日経平均は319円安と続落、時間外取引の米先物安や円高重しに3万8000円割れ=21日前場
21日前場は日経平均株価が、前日比319円12銭安の3万8033円22銭、TOPIX(東証株価指数)が同9.22ポイント安の2689.07ポイントとそろって続落した。注目された米半導体大手エヌビディア決算で、新たに示された第4四半期(24年11月-25年1月)の売上見通しが、高い期待値を映したアナリスト予想平均を上回ったものの、時間外取引での反応が弱かった。これを受け朝方の日経平均は、小反発スタートとなったものの、直ぐに下げに転じた。午前9時33分には、同356円44銭安の3万7995円90銭と約半月ぶりに心理的なフシ目の3万8000円を割り込んだ。時間外取引で米株価指数先物が下落していることや、外国為替市場で一時1ドル=154円台の後半を付け、朝方の水準よりも円高方向に振れており、重しとなった。
東証プライム市場の出来高は8億3376万株、売買代金は1兆8208億円。騰落銘柄数は値上がりが876銘柄、値下がりは699銘柄、変わらずは69銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち21業種が下落、12業種が上昇した。INPEX <1605> 、石油資源 <1662> などの鉱業株や、オリンパス <7733> 、HOYA <7741> などの精密機器株が下落。ディスコ <6146> 、菱重工 <7011> などの機械株や、7&iHD <3382> 、ファストリテ <9983> などの小売株も安い。三井不 <8801> 、菱地所 <8802> などの不動産株や、王子HD <3861> 、北越コーポ <3865> などのパルプ紙株も軟調。日立 <6501> 、東エレク <8035> などの電気機器株や、出光興産 <5019> 、ENEOS <5020> などの石油石炭製品株も弱い。一方、住友電工 <5802> 、フジクラ <5803> などの非鉄金属株や、三菱UFJ <8306> 、三井住友 <8316> などの銀行株が上昇した。
個別では、フォスタ <6794> 、トランザク <7818> 、東北電 <9506> 、大崎電 <6644> 、カドカワ <9468> が下落。半面、広済堂HD <7868> 、JCRファマ <4552> 、プロレドP <7034> 、Vテク <7717> 、新晃工 <6458> などが上昇した。
提供:ウエルスアドバイザー社
ウエルスアドバイザー
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最終更新:11/21(木) 11:51