロナ禍中より低い数値を前提としている。

根拠2 海外 M&A は規模こそ小さいが重要な意味を持つとみている。3Q 決算時にインドネシアの BookandLink 社(以下 B&L 社)、4Q 決算時に台湾のSurehigh 社(以下 S 社)の M&A を公表。両社とも単体(日本)に比べ業績規模は小さく、また短期的にはコスト増加要因にもなる。しかし、a)ローカライズ、b)製品群の統合・強化、c)プレゼンス向上、の 3 点から非常に重要な意味を持つだろう。

a  台湾では予約エンジン導入に際し標準機能としてHRS パッケージ販売(≒旅行と交通機関のセット販売)が必須要件であるが tripla 単体では許認可等の問題も絡み対応が困難だった。この課題を S 社の M&A により解決した。国ごとに異なる実情、成長障壁に素早く対応できたという点で好印象。
b  tripla は予約エンジン、B&L 社及び S 社はチャネルマネジャーを中心に各種製品を展開しているが、各社の”良い所取り”を通じて数年内に製品群の統合・強化を行い各地域で展開していく。これによりシステム連携、開発コスト最適化、提供価値増大が図られ、グループ全体としての強み・優位性がより発揮されていくだろう。
c  23/10 末時点の累計導入施設数は 7,844であり、各社の過去の推移、上述 a、b による導入加速期待等を加味すれば累計 1 万超え(同社曰く「業界内ではグローバルで指折りの企業となる規模感」)は時間の問題であろう。APAC を確実に手中に収め、その後仮に欧米等にも展開出来れば、「グローバルで高シェアを持つ日系 IT 企業」という稀有な存在になるだろう。中長期的な観点ではあるが国内のみならず海外動向にも注目したい。