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投稿コメント一覧 (47コメント)

  •  また暇なので見に来たら、結構上がってるので、チビチビ売り買いしてサヤを稼いでる皆さんには面白がられているということでしょうか。個人的にはウケてます。(笑)ちなみに、営業パフォーマンスである売上(経常)の3年間の推移を、どなたかが引き合いに出していた東急建設と比較すると、下のようになります。

    東急 2262億(36億) ↗ 2628億(80億) ↗ 2964億(197億)

    タマ 1695億(45億) ↘ 1496億(20億) ↘ 1384億(10億)

     また、営業利益から経常利益が常にアップしていること、決して当期利益はマイナスになっていないことから、17~8年前が嘘のように東急建設が財務内容のパフォーマンスも正常である普通の会社になったことが分かります。(通常、経常黒であれば実効税率が50%以下の法人税等を差し引いても、巨額の特損がなければ当期利益が毎年マイナスになることは理論的にはない)

     タマホームは、すべての面で真逆の結果となっており、営業も財務もパフォーマンス的に良好とはいい難いものがあります。またリピート受注のあるBtoBのゼネコンでなおかつ東急グループからの受注が2割という現在の東急建設と、一生に一度の買い物で常に新規顧客開拓を強いられるBtoCの戸建住宅会社であるタマホームは、業態から見た経営的安定度では比較になりません。

     しかし最大の問題は、この会社の毎回の来期業績予想というのが、売れない営業マンが希望的観測で上司に「今度こそ絶対やります!」と何の根拠もなく言うのと大差のない、無責任なものであることです。2013からの決算短信に毎年掲げられた来期業績予想と結果を比較すると売上では

     2014 売上予想 1772億 ↘ 結果 1695億(マイナス4.4%)
     2015 売上予想 1649億 ↘ 結果 1496億(マイナス9.3%)
     2016 売上予想 1537億 ↘ 結果 1384億(マイナス9.5%)

    となります。これが営業マンで、2017期は1588億やります!と調子よく宣言したとして、もしあなたが上司なら信用できるでしょうか。「いえいえ、6月の受注対前年比155%ですから大丈夫です!」と言われたら、昨年6月の数字がどれほど悪かった(前年比68%)かを指摘できなければ上司はつとまらないでしょうなあ。

     ましてやこの営業マンが、2018に2000億(大爆!)とホラを吹かれたら‥これがタマステップ2018の実体です。だいたいここの社長、いまから5~6年前には今頃は2兆円企業になっているとホラを吹いていた御仁。ホラ吹き村のホラ吹き村長率いる経営陣に、ハワイのコンドミニアムの話はどこ行った?新しいホテルの稼働率がたかだか72%でやっていけるのか?アッパー狙いの高価格商品を低価格を売りにしていた社員にどう売らせるのか?なんでこんなに特損出るのか?株主は突っ込むべきだろう。

     株価の動きだけを見ている短期の売り買い専門の方は別として、中長期で投資すべき株では絶対ない、と個人的には思っています。残念ながら予想に反して、私は住宅業界関係者でもホルダーでも投資家でもありませんが、このような雑な経営をしている上場会社は強く批判されるべきだと思うのです。

  •  たまたま暇だから付き合いますが、予測が甘くて3億ぴったり(大雑把すぎて爆!)と発表していたものが、たまたま小手先の操作で10億1600万(6/30の「予想」のはずが決算単身とピッタリで、これまた爆!)となりそうで、だから「前回予想値の3.4倍」ということで喜ぶ、というのは‥いや、もうついていけません。

     純粋にこの会社の売り上げと利益の推移は、財務ハイライトを見れば一目瞭然。グラフだから小学3年生でもわかる。増税前駆け込み特需の2014/5の1695億→1496億→1384億と、株価下落程ではないが2年で2割近い下降。当然のごとく、経常利益は45億→20億→10億。これがどうやって超楽観的17年予測につながるのかがさっぱりわかりません。

     ちなみに「売上が上がって採算改善して経費が削減」したのならなぜ売上高営業利益率が2.7%→1.5%→1.3%と下落の一方なのか?簿記云々を語るなら、今回の決算をよおく見ると問題点がわかりますよ。それと、実は最大の問題は経常黒でなぜ当期利益が昨年からこんなに赤なのか(笑)これは簿記3級でもちょっとわからんでしょうな。(嗤)

