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投稿コメント一覧 (48コメント)

  • [コンテナ運賃指数:CCFI]

    超高配当の原資にもなっている高騰したコンテナ運賃指数は、これから増えていく新造船投入で稼働船腹量が増大し、荷受け国での荷動きのネックが徐々に解消されていくなかで下落するのは確かだと思っている。

    中国当局が毎週金曜日に発表しているコンテナの運賃指数であるCCFIの総合最新データは、ピークから24%超も下がっている。
    しかし、日本円換算で見たCCFIは、飛び抜けたピークからでも5.8%ほどしか下がっていないのである。
    (ピークは今年の2月11日だが、円換算では1Q短信発表の7月29日のほうが高い)

    熱狂的に湧いた昨年の海運相場時期のCCFIピークは10月22日だが、円換算ベースなら、現在のほうが指数は高い。

    ドル建てで経営している海運会社と違って、円安に支えられている日本の大手海運会社は、騒がれているような「バブル終焉」からは距離を置いていると言える。


     日付     CCFI     円ドル  円換算指数
    -------------------------------------------------------------
    09月09日 2722.77 144 392078.88
    09月02日 2830.33 140 396246.20
    07月29日 3188.66 131 417714.46
    02月11日 3587.91 116 416197.56

    [2021年のピーク]
    10月22日 3315.27 114 377940.78


  • [バルチック海運指数:BDI]

    BDIは、日本の大手外航海運会社の利益変動に直結するわけではないが、世界経済とりわけ中国経済の動向を知る手がかりの一つとなる。

    バルチック海運指数は、8月31日に大きな節目の大台1000を割り込み今年最安値を付けたが、その後は持続的に上昇を続け、9月15日には1612と半月前に記録した最安値から67%も上昇している。

    BDIの持続的上昇は、世界経済が停滞ないし不況に陥る可能性が低いことを示唆する。

    ウクライナやロシアからの穀物輸送が活発化していることもBDI上昇の要因だろうが(CPIを抑制する効果も)、消費者価格の急激な上昇(原材料価格の転嫁を含意)と資源価格の落ち着きが、ドライ資源の輸入を活発化させているかもしれない。

    (直近BDI推移)

    日付    指数   前日比 比率
    ----------------------------------------------------------
    9/15:1612  +17 +1.07%
    9/14:1595 +187 +13.28%
    9/13:1408 +152 +12.10%
    9/12:1256  +43 +3.54%
    9/09:1213  +35 +2.97%
    9/08:1178  +45 +3.97%
    9/07:1133  +19 +1.71%
    9/06:1114  -19 -1.68%
    9/05:1133  +47 +4.33%
    9/02:1086  +84 +8.38%
    9/01:1002  +37 +3.83%
    8/31: 965  -52  -5.11%

  • No.891の続きに相当するものです。

    この数日収まっていた空売りの動きが復活した一日だったようだ。

    空売り派は、寄り付きから今日の安値3365円に下落する(9:01)ほど精力的に売りを仕掛けたが、期待するレベルの下落は阻まれ、結局のところ3410円で終わった。

    空売り速報データを見ても、No.891で書いたように、

    「寄り付き後の攻防は、売り方の方が上昇を抑え込むうまい注文の出し方をしていたと思う。踏み上げ的に上がっていく動きはどうしても避けたいんだろうね。

    高値で売り抜けたいはずのホルダー機関投資家は、空売りの気力を奪うほど上げていく意志が見られないというか、下がり過ぎないことに配慮した動きで終始していたみたいだ。」

    という感想になる。

    [商船三井:証金残高変動9月15日速報]

          株数      新規      返済     前日比
    融資残:771100   12100  16200   -4100
    貸株残:742400  103500    600 +102900
     差引: 28700  -91400  15600 -107000

    回転日数16.1日
    貸借倍率1.03倍

    [日証金速報ベース空売り取り組み推移]

         空売り残     新規     返済     前日比   株価
    9月
    15日 742400 103500    600 +102900  -15
    14日 639500   6400  84600  -78200  -15
    13日 717700   3700  66600  -62690  +55
    12日 780600 205400  28800 +176600    0

    09日 604000 139700    700 +139000  +70
    08日 465000  11700 150000 -138300  +65
    07日 603300 165400    700 +164700 -245
    06日 533800   1300  96500  -95200  -40
    05日 533800 218700   3600 +215100  +15

