2025年３月期第３四半期決算短信の要約
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野村マイクロ・サイエンス株式会社の2025年3月期第3四半期連結業績は、売上高318.55億円（前年同期比48.0%減）、営業利益39.33億円（同53.5%減）と大幅減収減益となりました。海外大型案件の一巡が主因ですが、メンテナンス・消耗品事業は14.3%増と堅調です。通期予想は増収増益を見込んでおり、第4四半期での業績回復に注目が集まります。
主な事業セグメント
野村マイクロ・サイエンス株式会社の主な事業セグメントは、半導体・製薬業界向けの水処理装置の製造・販売、およびメンテナンス・消耗品の提供です。日本、韓国、中国、台湾、米国の5つの地域セグメントで事業を展開しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期第3四半期の連結業績は、売上高318.55億円（前年同期比48.0%減）、営業利益39.33億円（同53.5%減）、経常利益28.17億円（同66.6%減）、親会社株主に帰属する四半期純利益20.66億円（同64.4%減）となりました。海外大型案件の一巡や半導体関連企業の投資地域格差により、受注高・売上高ともに大幅減少しました。一方、メンテナンス・消耗品は堅調に推移し、売上高は104.85億円（同14.3%増）となりました。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比42.1%増の1,003.51億円となりました。主な要因は、仕掛品の271.28億円増加です。負債は70.4%増の710.17億円となり、短期借入金が260.69億円増加しました。純資産は1.4%増の293.34億円となりました。自己資本比率は前期末の40.4%から28.7%に低下しています。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金及び預金は前期末比4.1%減の116.42億円となっています。短期借入金の大幅増加は、運転資金需要の増加を示唆しています。設備投資の増加も見られ、有形固定資産は前期末比76.5%増の53.97億円となっています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期の通期連結業績予想は、売上高960億円（前期比31.5%増）、営業利益143億円（同34.3%増）、経常利益126億円（同16.5%増）、親会社株主に帰属する当期純利益96.5億円（同21.0%増）を見込んでいます。第3四半期までの実績に対し、第4四半期での大幅な業績回復を予想しています。
株主還元
2025年3月期の年間配当金予想は70円（第2四半期末20円、期末50円）となっています。前期の年間配当金250円に対し、1株当たり配当金は減少していますが、これは2024年4月1日付で1:4の株式分割を実施したことによるものです。
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