  •  久しぶりに覗きに来たら、結構上がってるので驚き。同月前年受注実績155%と聞くと心躍る人がいるんだろうけど、比較している前年(2015/6)が、悪かった一昨年(2014/6)のなんと68%。ということは、2016/6は悪かった2014/6の0.68×1.55=1.05ということで、悪かった一昨年と大差ない。どういう計算をしたら2017/5期の超希望的観測の予測売り上げが出てくるのか、小学5年の算数(割合の計算)ができる株主なら総会で突っ込むところだろう。

     ともかく、この会社、数年前鳴り物入りでハワイでコンドミニアム販売、2016年に竣工と言っておいて決算報告のどこにも見当たらず、今年3月に鳴り物入りで開業した羽田の安ホテルの経営状況にも詳しい言及なし、役員の思い付きで始めた飲食事業は単独事業なら30回は潰れているような大赤字、テレビCMだけがイメージを作ってきた砂上の楼閣のような会社だ。

     莫大な有利子負債の割に営業外費用が少ないのには、何らかのカラクリがあって有力なバックの影を感じさせるが、儲からぬ戸建住宅事業に愛想をつかされたらかなり厳しい状況になることは必至。こうなったらオーナー経営陣にはいい加減会社を売ってもらい、まともな経営者が乗り込むべきなのだろうが、ブランドイメージが悪すぎて、エスバイエルなら買えたヤマダ電機でも手が出ない。

     結論から言うと、短期でサヤ取りするなら面白い株かもしれないが、株取引の妙味は「面白い株」≠「良い会社」ではないところ。そんな会社の株を人に勧めるなら「良い会社ではないかもしれない」ということをちゃんと前提にして語らなければ嘘つきということになるだろう。会社発表の希望的観測に踊らされ、結婚詐欺の被害者のように騙されている人が気の毒だ。下がり続ける売上、利益、自己資本比率、増え続ける膨大な有利子負債、もう一度ちゃんと見なさいよ、と言いたいのである。

  • >>No. 192

    息子さんには、上場ハウスメーカーならば財務諸表が開示されているので、よお~くよお~く読んで決めるようにお伝えください。今は、地震で倒れるような新築はあまりありませんが、地震がなくても倒れる会社はまだまだありますから。くれぐれもお気をつけください。

  •  最期の望みだった来年消費税増税前の押し込み販売が、増税延期のため出来なくなっていよいよこの先の受注が厳しい状況に。テレビCMも、苦しい財政状況がわかり易すぎるくらい減っている。フリーキャッシュフローの枯渇が過去どれだけ多くのの上場ハウスメーカーを潰してきたか。
     受注速報で一喜一憂する向きもあるが、前回増税直後に大きく落ち込んだ数字を基準に「113%」などと喜んでいるのは、元値が1800円だったことを忘れて400円台の株が10円上がった程度で喜ぶようなもの。絶対数を明かさないのは、この会社に限ったことではないが、小売り業ならいざ知らず、社会情勢で季節変動の激しい住宅業界で前年同月比などと言う数字には何の意味もないのだ。
     ともかく、平成の世に咲いた昭和的住宅業界の最後の仇花、悲惨な散り際だけは見たくないものだ。

  • 「何処のメーカも同じく職人と呼べるような職人を使っているところはない」
    「職人の技術に頼らない家を作ろうというのがハウスメーカーでしょ」
    「ハウスメーカーはどこも同じ職人使ってますから」

     いかにも、一般の方々から見るとそう感じられるかもしれませんが、一流と呼べるハウスメーカーや優良ホームビルダーは、職人の養成から行なったり社内に大工の養成機関を設けていたりします。(一流大卒新卒を職人として育てている静岡の平成建設などが有名)また、協力業者を本当に大切にしています。

     それは建築物、特に戸建て住宅では、一部の完全なユニット住宅などを除き「職人の技術に頼らない家」などありえないからです。お判りでしょう、プラモデルだって上手なマニアの作品と幼稚園児の組み立てたものは違います。これが分からないような人はそういう家を買わされて、あとで泣くことになるのです。

     一方で、ロープライスを売りにするメーカーが、どこを一番安く上げているかというと、材料費などではありえません。住宅の材料費は価格の20~30%に過ぎません。仮にこれを1割下げても価格への反映はせいぜい2~3%でしかないはずです。では広告宣伝費が価格のなんと5%も占めている会社が絞っているのはどこでしょう?