    02日 318700  60600    100  +60500  -25

  • >>No. 918

    テレワークさんへ

    「インフレなんて金利で抑えられる。

    だからって景気後退になるんかね」


    正統派経済学の論説や各国中央銀行の政策とは異なり、インフレは基本的に金利で抑えることは出来ません。
    とりわけ、コストプッシュ(供給サイド要因)で起きているインフレの場合、逆にインフレに拍車をかけてしまう誤った政策です。
    期待インフレ率が金利以上であれば、儲けが期待できるので投資を手控える理由がありません。

    もっとわかりやすく考えるなら、融資の金利が上がるということは、借り主の企業にとって、コストアップをもたらす変動であるとの理解が重要です。

    金利上昇は企業経営にとって購入原材料が上がったのと同じですから、これまでと同じ利益率を達成しようと考えるのなら、販売価格を上げなければなりません。
    経済社会の状況から販売価格を上げられると踏んだら、融資を受け投資することもいとわないでしょう。そうなると、金利を引き上げもインフレは抑制できません。

    デマンドプル(需要サイド要因)で起きているインフレなら、金利上昇で住宅や自動車の購入を控えることでインフレが抑制される可能性があります。
    供給サイドのコストアップ=販売価格引き上げと需要サイドの借り入れ抑制のせめぎ合いでインフレの動きが決まります。

    インフレ抑制は、供給力アップが第一で、貨幣供給量を抑える融資規制や財政支出の抑制によって行われるべきものです。
    (この銘柄の配当原資でもあるコンテナ運賃急上昇は、米国インフレ昂進の大きな要因)

    金利は融資を受ける供給サイドにとってコストなのですから、インフレを抑制したければ、金利を下げ通貨供給量を抑えるという政策が正解です(笑)。


    「だからって景気後退になるんかね」には、米国のように賃金が後追いでも上昇していくなら、実質GDP指標は悪くても、供給サイドの景況感として景気後退になるわけではないと思っています。
    現状で、米国の多くの企業経営者は不況感を持っていないはずです。

    コストは上がったのに、販売価格は思うほど上げられないという状況が最悪です。(日本は?笑)

  • >>No. 903

    どういう結末を迎えるかわからないが...

    899の投稿内容に関して、別の見方もあると、参考にしていただければと思い投稿します。

    「理由1」について

    株価の変動・出来高ともご指摘の通りですが、だからと言って、権利落ち後の下げがより厳しいものになるとは言えません。

    (すでに、8月の高値3845円からは現在値で435円、数日前には600円近く(15%超)下落を経験)

    「山高ければ谷深し」ですから、だらだらと権利を跨ぐ相場ならば、配当分程度下がるだけという読みも出来ます。

    先読みであれこれ言われていますが海運市況の悪化は未だ顕在化しているわけでなく、期末配当200円や10月末2Q短信での増配期待もあるわけですから、この間の鈍い相場が権利落ち後の“暴落”につながるとは思っていません。


    「理由2」について

    去年7月から今年4月中旬までの出来高は、久々に招来した「海運バブル」で生じた熱狂のため過剰だったのであり、現状を含むここ5ヶ月間の出来高は、異常な過熱感が取れたと評することが出来ます。

    昨年6月以前の出来高に較べれば、この5ヶ月間も、ほぼ2倍の出来高が続いています。(株価水準を考えればすごい出来高だと言える)

    「ブームが過ぎた後に暴落すれば」、数年かけても戻らず、かつての株価水準(分割調整で500円から1500円)とは言わないまでも、1000円台後半から2000円台前半でうろちょろすることになると思っています。

    配当500円(利回り13%超)でも、現在の株価ですから、配当が200円になれば(それでも高配当現在値でも5.8%利回り)、一気に魅力を感じられなくなってしまうはずです。

  • お疲れさま!と言う他ないような見ててつまらない展開だった。

    寄り付き後の攻防は、売り方の方が上昇を抑え込むうまい注文の出し方をしていたと思う。踏み上げ的に上がっていく動きはどうしても避けたいんだろうね。

    高値で売り抜けたいはずのホルダー機関投資家は、空売りの気力を奪うほど上げていく意志が見られないというか、下がり過ぎないことに配慮した動きで終始していたみたいだ。
    まさか、勝負は来年の本決算まで持ち越しという考えで、ちまちま利益をとりながら相場を進めていくんじゃないだろうね。
    それじゃあ、株価が権利絡みでどうなろうとも動かないMOLファンのホルダーと同じなんだけどなあ。

