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東京都内でのグリーン水素利用拡大に向けたPR 「さあ、福島から水素で未来を紡ごう~」ラッピングバス(燃料電池バス)の運行開始! 東京都は、エネルギーの安定供給の確保や脱炭素化に向け、都内における水素エネルギーの需要拡大・早期社会実装化に取り組んでいます。特に、脱炭素社会の実現に向けては、再生可能エネルギー電力由来の水素(グリーン水素)の活用促進が重要です。 都と水素エネルギーの普及促進に関する包括的な協定を締結しているNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)が、福島県浪江町内において、太陽光発電の電力を利用した世界有数規模の水素製造施設「福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R)」で実証を行っており、都は今後、本協定に基づき、FH2Rで製造されたグリーン水素【注】の都内利用拡大を進めていく予定です。 グリーン水素について都民・事業者の皆様に身近に感じていただくとともに、これらの取組を広く周知するため、このたび、都営バスが保有する燃料電池バスの一部で、福島県浪江町の子ども達がデザインしたラッピングバスを運行します。 https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2024/04/18/13.html
旭化成は14日、水を電気分解し…
2024/05/20 10:51
旭化成は14日、水を電気分解して水素をつくる実証設備を稼働させたと発表した。川崎製造所(川崎市)内に4つの電解槽を並べ、複数モジュールで構成する。再生可能エネルギーを使い製造工程で二酸化炭素(CO2)を排出しない「グリーン水素」の製造をにらみ、電力供給の変動などを想定した設計とした。 旭化成は水素製造のためのアルカリ水電解システムや製造装置を開発している。実証設備は3月から稼働しており、5月13日に開所式を開いた。福島県でも進めている実証実験のデータと組み合わせ、より大規模な製造設備の開発につなげる。 今回の設備では0.8メガワットの電解槽モジュールを4つ並べた。複数のモジュールにすることで一部がトラブルで停止した場合も運転を継続できる。再エネによる電力供給の変動にも対応できる。今回は系統電力を使うが再エネ由来の変動する電力供給の状況も再現できる設計にし、コスト低減などに向けた適切な制御や運用を調べる。 水素関連では福島県浪江町で2020年から大型の出力10メガワットの装置での水素の製造、供給の実証実験を進めている。今回の設備で得られるモジュールを並列させて運用する場合のデータや制御技術と組み合わせ、将来的に大規模な100メガワット超級の設備設計につなげる考えだ。 グリーン水素は脱炭素に向け注目が高まっている。旭化成は25年からアルカリ水電解装置の受注を始める予定で、30年ごろに水素関連で1000億円規模の売り上げを目指す。