     それは、また繰り返しと言われるかもしれませんが何度でも言います。信じがたいほど低い研究開発費(価格の0.1%!これは三菱自動車が低いとか言ってるレベルではない!)と、極端にケチっている手間(現場実務員の日当)の問題です。タマホームの手間の設定では、普通のハウスメーカーで仕事をしているまともな職人は来ません。

     まさに「ハウスメーカーはどこも同じ職人使ってますから」という発想しかないのでしょうが、針金細工のような配筋にシャブいモルタル流した豆腐のような基礎の上に、型枠しか組んだことないのに、生まれて初めて軸組の柱の建て方やりますみたいなアンちゃん連れて来て「職人」に仕立て上げる感覚では、まともな家は建ちません。

     実はスウェーデンハウスに住んでた大物司会者や竹中工務店の10億御殿に住んでるアイドルをCMに使うあたりで、夢だけ見させて金のない一般大衆にはそれなりのものをあてがっておけばよい、というこの会社の思想が透けて見えるような気がする。

     全国から有名店が出店する「ラーメン道場」みたいな場所でカップ麺を売ったら多少安くても見向きもしない。だからカップ麺は本物のラーメン屋の隣ではなく、ちょっと離れたところで売る。これがこの会社が展示場に入らず一棟モデルにこだわる本当の理由。ここのスープからは「売って建てて逃げる」昭和な住宅営業の残滓が匂う(爆)。

  •  大災害という他人の不幸を、業績回復の契機として堂々と期待するような書き込みが目立つが、匿名だからできるんだろうなあ。

     まあ、ともかく資材の高騰、職人不足などで、業者にそれなりにちゃんと払う会社でしか家は建たない。型枠大工に毛が生えたような職人とも言えない人夫が建てる家は、熊本にはもういらない。

     地震で家が倒れるか、地震が来る前に会社が倒れるか、どっちの心配もしなきゃならないときに、創業者が持ち株売ってる会社ってなんだろうなあ。

     経営陣の総退陣で経営刷新しか道はない。…住宅業界のイメージが悪くならないようこの会社にはなんとか頑張ってほしいものだ。誰か買い手付かないかなあ。

  •  低レベル同士比較して自己資本比率14%と安心材料だったエスバイエルはヤマダも必死のテコ入れで黒字転換。そんな中、タマホームは自己資本比率12.0%(2016/2/29)とついに上場HM中、驚愕のワースト1。

    当期利益はこの3年で 

    26億→17億→▲6億4千万→▲8億(4/14下方修正予想値)

    と浮上の兆しはなく、有利子負債は逆に

    72億→134億→256億

    と倍々で膨らむ一方だ。

     住宅を建てようと考えている人は、その会社の建物が地震で倒れないか考える前に、その会社が地震がなくても倒れないかをよく考えてみるべきだろう。

     さらに、上海でのレストラン(タマフード)、蒲田での安ホテル(タマホテル)、海外不動産拠点、アパレル等々、到底思い付きとしか思えない多角化のツケは、連結決算の経常利益が本業の住宅での単独決算からほぼ10億ダウンとして表れている。

     ちなみに160室のビジネスホテル、稼働率90%とかなり高く見積もって日銭は100万がいいところ。販管費を考えると利回りはどんなもんか。出来のいい小学生でもわかるようなバカバカしいビジネスに素人が参入すること自体で、この会社の経営陣の資質が問われる。

     おそらく株主にとっては噴飯もの。私のような部外者から見れば、大笑いのこの会社だが、下の投稿を見るといよいよオーナー一族が売り抜けようとしているのか。もしそうであれば、IPO詐欺と言われても致し方あるまい、と思うのは私だけだろうか。

  • 現在進行形の災害を目の当たりにして、復興銘柄だからさあこれから上がるぞと浮かれる論調の無神経さには辟易する。よもや会社関係者の煽りではあるまいが。

     ともあれ、震災がなくとも、今この業界ではどれくらい職人が不足しているか知るとちょっと見方は変わる。

     震災で家を失った人々が、真に求める家は二度と同じ悲劇を繰り返さない「まっとうな」住宅だ。住宅業界をよく知らない素人は、住宅はメーカーが建てると思っている。それは石工や大工、左官屋、屋根職人などが建てた大坂城を「豊臣秀吉が建てた」と言うのと一緒だ。今必要なのは、本物の職人だ。

