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支援する会が声明を発表しました
富士機工 障がい者(鈴木航さん)自死裁判を支援する会
2018年7月18日 — 声明
知的障がいと学習障害をもつ鈴木航さんの自死は、富士機工が障がい者への配慮をしなかった安全配慮義務違反によるとし、両親(原告ら)が静岡地裁浜松支部に損害賠償を求めていた裁判の判決が6月18日にありました。
判決は「亡航にとって、本件プレス機での実習が、その能力に比して過重であり、その心理的負担は大きかった」とし「うつ病などの精神障害を発症していた可能性もないとはいえず、(中略)被告の業務に対する心理的負荷が亡航の自殺を招いたものと推察される」と、うつ病などの二次障がいの発症と、自死の原因が業務の過重によるものであることを認定しました。
しかし「安全配慮義務(中略)の前提となる『予見可能性』があったとは認められないとして「原告らの請求を棄却」しました。
これは「とりわけ金型交換業務は、(中略)多くの作業手順から成り、その習得には時間を要する」とし、油まみれのノートなどから「本件プレス機での作業内容を覚えることが困難であったことは想像に難くない」とし、原告らの主張「富士機工の無配慮が自死の原因」を認めたものです。
しかし、損害賠償請求は、無配慮な行為による自死であっても、その死が予見可能でなかった以上、これを認めることはできないとする従来の理論の枠から出ることなく棄却しました。しかし、この「予見可能性」についての認定は極めて不当なものです。
①「実習中、常に指導担当のC氏が亡航のそばについていた」「作業速度や作業効率は求められていない」「上司との人間関係も良好であった」などの富士機工の一方的な主張を丸呑みにしています。
②短期間の大量手順教え込みを予見可能性要因ではなく、予見不能要因にしている。
③人事責任者のA氏が航さんの障がい特性について、現場にまともに伝えなかったこと、そのため現場も健常者と同じ扱いをしたこと、配属時、専門家の意見を聞かなかったことなど、実行すれば予見が可能であった事実に言及していない。
④自死前日のプレス機の停止原因を「航さんのミス」「機械のミス」とする矛盾した二つの主張を咎めもせず特定もしていない。
⑤「バカはバカなりに努力せよ」との係長B氏の暴言を同社の脚色に沿い「航さんが自分でバカと言った」とし、自作のシール貼付もこの時の「B氏のアドバイス」とまで言っている。
上記から高裁に控訴すべきですが、裁判所の踏み込んだ認定により「何が原因で航は自死したのか」については明確になったこと。富士機工の責任も損害賠償責任こそ「予見可能性」により免れたものの、航さんの能力を超えたプレス機業務が航さんを自死に追いやったとして、事実上これを認めていること。そして何よりも原告らがこれ以上の紛争を望まないことから、控訴しないことを決断しました。
この裁判は、企業の障がい者就労のあり方について、問題を提起したもです。判決は納得できない面を残しますが、法定雇用率のみに目を奪われがちな障がい者雇用について一石を投じたものと確信します。最後に財政、運動両面で多大なご支援をいただいた会員をはじめとする支援者の皆様に厚くお礼申し上げます。
2018年7月17日
富士機工障がい者(鈴木航さん)自死裁判を支援する会 -
請求棄却の不当判決!!
富士機工 障がい者(鈴木航さん)自死裁判を支援する会
2018年6月18日 — 本日、地裁浜松支部で請求棄却の不当判決が出されました。
判決では自死の理由について業務の過重性を認めています。一方で会社として自死を予見する可能性は困難だったとして請求棄却する判決を出しました。
仕事との因果関係は認めてるのに、自死を予見するのは困難だから会社の責任は認められないという一般の人には分かりにくい判決です。
判決の詳細と今後の取り組みについて後日お知らせします。 -
いよいよ6月18日(月)に判決が出されます。
裁判の傍聴と記者会見、報告集会が行われます。
是非ともおいで下さい! -
裁判所へ提出した署名の合計は、25,011筆でした!
