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美術館の閉館売却を望む声があることに驚いた。 そうしなければ会社が倒産してしまう、というのでも無ければ、 自分はそんなこと断固反対。 企業のCSR活動の一環としての側面も併せ持つ。 色彩化学の当社だからこそ美術品を保有する意味も見いだせる。 (どっかの損保会社みたいに単純に金儲けでしか美術品を見ていないのは問題だが。) 収蔵品の売却は過去にあった(アンナの光、日本画)が、前者は財務上、後者は収蔵方針変更という事情は残念だけどまあギリギリ理解できる。 中途半端にあれもこれも総花式、というのでは魅力が出しにくいから。 近現代美術に特化した美術館という運営方針はブレずに貫いてほしい。 だいたい、佐倉の端っこで土地代も安いだろうし、もともと研究所などがある自社施設であり、保有し続けることでこの会社の経営を圧迫するような事態ではあるまい。 千葉の隠れたおしゃれスポットとして今後も存続発展を願う。
昔フェノロサという人がいて日本…
2024/04/29 23:42
昔フェノロサという人がいて日本画の特徴を以下のように解説した。 1.写実を追わない。 2.輪郭線がある。 3.色調が濃厚でない。 4.表現が簡潔。 岡倉天心はこれに大きく力づけられ、東京美術学校(後の東京藝術大学)を開くと、西洋画の教育を排し、日本画科をのみ設けた。 第1期生は横山大観。 工部美術学校は、これに先立ち1883年に閉鎖されている。 岡倉は、横山らと日本美術院を作る。 日本画とは、伝統技法や様式を守るだけのものではなく、西洋画から採り入れるものを採り、それと対抗できるような日本の絵画であった。