     タマホームがアキュラホームのFC店を脱退した理由の根底にあるのは、社長が大工出身(あの「かんな社長」のCMに出ている)でローコストでも品質にこだわりのあるアキュラのやり方では儲からなかったから。安くても高品質、というアキュラの考えから、高品質を省けば儲かる、そう考えたのは玉木さんが職人ではなく商売人だからだ。

     震災を見て「儲かる」と考える商売人は実際儲けるかもしれないが、本当に必要な人は「自信が来ても安心して住める家を建てる」と心に誓う職人的人々だ。営業優先でそんな職人や技術者に犠牲を強いてきたタマホームには、その資格があるか?甚だ疑問なのである。

  • 現在進行形の災害を目の当たりにして、復興銘柄だからさあこれから上がるぞと浮かれる論調の無神経さには辟易する。よもや会社関係者の煽りではあるまいが。

     ともあれ、震災がなくとも、今この業界ではどれくらい職人が不足しているか知るとちょっと見方は変わる。

     震災で家を失った人々が、真に求める家は二度と同じ悲劇を繰り返さない「まっとうな」住宅だ。住宅業界をよく知らない素人は、住宅はメーカーが建てると思っている。それは石工や大工、左官屋、屋根職人などが建てた大坂城を「豊臣秀吉が建てた」と言うのと一緒だ。今必要なのは、本物の職人だ。

     タマホームがアキュラホームのFC店を脱退した理由の根底にあるのは、社長が大工出身(あの「かんな社長」のCMに出ている)でローコストでも品質にこだわりのあるアキュラのやり方では儲からなかったから。安くても高品質、というアキュラの考えから、高品質を省けば儲かる、そう考えたのは玉木さんが職人ではなく商売人だからだ。

     震災を見て「儲かる」と考える商売人は実際儲けるかもしれないが、本当に必要な人は「自信が来ても安心して住める家を建てる」と心に誓う職人的人々だ。営業優先でそんな職人や技術者に犠牲を強いてきたタマホームには、その資格があるか?甚だ疑問なのである。

  •  九州地盤の住宅メーカーではなくて、九州発祥だが、九州では訴訟の山ができてしまったため、どんどん新天地を求め全国方々へ展開しているのがタマホームの実態。毎年、撤退拠点数が新規開店拠点を超えていることが、この会社が野火を焼くような「あとは野となれ山となれ」商法であることの証しだ。

     地盤というべき強みも技術力の集積もなく、ましてやこの会社の素人に毛の生えたような工事担当者からぎりぎりの工賃を要求されてまともな仕事のできる協力業者はいない。こんな会社が、震災後の復興需要を当て込むなどと不謹慎な思惑の欠片でも見せたならば、必ずや世間の厳しい批判の目にさらされることは間違いない。

     しつこいようだが、年間広告宣伝費のなんと100分の1の研究開発費で、安心できる耐震性能が担保できるというのか?昭和の時代のブラックな営業スタイルで粗雑な請負業を展開するこの会社の歩む道は、何度となく見てきた住宅メーカーの末期。もう一度下方修正がでたら初代MサワやSョクサンと同じ筋書きだ。チーンと鉦(かね)。

  • No.935 強く売りたい

    933さんの932さんに対する…

    2016/04/16 09:52

    933さんの932さんに対するお答えが丁寧すぎて笑いました!
    今時、耐震性を謳っていないハウスメーカーなんてありゃしない。
    問題は、現場の施工がまともかどうかということ。
    ホームページを見てなんでも信じる933さんの素直さにはある意味感動します!