富士機工 障がい者(鈴木航さん)自死裁判を支援する会
2018年6月6日 — みなさんからお寄せいただいた電子署名と紙の署名を合計25,011筆を裁判所へ提出したことになります。ご協力ありがとうございます。 -
地裁浜松支部へ最終の署名提出
富士機工 障がい者(鈴木航さん)自死裁判を支援する会
2018年6月4日 — 本日、みなさんから頂いた署名とコメントを地裁浜松支部へ提出します。6月18日(月)が判決ですから、地裁浜松支部への提出は最後になります。今後の対応は、判決を受けてみなさんにお知らせします。 -
第89回静岡県西部地区メーデーで支援の訴え!
富士機工 障がい者(鈴木航さん)自死裁判を支援する会
2018年5月1日 — 今日は5月1日、第89回静岡県西部地区メーデーの会場である浜松城公園・芝生広場で支援する会の人たちと裁判への支援と募金の訴えを行いました。 -
4月10日(火)JR鷲津駅とその周辺で宣伝しました!
富士機工 障がい者(鈴木航さん)自死裁判を支援する会
2018年4月12日 — 鈴木航さんを支援する会では、毎月一回富士機工のあるJR鷲津駅とその周辺で裁判への支援を訴える宣伝行動を取り組んでいます。
ぜひ、ご協力をお願いします。 -
2018年3月29日 — 鈴木航さんを支援する会の会員に配布されているニュースNo.14です。ぜひ、ご覧ください。
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富士機工は、航さんの障がいを理解せず「何もしなければ何も問われないのか?6月18日に判決!
富士機工 障がい者(鈴木航さん)自死裁判を支援する会
2018年3月23日 — 驚くべきことに富士機工は、航さんの障がいを知らされていたのに、障がいの専門家にも相談していない。母親のゆかりさんの説明も配属先にほとんど伝えられていなかった。航さんは健常者と同じ扱いで、プレス機に回され、心情を「また奴隷のように働かされるのか」と述べている。一週間後には、複雑な金型交換作業もさせられ、一万字を超える油まみれの手帳、航さんは覚えられないのに「バカはバカなりに」と言われ、将来を絶望したのではないか。
(原告側弁護士の最終準備書面からまとめ)
このように会社は何もしていない。何もしなければ何も問われないのか。常識的な判決を期待しています。 -
2018年3月12日 — 今日の最終の口頭弁論に多くの方々に傍聴していただきました。
ありがとうございます。
判決が6月18日(金)13時10分~地裁浜松支部において出されます。みなさんからの長い間のご支援ありがとうございます。
判決までの間も署名や宣伝などに取り組みます。
引き続きご支援ください。 -
2018年3月6日 — いよいよ裁判も大詰めです。3月12日(月)11時~地裁浜松支部第一号法廷で最終の口頭弁論が行われます。終了後、報告会を弁護士会館で行います。みなさんからいただいた署名は、この日裁判所へ提出します。
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次回最終弁論 3月12日(月)11時~地裁浜松支部第一号法廷
富士機工 障がい者(鈴木航さん)自死裁判を支援する会
2018年2月21日 — いよいよ裁判も大詰め、次回が最終弁論になります。3月12日(月)11時~地裁浜松支部第一号法廷です。みなさんのご協力で傍聴席をいっぱいにしていきましょう!なお、終了後に西部法律会館で報告会を行います。 -
1月23日(火)富士機工のあるJR鷲津駅で宣伝しました!
富士機工 障がい者(鈴木航さん)自死裁判を支援する会
2018年1月25日 — 鈴木航さんを支援する会では、毎月富士機工のあるJR鷲津駅とその周辺でビラを配って事件の真相を多くの人に知ってもらえるようにせんでんしています。ぜひご協力ください!
