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米国は6段階のステージ5 ――米国は今、どのステージにあるのか。 「米国は衰退期に属するステージ5の典型例だ。貧富の差や価値観の相違が拡大し、左派と右派が妥協せずに何が何でも勝とうと争うポピュリズムを特徴とする」 「過剰債務や大国間の紛争、大きな技術革新、病気のパンデミック(世界的大流行)、干ばつや洪水といった破壊的な自然現象などによって、国際秩序が脅かされることもステージ5の特徴だ。ステージ6では内戦や革命がおこる。米国は大混乱に陥る瀬戸際にいる。ギリギリの線を越えるかどうかは指導者次第だ」 ――内戦は言い過ぎに思える。 「最も可能性の高い内戦は、市民が銃を撃ち合うようなものではない。州政府や地方自治体が連邦政府の指示に従おうとせず、機能不全に陥るようなものだ」 「2024年の最大の懸念材料は米国の政治リスクだ。民主党のバイデン氏、共和党のトランプ氏のどちらが大統領になっても、米国内の分断による政治的な紛争と、世界の地政学がもたらす紛争のリスクを抱える」 「高齢のバイデン大統領が任期をまっとうできなければ、誰が引き継ぐのかという問題に発展する。民主党は穏健左派よりも極左の影響が強い点が心配だ。共和党は極右に支配され、米国ではおそらく大きな政治対立が起こるだろう」
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’15年のダム決壊補償、ブラジル連邦及び一部州政府がVALE/BHPの提案を拒否とのことです。 ただダム決壊発生当地の州は今回提案をベースに交渉継続したい意向のようで、連邦政府等と若干姿勢が異なるため、大きく後戻りしたとはまだ言えないかもですね。 https://www.reuters.com/world/americas/brazil-rejects-vale-bhp-settlement-offer-mariana-disaster-2024-05-03/
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YAHOO FINANCE NEWS 連邦政府、クリーンエネルギー減税に関する最終規則を発表 2024年4月27日(土)2時20分 GMT+94分 読了 米国財務省と内国歳入庁(IRS)は4月26日、クリーンエネルギー税額控除の譲渡可能性に関する最終規則を発表した。 2022年に成立したインフレ削減法(IRA)は、再生可能エネルギー・プロジェクトに関連する税額控除を様々な政府や企業が利用できるようにするため、選択的支払いまたは直接支払いと呼ばれる2つの新しい控除提供の仕組みと譲渡可能性を創設した。 州政府、地方政府、部族政府、非営利団体、一部の企業などの団体は、IRAが可決されるまで、クリーンエネルギー設備の開発に関連する税額控除の恩恵を十分に受けることができなかった。 これらの団体は、いくつかのプロジェクトを進める前に、税額控除に関する問題の明確化を求めていた。 各団体は、譲渡可能であることが、より迅速かつ手頃な価格で新しいプロジェクトを建設するのに役立つと述べている。 このトピックは、ニューヨークで開催された太陽エネルギー産業協会(SEIA)の3月2024日「金融、税金、バイヤーセミナー」で議論の焦点となった。 「インフレ削減法のクリーンエネルギー税額控除を利用するための新しいツールは、バイデン大統領の歴史的な経済・気候目標を達成するための触媒である。 これは、企業が新しいクリーン電力を導入し、クリーンエネルギー部品を製造するためのインセンティブからはるかに大きな価値を実現することを可能にし、乗数として作用している」と、ジャネット・イエレン財務長官は述べた。 「より多くのクリーン・エネルギー・プロジェクトが迅速かつ手頃な価格で建設され、より多くの地域社会がクリーン・エネルギー経済の成長から恩恵を受けている。
米は衰退期、混乱の瀬戸際 レイ…
2024/05/26 07:57
米は衰退期、混乱の瀬戸際 レイ・ダリオ氏 米ブリッジウォーター創業者(直言) 2024/05/26 日本経済新聞 朝刊 2ページ 2974文字 世界の金融市場が緊張感を高めている。インフレはなお世界で根強い。米中対立など世界の分断も強まるばかりだ。世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエイツ創業者のレイ・ダリオ氏に、経済の変化にお金を賭ける投資家の目でみた先行きを聞いた。 歴史に学ぶ投資家として知られる。リーマン・ショック時には、過去の債務危機を分析して危機を予測し、プラスの運用成績を確保した。 ――歴史は大きなサイクルで動くと主張し、国家の盛衰についても詳細に調査した。分析からみえるものとは。 「オランダや大英帝国などかつての覇権国は、興隆期から絶頂期に至り、衰退期に入るというサイクルを繰り返してきた。国家のサイクルは全体では6つのステージに分類できる。新たな秩序が始まって政府の官僚制が整うステージ1と2、平和と繁栄を迎え、支出と債務が過剰になるのが3と4、財政状況が悪化し内戦・革命に向かうのが5と6だ」 ――米国は今、どのステージにあるのか。 「米国は衰退期に属するステージ5の典型例だ。貧富の差や価値観の相違が拡大し、左派と右派が妥協せずに何が何でも勝とうと争うポピュリズムを特徴とする」 「過剰債務や大国間の紛争、大きな技術革新、パンデミック(世界的大流行)、干ばつや洪水といった破壊的な自然現象などによって、国際秩序が脅かされることもステージ5の特徴だ。ステージ6では内戦や革命がおこる。米国は大混乱に陥る瀬戸際にいる。ギリギリの線を越えるかどうかは指導者次第だ」 ――内戦は言い過ぎに思える。 「最も可能性の高い内戦は、市民が銃を撃ち合うようなものではない。州政府や地方自治体が連邦政府の指示に従おうとせず、機能不全に陥るようなものだ」 「2024年の最大の懸念材料は米国の政治リスクだ。民主党のバイデン氏、共和党のトランプ氏のどちらが大統領になっても、米国内の分断による政治的な紛争と、世界の地政学がもたらす紛争のリスクを抱える」