(株)昭和真空様(東証STD、証券コード:6384)の1on1ミーティングの内容を掲載(IR1on1より抜粋)
【2026年3月期2Q】
第2四半期は大幅な増収増益を達成も、計画比では売上未達による利益遅延が発生
第2四半期の売上高は3,695百万円(前年同期比42.7%増)、営業利益129百万円、経常利益151百万円、中間純利益91百万円と、前年同期比で増収増益を達成。計画比では売上高未達の影響で利益進捗に遅れが生じているものの、売上原価の低減や不要不急の固定費削減といったコストダウン効果により、利益面は好転している状況。
セグメント別または事業別の増減要因
装置販売は概ね計画通りだが、稼働率低迷によりサービス分野が弱含み
装置販売セグメントは1件の期ズレを除き概ね計画通りに進捗している一方、サービスセグメントは顧客の装置稼働率が横ばいで大きく改善していないため、消耗品需要が低迷し計画未達。主力の水晶・光学デバイス市場はスマートフォンや車載向けの需要が頭打ちであり、既存装置で需要が賄えることから増産に向けた大口の設備投資は見込みにくい環境。
主要KPIの進捗と変化
新規顧客開拓は順調、高い市場シェアを背景に一定の引き合いを確保
新規開拓に関しては、第2四半期で4件の新規市場および新規顧客からの受注を獲得。水晶デバイス製造装置における同社の市場シェアは非常に高く、顧客のデバイストレンド変化に対応する検証を共同で行うなど強固な関係性を維持しており、一定数の引き合いを確保している状況。
季節性・一過性要因の有無と影響
装置販売における期ズレが一過性の下押し要因として発生
装置販売セグメントにおいて、いくつかの案件が下期へ期ズレしたことが第2四半期の計画未達要因の一つ。市場全体として増産投資が抑制傾向にある中、稼働率に連動する消耗品需要の減少が業績に影響を与えている側面がある。
通期見通しと進捗率・達成可能性
受注残によるカバーで通期予想は据え置き、サービス分野の懸念を吸収へ
上期に若干の売上未達が生じたものの、通期業績については当初の予想通りに着地する見通し。装置セグメントは既に受注済みの案件(受注残)の売上計上でカバー可能な水準であり、サービスセグメントの動向に懸念は残るものの、全社的な売上高・利益面では当初計画通りの推移を見込む判断。
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