    ともかく、広告宣伝費は多少の知名度…ただし良くも悪くも…以外には何の蓄積も生みません。
    一方で、研究開発費は目に見えない知的財産(無形資産)として蓄積されるものです。
    それが今年度今のところ4700万円というのが、この会社の最大の問題です。

    耐震性のような当たり前のことしか売り物に出来ない、まったくオリジナリティーのない技術や商品にそれが表れているということです。

  • IRに大笑い。3四半期での研究開発費がたったの4千7百万円と、臆面もなく開示。100倍の広告宣伝費に対して年間で住宅売上3棟分程度の研究開発費では、まともな技術系人材はこの会社に入る気はしない。それで、ハイクラスのマーケットを指向する?経営陣の思い付き新戦略にあいそを尽かすまともな社員続出だ。

  • しかしこの株も、毎日の出来高を見ると大笑い。「そして誰もいなくなった」感が(笑)。
    オーナー一族はキャピタルゲインを得たにせよ、まだまだ持ってる自社株がジリジリ下がるのを忸怩たる思いで見ているくらいなら、この際思い切ってどおーんとどこぞの外資にでも売れよ。会社もその方が少しは延命できるかも。一般投資家の恨みを買ったままでは往生出来ませんぞ、TMKさん(爆)!

  • 上昇という言葉をどんなスパンで言うかによりますが、2013年3月の上場直後の最高値1870円から現在の株価への推移を見ると、株価は77%ダウン、この時奮発して100口仕込んだ(=オーナー一族が冷やし玉と称して高値で売り抜けた?)株主は、1400万以上の損で安っぽい住宅一棟分の損ということです。2~3カ月のスパンで見て、毎日小さなサヤをこつこつ取るには、814さんのようなマメな人には向いているかもしれませんが、中長期保有して再び1000円以上などと夢を見るのであれば、ミサワホームのように同族経営陣が株を手放して大資本に買われるような「事件」が起きなければ到底無理でしょう。
    念のために言っておくと、この1ヶ月の平均売買数が1日700口台で、もはや大口は見向きもしていないようですが、毎朝9~10時台に判で押したように高値で買っている人もいますから(笑)、この人に毎日、朝売って引けに仕込むを繰り返せば少額の小遣い稼ぎにはなるかもしれません。大変ですが(爆)

    この株で大儲けしたのは、オーナー一族とさっさと売り抜けた「じゃふ子」などのVキャピタル以外、今のところありません。

  • 「低価格の注文住宅を手掛ける同社が中高価格住宅に参入」に大爆笑。確かに小口の趣味的投資家さんにとっては、こういうニュースを流してくれることは嬉しいでしょうが、真剣な経営立て直しを望んでいる投資家にとっては、もっと真面目にやれと言いたい話。
     スキミング層を狙ったレクサスのブランド化はあのトヨタをしても、たいへん苦労して未だ道半ば。ダイハツやスズキがメルセデスのSクラス層をターゲットに大型ラグジュアリーセダンを売り出して、DマークやSマークのまま売れるか。ファーストリテイリングはNYのブランド「Theory」を買収したが、絶対にUNIQLOと同じFR傘下であることを匂わせない戦術を取っている。
     エルメスは庶民向けの安物を作っていないからエルメス、メルセデスは最低のAクラスでも乗り出しで400万はするからメルセデス。いくらCMに出てるからと言って、キムタクはタマホームに住んでカローラフィルダーに乗ってるわけじゃない。目黒の十億円豪邸はT中工務店だろ。
     ついでに言うと、住林の新築そっくりさんのお客は、すでに完済した持ち家をローンなしでリフォームする富裕層。そういうハイレベルな客層に「格安リフォーム」などと銘打つと返って最初から選択肢に入らなくなりますよ。
     資金に余裕がない=クレームの多い客層対象に苦労して売ってきて訴訟の山を築いてきたから、金持ち相手の商売やろうって?無理っ! 金のあるお客は誰も見に来ないよ「高級版タマホーム」(笑)。だいたい年間数千万しか研究開発費に投下しない会社の体質でどうやって開発するの、高価格商品。
     とにかく、思い付きみたいにビバリーヒルズにタマホーム(爆)だの中国進出だの、そして今回の間違った方向へのマーケットの拡大だのと、到底真剣に検討して発表しているとは思えない。オーナー一族のひとことに役員が追従して「あ、それいいですねえ」のノリで発表してしまっているのが目に浮かぶ。
     小口投資家の動きで株価が動くとは言え、はっきり言って所詮数万株の出来高ということは、大口はこうしたフェイク情報にはまったく反応していないということだ。現場で苦労している社員、真面目に会社の将来を憂いている投資家は、できもしない絵空事では騙せない。空中楼閣のタマステップの崩壊と共に経営陣の刷新を願わずにはいられない。