    このレベルの株価水準のまま配当を貰い、権利落ち後の仕切り直しから本決算に向かう流れも悪くないと思う今日この頃。

    なんかもう、10月末発表の2Q短信に興味が向き始めた。

  •  今日最大の収穫は、空売り攻勢が個人に限られ、機関は空売り攻勢から手を引いているように見えたことだ。

     その象徴が、3分間ほどかかった寄り付き約定の3350円が今日の安値だったことである。
     ダウはともかく、米国市場の日経平均先物大幅下落を受けた地合いということを考えれば、売り浴びせの絶好機だったにもかかわらず、そこからわずか2分で3400円に戻し、14分後には3440円にまで回復している。
     9時3分台に約定した142万株超のなかの空売り派はすぐに置いてけ堀を食らってしまった。

     この展開は、米国市場の大幅下落に好機を見た個人の空売り派が売り建てに動いたにもかかわらず、機関投資家はそれに追随しなかったことを表している。
     これまで空売りに勤しんできた機関は、逆に、束の間の下落で空売り返済の買いに動いたと思われる。

     「至福の一週間」は明日と明後日しか残っていないが、ラストスパートの大きな上げ相場を期待したい。

    [商船三井:証金残高変動9月14日速報]

          株数      新規      返済     前日比
    融資残:775200   34200   7300  +26900
    貸株残:639500    6400  84600  -78200
     差引:135700   27800 -77300 +105100

    貸借倍率1.21倍

    [日証金速報ベース空売り取り組み推移]

         空売り残     新規     返済     前日比   株価
    9月
    14日 639500   6400  84600  -78200  -15
    13日 717700   3700  66600  -62690  +55
    12日 780600 205400  28800 +176600    0

    09日 604000 139700    700 +139000  +70
    08日 465000  11700 150000 -138300  +65
    07日 603300 165400    700 +164700 -245
    06日 533800   1300  96500  -95200  -40
    05日 533800 218700   3600 +215100  +15

    02日 318700  60600    100  +60500  -25

  • 「至福の一週間」の二日目は可もなく不可もなくという相場で、高値に吊り上げていきたい機関勢力も、ジャブを繰り出す程度で本格的な仕掛けは控えているようだ。
     また、3200円台・3300円台で買った人たちの利確売りもあるようだ。

     今月に入ってからの下落相場を考えると、3桁それも200円台の前日比プラスが1回は含まれるような上げが2回はなければ、「至福の一週間」とは言えないし、低水準での利確売りも抑制できないだろう。

     下表のように、空売り残高が買い残高を超える状況で、さすがに空売り勢力も処理に動いている。
    (買い勢力も、建て直し段階で、まだまだ本格的な買い始動ではない)

     権利確定まで残された取引日が少なくなった14日の相場では、是非とも、前日比3桁の上げを実現してほしい。

    [商船三井:証金残高変動9月13日速報]

          株数      新規      返済     前日比
    融資残:748300   23600  39700  -16100
    貸株残:717700    3700  66600  -62900
     差引: 30600   19900 -26900  +46800

    貸借倍率1.04倍

    [日証金速報ベース空売り取り組み推移]

         空売り残     新規     返済     前日比   株価
    9月
    13日 717700   3700  66600  -62690  +55
    12日 780600 205400  28800 +176600    0

    09日 604000 139700    700 +139000  +70
    08日 465000  11700 150000 -138300  +65
    07日 603300 165400    700 +164700 -245
    06日 533800   1300  96500  -95200  -40
    05日 533800 218700   3600 +215100  +15

    02日 318700  60600    100  +60500  -25

    [商船三井信用取引全体 対9月2日現在]

    9月9日現在
           株数       前週比
    買い残 13,746,400 +1,099,400
    売り残  2,755,100     -8,900