写真が横で見ずらくてごめんなさい。 -
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2018年1月10日 — 裁判は3月12日11時~最終弁論となります。判決は、その2ヶ月後くらいになると思います。
支援する会が発行しているニュースをご覧ください。
裁判所に対し公正な判断をもとめる署名を一層広げていきましょう。
ご支援よろしくお願いします。 -
「障害者 「バカはバカなりに努力しろ」--トンデモ上司から暴言を吐かれた部下が自死
2017年2月19日号 サンデー毎日
「行ってらっしゃい。気をつけて行きなよ」「はい、行ってきます」。母子で交わした最後の会話だった―。昨年、電通の過労自死問題があったが、障害者が会社から不適切な扱いを受けて自死する事件もあった。そこには旧態依然とした企業の姿勢が見え隠れする。
2014年5月20日、鈴木航(こう)さん(当時18)は出勤のため午前6時40分に玄関を出た。普段より20分早い時間だな、母・ゆかりさん(49)は一瞬そう訝った。同9時45分すぎ、会社から出勤していない旨の連絡があり、直後に警察から電話が入った。
「何かの間違いであってほしい」 ゆかりさんのそんな願いも空しく、航さんは貨物列車に飛び込み帰らぬ人となっていた――。
浜名湖のほど近く、静岡県浜松市西区舞阪(まいさか)で生まれ育った航さんは、明るく元気でスポーツが得意だった。4歳年上には仲のいい兄・海(かい)さんがいる。「海(うみ)を航(わたる)」ような大きな人間に育ってほしい、そんな両親の願いが込められていた。
小学校高学年になったとき、通知表が「オール1」になり、検査をすると軽度知的障害と学習障害があることが判明。療育手帳が交付された。
航さんの特性は、文章を読んだり意味を把握したりすることに時間がかかり、会話の文脈を瞬時に理解するのも難しい。なので、分からなくても「はい」と答えてしまうこともしばしばあった。それでも、何事に対しても一生懸命に真面目に取り組む姿勢は崩さなかった。
「俺は頭悪いけど、皆勤賞なら取れる」
生前、航さんがこう宣言していた通り、小中高と普通学級で努力を重ね、12年間に一度の欠席もなかった。
高校卒業後は、車に関連した仕事がしたいとの希望通り、自動車部品メーカーの富士機工(湖西市)に障害者枠で採用された。入社直前の14年3月26日、ゆかりさんは、見た目は健常者と変わらない航さんの障害特性を理解してもらうため、富士機工を訪れた。持参した資料にアンダーラインを引き、縷々(るる)説明し配慮を求めた。
ところが、1週間の研修は大卒の健常者と同じメニューだった。既にここで、航さんにとっては大きな負荷がかかっていたことは容易に想像できる。ゴールデンウイーク明けの5月6日からは、車の部品を製造する金型プレス工場のラインに配属された。
冒頭の痛ましい悲劇はこうした流れの中、入社からわずか50日目に起きてしまった。愛息を失い悲嘆に暮れる家族。だがそこに、どうしても拭い切れない違和感があった。(以下略)」(本誌・青柳雄介)
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7260 富士機工 東証1 その他 株式会社ジェイテクトによる当社株式に係る株式売渡請求を行うことの決定、当該株式売渡請求に係る承認及び当社株式の上場廃止に関するお知らせpdf 17/12/22 15:30
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次回の裁判は2018年3月12日(月)11時~です!
2017年12月20日 — いつもご支援ありがとうございます。
前回の裁判で証人尋問が終わりました。次回は2018年3月12日(月)11時~
静岡地裁浜松支部で口頭弁論が行われます。
この日の裁判で判決の日程などが決められると思います。
富士機工 障がい者(鈴木航さん)自死裁判を支援する会
写真は、12月11日(月)証人尋問後の報告集会でのご両親のあいさつです。
引き続きご支援をよろしくお願いいたします。 -
2017年12月12日 — 12月11日(月)Pm1時10分から裁判の証人尋問が行われました。
60席の傍聴席をめぐって約130人がAm11時30分からの抽選に長蛇の列。被告富士機工側もたくさん人を組織してきました。ところが裁判が始まって、被告側の証人尋問が終わると富士機工が組織したと思われる15人くらいが裁判が終わってないのに退席してしまいました。
あの人たちは、上司の指示で仕事で来てるのか思ってしまいます。
原告側の傍聴には、茨木や奈良など遠くからの人も含めて、どうしても支援したいという人たちが参加されました。
裁判所の中は撮影禁止のため、傍聴券の抽選に長蛇の列ができた様子の写真です。参加されたみなさん、ありがとうございます。
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