2024年11月期 決算短信の要約
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株式会社キユーソー流通システムの2024年11月期連結業績は、営業収益1,951億9,200万円(前期比5.7%増)、営業利益55億6,200万円(同38.0%増)と増収増益となりました。鶏卵供給不足からの回復や適正料金施策、インドネシアでの取引拡大が寄与し、電気代高騰の緩和も利益を押し上げました。今後は持続的成長と新たな価値創出を目指す中期経営計画を推進する方針です。
主な事業セグメント
株式会社キユーソー流通システムは、食品の保管・荷役、全国共同配送、原材料輸送を行う共同物流事業、コンビニエンスストアなどの物流センター運営を行う専用物流事業、車両・物流機器販売や海外物流事業を行う関連事業を主な事業セグメントとしています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当連結会計年度の業績は、営業収益が1,951億9,200万円(前期比5.7%増)、営業利益が55億6,200万円(同38.0%増)、経常利益が48億8,700万円(同40.8%増)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は26億6,000万円(前期は13億3,400万円の純損失)と大幅に改善しました。増収の要因は、鶏卵供給不足からの回復や適正料金施策、インドネシアでの取引拡大などです。増益は増収効果に加え、電気代高騰の緩和や前期の減損損失計上による減価償却費減少が寄与しました。
貸借対照表の変化
貸借対照表では、総資産が前期比9.9%増の1,306億3,500万円となりました。主な増加要因は、現金及び預金の41.8%増、受取手形及び営業未収入金の12.0%増、有形固定資産の6.3%増です。負債は前期比12.7%増の759億8,200万円となり、主に支払手形及び営業未払金の11.4%増、短期借入金の20.3%増によるものです。純資産は前期比6.2%増の546億5,300万円となり、主に利益剰余金の7.1%増によるものです。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは、前期比35.5%増の123億2,500万円の収入となりました。主な要因は税金等調整前当期純利益の増加です。投資活動によるキャッシュ・フローは、前期比52.0%増の125億9,200万円の支出となり、主に有形固定資産の取得による支出の増加によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは、18億8,800万円の収入(前期は18億5,000万円の支出)となり、主に短期借入金の増加と長期借入れによる収入の増加によるものです。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年11月期の連結業績予想は、営業収益1,980億円(前期比1.4%増)、営業利益56億円(同0.7%増)を見込んでいます。一方、経常利益は37億円(同24.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は20億円(同24.8%減)と減益を予想しています。これは、増収による利益増加が見込まれる一方で、費用増加や特殊要因の反動減を想定しているためと考えられます。
株主還元
2024年11月期の年間配当金は、1株当たり23.5円(中間配当11.5円、期末配当12円)を予定しています。2025年11月期は創立60周年を記念し、普通配当23.5円に記念配当4円を加えた年間27.5円(中間配当13.5円、期末配当14円)を予定しています。
注意事項
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