    取り組み倍率 4.99

  • しかし、空売り派は、執拗に空売りを仕掛けているね。
    日証金の速報では、とうとう空売り残が信用買い残が上回る事態になっている。

    これは、配当調整金のみならず逆日歩がちらつくような取り組み状況で、空売り派も、空売りを増大させにくい。
    何より、“大下落”の7日よりも新規空売りが増えていながら株価を押し下げることができず、逆に、わずかだが高値・安値が前日より上がっていることは、空売り勢力の勝算を危うくするだろう。

    [商船三井:証金残高変動9月12日速報]

          株数      新規      返済     前日比
    融資残:764400   43100   3800  +39300
    貸株残:780600  205400  28800 +176600
     差引:-16200 -162300 -25000 -137300

    貸借倍率0.98倍

    [商船三井:証金残高変動9月9日速報]

          株数      新規      返済     前日比
    融資残:725100    1500  81700  -80200
    貸株残:604000  139700    700 +139000
     差引:121100 -138200  81000 -219200

    貸借倍率1.20倍

    [証金残高変動9月8日速報]

          株数     新規      返済     前日比
    融資残:805300  54400  54100    +300
    貸株残:465000  11700 150000 -138300
     差引:340300  42700 -95900 +138600

    貸借倍率1.73倍

    [証金残高変動9月7日速報]

          株数     新規     返済     前日比
    融資残:805000 190400  8000 +182400
    貸株残:603300 165400   700 +164700
     差引:201700  25000  7300  +17700

    貸借倍率1.33倍

  • 「至福の一週間」の劈頭は辛く厳しい展開に見舞われた。

    この期に及んでも、大々的に空売りを仕掛ける勢力には唖然とさせられる。
    7日の安値が配当権利までの底値と見られるなか、権利確定まで10取引日となった今、積み上げた空売り残高をどう処理するつもりなのか、JPモルガンなどに訊きたい心境だ。

    郵船社長と日経新聞の虚実混ざり合うコメントと報道を餌に起きた7日の大下落相場以降を見ると、高値は未だ7日の高値を抜けていないが、8日以降高値も安値もわずかずつだが切り上げてきた。
    12日も、土壇場で45万株超の買いが入ったようで、前日比プラマイ0で引けた。

    空売り勢力との戦いでは、これを大きな戦果と考えたい。
    積み上がった空売り残高が買いに動けば、株価は力強く上昇するはず。

         高値    安値  足
    30日 3750  3710
    31日 3705  3640 陰
    01日 3630  3540 陰
    02日 3595  3510 陰

    05日 3555  3430
    06日 3560  3460
    07日 3435  3250 陰
    08日 3340  3260
    09日 3400  3290

    12日 3420  3330 陰

  • Keynesさんへ

    1.01倍は、日本郵船の9月9日速報信用残高に基づく貸借倍率です。

  • ホルダーにとって、来週の相場は「至福の一週間」だろう(たぶん)。
    来週は、終値がマイナスという日も一日くらいあるだろうが、安値はぐんぐん切り上がっていくはずだ。

    今週の相場を顧みると、8日・9日と続いて7日相場の枠から抜け出せていない。終値はプラスになっているが、高値・安値とも7日のレンジ内に収まっている。

    反発力が弱いというより、空売り派の最後のあがきが続いているとみるべきだろう。(株式分割で仕掛けやすくなっているからね)

    日証金速報データでも、空売り派の必死の抵抗が垣間見られる。
    空売り派は、少し上がると逆に利益が出しやすい株価と“勘違い”して空売りに動いていると思われる。

    一方、今週の下落で「追い証危機」に見舞われた買い派は、返済が順調に進んでいる。

    空売り派には悪いが、大きな空売り残高は、これからの上昇相場で推進力を高める補助ロケットとして働くことになるだろう。


    [商船三井:証金残高変動9月9日速報]

          株数      新規      返済     前日比
    融資残:725100    1500  81700  -80200
    貸株残:604000  139700    700 +139000
     差引:121100 -138200  81000 -219200

    回転日数6.7日
    貸借倍率1.20倍

    ONEの持ち分三羽ガラスは、この大相場で似たスタンスで制御されてきたが、日本郵船の信用取引は、買い残高と空売り残高がほぼ同じという水準になっている。
    いわゆる逆日歩の発生を意識する状況になった。

    1000円の配当権利が主題になっているこの相場での逆日歩不安は、「配当調整金」ともども空売り派を萎えさせる。ここは無条件に「逆日歩に売りなし」だろう。

    [日本郵船:証金残高変動9月9日速報]