  • 昨日安値で100株買って今日高値で売ったデイトレーダーは、2500円儲けてきっと「20本の缶コーヒー代」とか言って喜んでいるのだろうなあ。(爆)まあ、そういう幸せな人はそれでいいので、以下は読まなくていいです。

    一方で、上場時に10000株買ってまだ持ってる投資家はきっと「30坪のタマホーム一軒分」が吹っ飛んだと泣いているのだろうなあ。(泣)
    日経平均が12000円台だった時に1800円つけた株が、16000円の今日も400円を切っているということは、市況の影響などまったく関係なく下げ続けているということ。対日経平均でいうと本来1800×16000/12000=2400円になっていてもいい株価が月単位で見ると確実に単調に下げ続け、現在6分の1の400円以下でしかないということは、初値がいかにバブルだったかを物語る。もはや経営刷新以外に道はない。父親の俗称などの言葉がここに頻繁に出始めたり、監査法人の注記事項などが出る前に手を打たなければ、BtoCでお客がこういう場所を覗きに来る業種では致命的。500円のクオカードで3~4万倍の価格の住宅を釣ろうなどと姑息なことを考えている場合ではないぞ。

  • 2013年3月27日上場初日に記録した1870円の最高値、3年たたずにそれが8割以上減の364円とは無残。
    目先の株価対策ではなく、抜本的経営刷新をしなければ、実体経済を伴わなかったバブル景気同様、早晩目も当てられないことになるのは明白。
    まともな同業他社は、こうした会社にまともなお客が取られることは少ないので、そのことで腹を立てているということはない。それよりも、野放図な広告戦術などでバブル的知名度だけは上げておいて、相変わらずの粗雑な売りっぱなし商法で住宅業界そのものが、いつまでも同じようなものと見られることに非常に腹を立てている。
    建てた客ばかりでなく、建てた会社も「うちはタマホームではありません、パナホームです!」と強調したいのは、住宅業界、みな同じ穴の貉と見られたくないから。いつまでも、同業他社から尊敬されないそんな惨めな会社でいたくないなら、銀座や中州での夜毎の豪遊をやめて真剣な経営に取り組むべきだろう。
    静かで物言わぬまともな出資者は皆そう思ってるはずだ。

  • 理論株価とはどのような計算から算定されるのでしょうか。ご存知であればお教えください。
    ただしまさか、あの全く当てにならない(タマホームに限った事ではない)「予想」EPSなどという絵空事を使った計算ではありませんよね。宜しくお願いします。

  •  ここは短期間の売り買いでのサヤ取りや預株収入を狙うなら、けっこうリスクはあるもののイジる価値のある銘柄かもしれません。
     ただし2~3ヶ月での500円復帰と300円割りの確率は、空に投げた10円玉がピタッと立つか、倒れて裏か表のどちらかが出るかくらいの差がありますから、中期長期で資産として持つ株式かと言えば完全にアウトでしょう。破綻再生前の殖産、ミサワ、そしてYマダに拾われる前のエス・バイ・エルと財務諸表を比較すると笑えるほど似ています。(これら3社はまだ少しマシですけど)
     またトヨタの出番か、という期待もありますが、手間がかかる住宅事業はミサワでもう十分。だいたいパナホームで建てた人が、必死で「タマ」ホームじゃありません、ウチは「パナ」ホームですっ!と強調しなくてはならないほどブランドイメージの落ちている会社を看板大事のトヨタが拾うはずありません。
     Nトリとか出てくれば面白いが、Tマキ一族と銀座好きでは共通するNトリ創業者も交代してしまったのでそれも無理か。Yマダ以上のオッチョコチョイ成金企業も、Yマダ‐エスバイエルの失敗を見ているからなかなか住宅には手が出せないでしょう。
     ともかく、こんな事態で銀座や中州でおねーちゃんハベらせて飲んでる場合じゃない。年商50億程度の工務店を経営するそこそこの経営者でも、今はもっと真剣に勉強してる。Tマキ社長とご立派な御曹司たちは、資本家として君臨して経営から手を引いたほうが絶対に得策かと献策したいのですが、いかがなものか。

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