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(株)ブランジスタ【6176】の掲示板 2016/07/29〜2016/07/30

今日の日経朝刊です。3/3

PERを参考に
 企業が公表する決算や予想数字を見る場合も主力企業とは違う視点が必要だ。岡三アセットマネジメントの五十嵐和人氏は「売上高が数倍になるなど変化率が大きい企業かどうかに着目すべきだ」と助言する。
 新興企業は収益の柱が少なく、財務も不安定だ。倒産リスクに注意を払う必要がある。手っ取り早いのはキャッシュフロー計算書の推移を見ることだ。本業の現金の出入りを示す営業キャッシュフローが黒字かどうかが一つの目安になる。また会社の過去の業績目標の達成度合いを見るのも一つの手だ。信用力の物差しになるからだ。
 投資のタイミングはPER(株価収益率)が参考となる。「高成長が期待できる銘柄ならば東証1部平均(15倍前後)を上回る数十倍も許容される」(みずほ投信投資顧問の岩本誠一郎氏)が、短期間の株価上昇で100倍を超えている場合はしばらく待つのも一つの手だ。赤字だとPERは使えないが、企業が3~5年後の目標利益を掲げていれば、それをベースとしたPERが一定の目安にはなる。
 資金は複数の銘柄に分散することを勧める市場関係者も多い。「主力株より値動きが大きいため、一銘柄に絞れば、一時的な株安局面で慌てて売り急ぐことになりかねない」(SBIアセットの関谷氏)からだ。
 中長期保有が基本だが、一定の含み損益が出たら、素早く売るルールを設定するのもよい。「高い成長期待に支えられる新興株は増益でも成長減速の兆しがあるだけで売られるきっかけになる」(みずほ投信の岩本氏)からだ。いずれにせよ、新興株投資では成長力の見極めが何よりも問われる。