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投稿コメント一覧 (174コメント)

  • 2021/06/09 10:54

    マッド的考察
    2021年1月25日、1月30日のコメントを再掲。当たっていた!
    ① Aβが脳細胞に蓄積して、その機能にダメージを与えていれば、たとえアデュカヌマブがAβを溶解しても、認知機能は回復しない(FDAの諮問委員会の見解のひとつ)。
    ② アルツハイマー病の初期や軽度認知障害など、Aβが脳細胞に蓄積しても認知機能のダメージが少ない患者に、アデュカヌマブを高容量で点滴すればAβが溶解して脳細胞を守り、認知機能を偽薬より長く保つことができる。
    ③ アデュカヌマブを使うことが出来る対象患者を絞ることで、FDAは承認するのではないか。
    ④ BAN2401は、我が国でも貴重な治験に入るが、承認されるとしても、先は長い。FDAは、まず優れた薬であるアデュカヌマブを臨床の場で使う道を模索しているのではないか。
    5 FDAが「不承認」とする意向であれば、この時点で、あえて追加情報を求めはしない。
    諮問委員会の見解をくつがえすデータを要求したのだと考えるのが、妥当である。FDAの承認が見通せる動きだ。

  • 治験中止、FDA諮問委員会の否定的評価などで、繰り返し沈んだ。そのたびに、評価の見直しやFDAからの追加治験結果の依頼で、フェニックスのように立ち上がった。ついに今回の認可だ。すべての財産を、エーザイだけにつぎ込んでいた。自分の見立てを静かによろこぶとともに、今後のEUや我が国の審査結果を見守りたい。

  • よく頑張りました。さあ、これからだ。今日は寝れませんね。

  • FDAが「不承認」とする意向であれば、この時点で、あえて追加情報を求めはしない。

    諮問委員会の見解をくつがえすデータを要求したのだと考えるのが、妥当である。

    FDAの承認が見通せる動きだ。

  • マッド的考察

    ① Aβが脳細胞に蓄積して、その機能にダメージを与えていれば、たとえアデュカヌマブがAβを溶解しても、認知機能は回復しない(FDAの諮問委員会の見解のひとつ)。

    ② アルツハイマー病の初期や軽度認知障害など、Aβが脳細胞に蓄積しても認知機能のダメージが少ない患者に、アデュカヌマブを高容量で点滴すればAβが溶解して脳細胞を守り、認知機能を偽薬より長く保つことができる。

    ③ アデュカヌマブを使うことが出来る対象患者を絞ることで、FDAは承認するのではないか。

    ④ BAN2401は、我が国でも貴重な治験に入るが、承認されるとしても、先は長い。FDAは、まず優れた薬であるアデュカヌマブを臨床の場で使う道を模索しているのではないか。

  • アルツハイマー病(85歳以上で5人に1人が罹患する)、あるいは軽度認知障害(年間で10~30%が認知症に移行)には、予防が最大の治療になります。
    Aβの蓄積を防ぐからです。多いに期待される治験となります。

    偽薬との比較で有効性が認められれば、これぞ「ホームラン」です。

    ただし、臨床の場に導入されるには、時間がかかります。私には、間に合わないかもしれません。

    なお予防薬ですから、厚労省は「自費」とするかも知れませんね。

    それまでの期間を、(FDAの諮問委員会も認めた)蓄積したAβを溶かす薬理作用をもったアデュカヌマブが臨床現場で活躍すればと、FDAの承認を願っております。一方、厚労省は承認するでしょう。

  • 『アルツハイマー病「根本治療薬」が迎えた正念場 世界が注目する「アデュカヌマブ」承認の行方』です。中立的な見方でした。

    本文で指摘されていた「偽薬が、実薬より認知症の経過を良くする」との治験結果は、めずらしくありません。データを見て、私も始めは驚きました。

    しかし、治験者が関わる刺激だけで、認知症の経過が良くなる患者さんがいるのです。一方、病気の重さのため、実薬がまったく効かないケースもあります。

    治験開始前の対象患者さんの選択の仕方で起こりえます。多くの製薬会社が手を引いた理由のひとつです。

    諮問委員会の神経学者には、こうした臨床は、さぞかし分らないだろうね。

  • あけましておめでとうございます。
    今年も、よろしくお願いいたします。

    アルツハイマー病を含めた認知症の診療は、現在、
    神経内科及び精神科のまったく特性が異なる
    グループの医師が取り組んでおります。

    治療の対象症状でおおまかに区別すれば、
    神経内科は記憶を中心とした認知の障害について、
    一方、精神科は情動障害など周辺症状です。
    福祉や介護についても気配りします。

    神経内科医は中枢神経系の難病をもともと診療しており、
    治療よりも「精緻な診断」をもっとも得意としていました。
    確定診断がついたら、それで診療はすべて終わりの場面もありました。
    治療法がなかったからが、その理由でもあります。
    「診断医」と陰で呼ばれていた時期もあります。

    かたや精神科医は診断はあいまいでも、
    興奮などの精神症状をなんとかして抑えようと、
    やっきになっておりました。
    ノーベル賞を受けた脳の一部を切り取る
    「ロボトミー」を行なっていた不幸な時期や
    拘束・収容するだけの時代さえありました。
    日本医師会長が精神科病院のオーナーを
    「牧畜業者」と見下していた頃です。