          株数     新規      返済     前日比
    融資残:478000      0 144900 -144900
    貸株残:473900  24000   4400  +19600
     差引:  4100 -24000 140500 -164500

    回転日数13.5日
    貸借倍率1.01倍


  • 一昨日(7日)の株価大幅下落の引き金を引くかたち(というか空売りへの援護射撃)になった、“コンテナ輸送正常化=運賃下落=利益縮小”的な郵船の社長コメント(9月6日)と違い、9月7日に発表されたONEの北米コンテナ輸送状況レポートは、下記のように、コンテナ輸送問題が短期には解決しないという見方を示すものである。

    このところの過剰な円安状況を加味すると、“利益縮小”はそれほど急激には起きないと思われる。

    ---------------------------------------------------------------------------------------------
    ONE「北米西岸・東岸・内陸における混雑状況(9)」より一部抜粋

    「北米東岸は引き続き滞船が発生しており、また北米西岸においては、以前に比べて滞船数は減少傾向でございますが、総じて各港は混雑緩和/改善を繰り返しており、一進一退の状況が続いております。」

    「 一方で、西岸諸港(特に Los Angeles/Long Beach や Tacoma/Seattle 港)においては、内陸鉄道ランプの混雑、鉄道貨車の不足等により、北米内陸向け鉄道輸送貨物において、西岸諸港で長期滞留する事態が増加しております。」

  • 一昨日(7日)の株価大幅下落の引き金を引くかたち(というか空売りへの援護射撃)になった、“コンテナ輸送正常化=運賃下落=利益縮小”的な郵船の社長コメント(9月6日)と違い、9月7日に発表されたONEの北米コンテナ輸送状況レポートは、下記のように、コンテナ輸送問題が短期では解決しないという見方を示すものである。

    このところの過剰な円安状況を加味すると、運賃がそこそこ下がっても、“利益縮小”はそれほど急激には起きないと思われる。

    ---------------------------------------------------------------------------------------------
    ONE「北米西岸・東岸・内陸における混雑状況(9)」より一部抜粋

    「北米東岸は引き続き滞船が発生しており、また北米西岸においては、以前に比べて滞船数は減少傾向でございますが、総じて各港は混雑緩和/改善を繰り返しており、一進一退の状況が続いております。」

    「 一方で、西岸諸港(特に Los Angeles/Long Beach や Tacoma/Seattle 港)においては、内陸鉄道ランプの混雑、鉄道貨車の不足等により、北米内陸向け鉄道輸送貨物において、西岸諸港で長期滞留する事態が増加しております。」

  • 9月8日は、7日相場のレンジが圧縮された焼き直しのような相場だった。戻しはひ弱だったが、安値が10円でも上がったのはいい兆候だろう。
    証金残高データを見ると、8日の相場でこれまでのアクが清算されていっていることがわかる。買いは回転で出直しという感じで、空売りはポジションを大きく減らしている。

    [証金残高変動9月8日速報]

          株数     新規      返済     前日比
    融資残:805300  54400  54100    +300
    貸株残:465000  11700 150000 -138300
     差引:340300  42700 -95900 +138600

    貸借倍率1.73倍

    [証金残高変動9月7日速報]

          株数     新規     返済     前日比
    融資残:805000 190400  8000 +182400
    貸株残:603300 165400   700 +164700
     差引:201700  25000  7300  +17700

    貸借倍率1.33倍

    [証金残高変動9月6日速報]

          株数     新規     返済     前日比
    融資残:622600  57600 293000 -235400
    貸株残:533800   1300  96500  -95200
     差引:184000  56300 196500 -140200

    貸借倍率1.16倍

    [証金残高変動9月5日速報]

          株数     新規     返済    前日比
    融資残:858800 362200 32300 +329900
    貸株残:533800 218700  3600 +215100
     差引:324200 143500 28700 +114800

    貸借倍率1.61倍

    [証金残高変動9月2日速報]

          株数     新規     返済    前日比
    融資残:528100  24300 43300 -19000
    貸株残:318700  60600   100 +60500
     差引:209400 -36300 43200 -79500

