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[15日 ロイター] - 全米住宅建設業者協会(NAHB)が15日発表した 5月のNAHB/ウエルズ・ファーゴ住宅建設業者指数は45と、 前月の51から予想外に低下し、1月以来の低水準となった。 住宅ローン金利の高止まりにより潜在的な買い手が購入を控えている傾向が示唆された。 ロイターがまとめたエコノミスト予想は51だった。 NAHBのチーフエコノミスト、ロバート・ディーツ氏は 「インフレ抑制の進展が見られないことから第1・四半期に長期金利が上昇し、これが住宅建設業者の心理の重しとなっている」と指摘。 「インフレ退治の最後の1マイルは住宅インフレの抑制だ。これは、住宅建設業者がもっと手の届きやすい手頃な価格の住宅を建設できる場合にのみ実現する」とコメントした。
5月米住宅市場、再び「不調」に…
2024/05/16 06:08
5月米住宅市場、再び「不調」に ローン金利上昇で 全米住宅建設業協会(NAHB)が15日発表した5月の住宅市場指数は45となり、前月から6ポイント下がった。3カ月ぶりに好不況の境目となる50を下回った。住宅ローン金利の上昇傾向が続き、業況を悪化させているとの見方がある。 住宅建設会社や販売会社などのNAHB会員を対象に、6カ月先までの販売予測などを聞いて指数化した。指数が50を上回ると事業者が新築住宅市場の状況を「好調」、下回れば「不調」とみていることを示す。3月には7カ月ぶりに50を上回っていた。 「現在の販売状況」が51(6ポイント下落)、「客足」が30(4ポイント下落)、「今後6カ月の販売見通し」は51(9ポイント下落)だった。 業況悪化の背景にはローン金利の上昇がある。米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)が9日発表した30年物固定住宅ローン金利(5月2〜8日集計)は週平均で7.09%。年初の6.6%台から上昇している。 NAHBのチーフ・エコノミスト、ロバート・ディーツ氏は「インフレが底堅く長期金利が下がらず、建設業者の景況感の重荷となっている」と説明する。また今後の見通しについて同氏は「インフレ鎮静化には住宅価格の高騰を抑えることが必要。そのためには、より手頃な価格の住宅建設の拡大が不可欠だ」と解説する。