    さて、今回のFDAの諮問委員会で、
    神経学者は治療効果について細かいところまで
    厳格に問い詰めていました。
    専門に基づいての、独特な姿勢や性分です。
    論理的に筋が通らないと認めない、
    まさに学者です。

    もし精神医学者であれば、多少不都合があっても、
    有効性があれば臨床で使いたいと語っていたでしょう。

    神経学者の医学についての真摯な姿勢を
    理解していただくと諮問委員会での、
    厳しい見解がでた理由の一部が
    分っていただけたと思います。

    しかし、臨床医学は
    机の上の学問ではありません。
    患者のQOLをも含めて、
    生活を支える必要があるのです。

  • 貴重なご見解に、深く感謝しております。

    治験結果については、諮問委員会では、厳しい指摘が相次ぎました。
    しかし薬理学的観点から、従来薬とは明白に異なります。
    その点は極めて高く評価されたように、画期的医薬品なのは確かです。

    もし承認となれば、おそらく条件付きとはなるでしょうが、医療の場では、待ち焦がれております。「まず、第一歩」です。あとに、開発が続きやすくなります。

    念のため追記しますが、FDAはともあれ、厚労省は今までの経緯を踏まえれば、おそらく承認するでしょう。
    ただ、ひょっとすると治療対象間者で、厳しい条件が付くかも知れません。

  • 個人でなく、我が国、さらには全世界の認知症治療の先行きを左右します。

    FDAは大局的立場で、鋭意検討をするでしょう。

    医薬は個人の目先の利益(運)ののためでなく、人類の健康と福祉の保持と増進のためにあるのです。

  • アデュカヌマブの運ですね。

    FDAや厚労省による治験データを踏まえた結論が、
    いかなるものになるのか、静かに見守りたい。

    その結論は、私たちの老後人生、さらには認知症治療の運をも左右することでしょう。希望はすてません。

  • 追記

    製薬会社の説明は、都合の良い結果だけでしたね。

    ついでに専門家の貴重なコメントも読みました。

    承認か、承認されないかは、大統領選のようなもの。すくなくともホームランではない。など、など承認には厳しさを感じました。

    ボテボテの内野安打でも良いから、セーフにさせたいですね。すると今の抗認知症薬は、「振り逃げ」相当ですね。

  • 論文を読みました。

    治験で有効性を見いだせないため、中断。その後、高容量で有効性を見出したため、申請したのですが、(私の理解では)諮問委員会での、中断前の無効と高容量で有効での説明が独断的だったようです。

    諮問委員会の質問に、バイオジェンは納得させる回答を用意出来てませんでした。
    となれば、諮問委員会の最終的な見解は当然の内容です。

    かつて、偽薬の方が抗うつ薬よりも有効だった治験データを見たことがあります。製薬会社は、そのような不都合なデータを公表しなかった時代がありました。今は、公表を義務ずけられております。

    今後、FDAとバイオジェンは、改めて「有効性」を説明しないと承認には、結びつきません。厳しいですね。

  • ささやかな知見ですが、認知症薬を含めた向精神薬について、
    少なくとも、ここ30年、
    製薬会社が厚労省に新薬の申請をして、
    却下されたと聞いたことはありません。
    申請までに、十分な根回しがあるからでしょう。

    FDAで承認されても、
    プロザックのように日本での治験で有効性を見いだせず、
    申請を断念したSSRIはありました。

    FDAがアデュカヌマブを承認するかは、
    諮問委員会の否定的見解があり、
    見通せません。

    ただし、厚労省は治験結果を踏まえて
    有効性を認めれば、
    承認すると見込んでおります。

  • FDAの発表までは、リスク回避のため下げ続けるでしょう。FDAの結果で天国か地獄のどちらかを迎えます。
    私はそれまでホールドして、万が一、地獄なら日本での承認を期待して買い足す予定です。我ながら、あきれる方針です。
    諮問委員会のロジカルで辛口検討なら、承認はなしです。でも臨床医学の発展のためなら、FDAや厚労省は承認すると見立てているからです。賛同する人はすくないでしょう。いない道を歩きます。

  • FDAの諮問委員会による否定的見解の立場に立てば、
    現在、臨床の場で処方されている認知症薬さえ、承認を取り消されるのではないかと思う。

    学会で質疑応答され、FDAともやりとりがあった治験結果に対する、諮問委員会の見解に、納得いかないのは私だけではないでしょう。

  • リスクオフのために、今後も下がっていくだろう。さらにFDAによる結論が、大きな動きをもたらす。FDAに委ねる。

  • FDAによる「不承認」の恐れが否定できない以上、リスクオフのために、株価は今後も徐々に下がっていくだろう。ひょっとしたら、奈落の底が待ち受けているからだ。
    「不承認」の恐れを抱きながらも、なおかつ我々がホールドを続けるのは、治験結果への信頼なのか、認知症治療への夢なのか、繰り返しよみがえってきた薬の運への期待なのか、あるいは意地なのか、分らない。
    いずれにしても、FDAによる結論は、まもなく出る。

  • インフルエンザ感染症の場合を考えれば、答えは出ます。予防接種が主役で、治療薬は脇役です。なお、認知症は85歳以上の5人にひとりはなると推計されております。

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