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三井E&Sの米国子会社のパセコ(カリフォルニア州)は、米ロサンゼルス港(同)で世界初の水素燃料電池(FC)を搭載したラバータイヤ式門型クレーン「MITSUI―PACECO H2―ZE TRANSTAINER CRANE(H2―ZE TRANSTAINER)」の商業運転を始めた。 三井E&Sは2023年4月に大分工場(大分市)で同クレーンの開発を完了し、従来のディーゼルエンジン発電機搭載型クレーンと同等の荷役能力が得られることを確認している。水素燃料電池を使うことで、電動化に必要な地上給電設備への投資を節減できる。 今回はH2―ZE TRANSTAINERを、日本郵船のロサンゼルス港コンテナターミナル子会社での実際の商業荷役に投入。一層の改良に向けて開発段階で得られたデータを検証する。 港湾では二酸化炭素(CO2)などの削減・ゼロエミッション(排出ゼロ)化が求められており、特にカリフォルニア州の同港とロングビーチ港は30年までにすべての荷役機械をゼロエミッション化する計画を掲げている。
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追い風になると良いですね。 2024.05.10 13:59:38 港湾の情報セキュリティー対策強化する改正経済安保推進法が成立 政府の事前審査対象に「一般港湾運送」追加へ 港湾の情報セキュリティー対策強化を図る改正経済安全保障推進法が5月10日の参議院本会議で可決、成立した。 企業が重要な設備を導入する際に政府が情報セキュリティーの対策が適切に講じられているかどうかなどを事前審査する「基幹インフラ(特定社会基盤)」の対象分野に、港湾のコンテナターミナルの積み降ろし作業などを取り仕切る一般港湾運送事業を新たに追加する。 基幹インフラは同法で電気やガス、石油、水道、鉄道、貨物自動車運送、外航貨物、航空、空港、電気通信、放送、郵便、金融、クレジットカードの14分野と定めているが、港湾関連は含まれていなかった。 昨年7月、名古屋港でサイバー攻撃を受けた管理システムがランサムウェア(身代金要求型ウイルス)に感染して障害を起こし、コンテナターミナルのオペレーションが一時ストップした件を受け、対策強化に踏み切った。
三井E&Sの米国子会社のパセコ…
2024/05/24 04:20
三井E&Sの米国子会社のパセコ(カリフォルニア州)は、米ロサンゼルス港(同)で世界初の水素燃料電池(FC)を搭載したラバータイヤ式門型クレーン「MITSUI―PACECO H2―ZE TRANSTAINER CRANE(H2―ZE TRANSTAINER)」の商業運転を始めた。 三井E&Sは2023年4月に大分工場(大分市)で同クレーンの開発を完了し、従来のディーゼルエンジン発電機搭載型クレーンと同等の荷役能力が得られることを確認している。水素燃料電池を使うことで、電動化に必要な地上給電設備への投資を節減できる。 今回はH2―ZE TRANSTAINERを、日本郵船のロサンゼルス港コンテナターミナル子会社での実際の商業荷役に投入。一層の改良に向けて開発段階で得られたデータを検証する。 港湾では二酸化炭素(CO2)などの削減・ゼロエミッション(排出ゼロ)化が求められており、特にカリフォルニア州の同港とロングビーチ港は30年までにすべての荷役機械をゼロエミッション化する計画を掲げている。