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三井住友・DC年金プラン2020【79312013】の掲示板

あおぞら銀、前期の最終赤字498億円に拡大-税費用の会計処理で
梅川崇、宮沢祐介
2024年5月1日 16:16 JST 更新日時 2024年5月1日 17:13 JST
各ビジネスの今後の収益面に悪影響を与えることはない-あおぞら銀
下方修正は2度目、2月に黒字予想を一転し米不動産で赤字見通しに
あおぞら銀行は1日、前期(2024年3月期)の連結純損益を498億円の赤字に下方修正すると発表した。従来予想の280億円の赤字から損失幅が拡大する。下方修正は2度目となる。

  発表資料によると、現在の金融経済環境を踏まえて繰り延べ税金資産を取り崩し、税金費用145億円を計上することが下方修正の主因。円安によって外貨建て貸倒引当金の円換算額が膨らむことなども影響する。各ビジネスの今後の収益面に悪影響を与えることはないとしている。

  あおぞら銀は2月、米国オフィス向けの不動産融資で損失に備える追加の引当金計上などで、240億円の最終黒字予想を一転して赤字見通しに変えた。米商業用不動産の市況悪化が日本にも飛び火した事例として注目を集めた経緯がある。

  今回の発表では、米オフィス向け不動産ノンリコースローンについて、1-3月期に新たに破綻懸念先となった案件はなく、ワークアウト(物件処分による債権回収など)を進めていることも公表。4月には破綻懸念先2件のローン売却が完了したという。