2025年２月期 決算短信の要約
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株式会社IDOMの2025年2月期決算は、国内直営店の小売台数が過去最高を記録し、売上高4,966.78億円(前期比18.3%増)、営業利益198.9億円(同23.4%増)と大幅な増収増益を達成しました。小売1台あたりの粗利も高水準を維持し、収益性が向上しています。一方で、大型店拡大に伴う費用増加や在庫の増加にも注意が必要です。
主な事業セグメント
株式会社IDOMの主な事業セグメントは、日本国内での中古車販売事業です。米国での事業も展開していますが、売上高の大部分は日本セグメントが占めています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当連結会計年度の業績は、売上高4,966.78億円(前期比18.3%増)、営業利益198.9億円(同23.4%増)、経常利益191.15億円(同20.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益134.47億円(同17.5%増)と大幅な増収増益となりました。国内直営店の小売台数が過去最高の149,003台(前年同期比3.1%増)を記録し、小売1台あたりの粗利も想定を上回る水準を維持しました。一方で、大型店拡大に伴う人件費や地代家賃、広告宣伝費などの販管費も増加しています。
貸借対照表の変化
資産合計は2,200.41億円(前期末比19.6%増)となりました。主な変動として、商品が285.94億円増加し、受取手形及び売掛金が143.57億円増加しました。負債合計は1,392.08億円(同22.0%増)で、長期借入金が134.5億円増加しています。純資産は808.32億円(同15.6%増)となり、自己資本比率は36.1%と前期末から1.4ポイント低下しました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは200.36億円の支出(前期は96.48億円の収入)となりました。主な要因は、税金等調整前当期純利益185.76億円、減価償却費32.48億円に対し、売上債権の増加額100.44億円、棚卸資産の増加額285.61億円があったことです。投資活動によるキャッシュ・フローは87.62億円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは136.34億円の収入となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
次期の連結業績予想は、売上高5,090億円(前期比2.5%増)、営業利益221億円(同11.1%増)、経常利益211億円(同10.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益136億円(同1.1%増)を見込んでいます。小売台数の増加と小売台あたり粗利の堅調な推移を前提としていますが、増益率は当期と比べて鈍化する見通しです。
株主還元
当期の1株当たり配当金は年間40円18銭(第2四半期末19円38銭、期末20円80銭)を予定しています。次期の配当予想は年間40円63銭(第2四半期末22円41銭、期末18円22銭)となっています。配当政策は「当期の親会社株主に帰属する当期純利益×30%」を配当総額とする業績連動型を採用しています。
注意事項
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