    貸借倍率1.66倍

  • 日証金公表の9月7日の信用取引残高速報です。

    9月2日以降の残高データと比較すると、買い方・売り方ともに強気で臨んでいることがわかる。
    どちらがより強気かと言えば、買い方である。

    新規の取り組みで、空売りの方が多いのは先週金曜日9月2日のみで、株価が下がる局面が続いているにもかかわらず、今日も買いの方のほうが多い。
    貸借倍率も、今日は高い方に転じている。

    これは、MOL株がこれから先高くなると判断していることを意味する。

    融資残の返済が小さいのは、日証金の最低補償金維持率が75%なので、8月31日からの下落局面で9月6日までに“しこり玉”が処理されたことを物語っている。

    最低補償金維持率が70%の一般信用を利用している8月の買い方は、新しい「追い証危機」に直面しているはずなので、明日明後日まで“しこり玉”の処理が残るだろう。

    [証金残高変動9月7日速報]

          株数     新規     返済     前日比
    融資残:805000 190400  8000 +182400
    貸株残:603300 165400   700 +164700
     差引:201700  25000  7300  +17700

    貸借倍率1.33倍

    [証金残高変動9月6日速報]

          株数     新規     返済     前日比
    融資残:622600  57600 293000 -235400
    貸株残:533800   1300  96500  -95200
     差引:184000  56300 196500 -140200

    貸借倍率1.16倍

    [証金残高変動9月5日速報]

          株数     新規     返済    前日比
    融資残:858800 362200 32300 +329900
    貸株残:533800 218700  3600 +215100
     差引:324200 143500 28700 +114800

    貸借倍率1.61倍

    [証金残高変動9月2日速報]

          株数     新規     返済    前日比
    融資残:528100  24300 43300 -19000
    貸株残:318700  60600   100 +60500
     差引:209400 -36300 43200 -79500

    貸借倍率1.66倍

  • 予感が外れ、あっけなく3,300円を割り込み3250円まで値が崩れた。それでも、底が固いと思うべき展開なんだろう。7月19日水準の安値だからね。

    大引けの土壇場で、98万株もの大量発注を5円切り下げて3,250円で約定させたのは誰なんだろうね。
    普通に考えると、同じ主体が空売り98万株と現物買い98万株の注文を出し約定させたというオチでスッキリする話なのだが。(売りなら3255円で注文したほうが得だし、買いならそのボリュームで売りが出て買えるとは思えない状況だから)

    ここまで来ると、明日の相場がどうなるかまったく予想できない。どうなっても、後付けで納得するできないだろう。

    最後の約定98万株が想像通りなら、どっちに転んでもいい準備をしたということなのだろう。

    こちとらは現物保有者なので、来週には上昇に転じることを確信し様子見で過ごすつもり。

  • MOL株は強いね。

    空売りのすごさと「追い証危機」損切り増加から、3300円はあっさり割り込むと思っていたが、3320円前後の攻防が続いている。

    前場はこういう感じで終わるのだろうが、後場がどうなるか楽しみ。
    3300円を割ればガタガタと値崩れを起こすと思うが、そうならない気がする。


  • まあ、中間配当をめぐる今回の海運株相場は歴史的一大相場として語り草になるのは確かだろう。

    急落は急落だが、株価水準としては驚くほど低いワケではない。

    6月中旬から7月中旬のあいだは株価低迷期で、MOL株は2000円台で簡単に買えた。
    上げ基調になった7月19日でさえ、株価は、高値3320円・安値3245円・終値3320円。

    ここから、1Q短信発表もありながら、8月3日に3845円の高値を付け、8月末のきつい下げ相場に突入したという経緯。

    現物で、「現在価格+配当>取得価格」(今なら3315円+300円=3615円)からそう低く離れていない状況なら、株価は波動しまた上がるものなので、不安げに、でも静かに見守ればいい。

  • 一蓮托生と言うより「ONE蓮托生」と言ったほうが的を射ている海運業界だね。

    個人の空売りはともかく、機関の空売りは、下げの“焚きつけ”が終わったら買い戻しに入っているはず。
    そして、煽られて空売りに参加した個人や信用買いの「追い証危機」損切りのおかげで、空売り建値より余裕をもって安く買い戻しが出来ているだろう。

    やるとしたら、利益を確保しつつ、空売りを回転させていく手法。

    疑心暗鬼のひとも散見されるが、今日の空売りが、配当を跨ぐなぞあり得ない。

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