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投稿コメント一覧 (160コメント)

  • >>No. 410

    以前のセルシードのIRに
    こんな風に書いてあった


    そして、2014年11月25日。
    いよいよ再生医療新法、改正薬事法が施行!!!

    再生医療製品の早期承認制度、細胞培養加工の外部委託など、画期的な制度が実現し、
    再生医療の実用化、産業化への道が大きく開かれようとしています。

    角膜再生、食道再生、歯周組織再生など、汎用性を持つセルシードの技術は、
    様々な場面で使用され、事業化される環境が整ったと言えるでしょう。

    再生医療元年。

    これからのセルシードにご期待ください

  • コロワイドはアトムの株を売った資金で
    積極的な活動を行えるのだから
    理にかなっている

    優待だけ見て株価語っていること自体
    会社をよく見ていないと思われる

    有利子負債が多いのは外食及びM&Aをやる会社では
    当然のこと

    会社の成長を止めてまで
    借金返済の守りの経営をするのなら
    最初から優待で4万円も大盤振る舞いはしないはずだ

    コロワイドは攻めの外食企業である

    国内の外食NO1は通過地点だと思っている
    世界規模の会社に駆け上がってほしい

    そのためには今の株価で
    高いとはとても思わない

    株価も会社の成長も
    次のステージを視野に入って
    動き出しているのだから

  • あらやだ
    成行き3000株入れたのに買えなかったわ

    100株でもあったった人
    ラッキーね
    よく見ると買い残もすごく少なくなって
    上値は軽くなっている

    これから大きな相場になりそう

    さんざん調整してきただけに
    面白くなりそうな展開に

    暴利で売るのはもったいなく
    思えてきたわ


    Jーセルシード
    7776 東 買 現物 3,000
    0 成行
      -
    出来ズ 09/03

  • 完全体になるために協力してもらおうか・・
    17号、18号

    フフフ、完全体まであともう少しだ…!

  • 大幅な新株発行してまで
    売れる見込みもないのに
    新工場をテレポートに勝手に作ったりしないでしょ

    もっと現場では話が進んでいる

    昨日の株価も暴落をわずかに埋めたに過ぎず
    将来の材料を考えれば
    まだ始まったばかりだ

    大規模な新株を発行しても
    株主には十分報いられるとIRに書いてあるようにね

  • なんだか見慣れない書き込みが増えた気がする
    先日の材料で、注目度が上がったのは事実だが

    ちょっと材料出たぐらいで
    短期資金がたくさん入って掲示板を荒らしては困る

    ①もともと長期で保有している投資家からしたら
    継続虚偽がでているから、むしろ注目すべき企業なんだろうに(゜レ゜)
    それが早かれ遅かれ、
    変化のタイミングを探る段階に来ているわけ


    ②『200万株握りしめたマイルストーン。俺だったら大量保有報告は報告期限の5営業日目に出してそれまでに精いっぱいイナゴにぶつけて売るけどな』とぬかしている
    間抜けなトレーダがいるが、
    短期売買目的だからそんなこと言ってるのさ

    ③PTSで1400株しか出来高ないのにわざわざ画面貼り付けてくるな

    ここは中長期投資のセルシードの掲示板だから
    売り煽りや短期売買はどこかほかの掲示板で
    書きっこして欲しいものだ

    200万株のマイルストーンは短期売買用の小銭はいらないの
    ビジネスなんだから
    もっと大きく株価が上がってから売るわけ

    セルシードでは短期売買は儲からない
    真のセルシードの投資家向けの情報だけでよろしいのある



    以上

  • >>No. 3201

    おはよう
    今地合いが地合いだけに相場が悪い
    短期資金でみんな逃げたがる状況だと思う
    ディでもおそらく分単位での取引じゃないと
    うかつにやられてしまうような気がするな

    じゃるるちゃんは
    しばらく相場の様子を見た方がいいかもしれない

    短期は短期で勝負の売買で徹し、
    長期は長期で腰を据えて向き合わないといけない
    自分のルールを変えて市場に左右されないように
    取引する際にいずれか決断してから
    今の相場はとくに売買に臨む方がいい

    あそこにいる人に
    ソーセイというバイオ関係も昔から保有して
    含み益がでかいと最近の書き込みで
    言っていた人が7776に注目していることからも
    なんらか見所がある銘柄なのかなと客観的に感じるが
    あそこを保有するからには含み損を抱えてでもという
    覚悟があって長期で保有しているはずだ

    当然2年3年でも平気な顔していられるように
    それができた人のみが
    ソーセイの大きな含み益を享受できたのと同じだと思う。
    ただの赤字会社で継続虚偽でもなく、また業績の変わり目である

    土日なのにあそこの更新率が高いのは
    今まで以上にちょっとした材料で
    短期資金が注目しているからなのだ

    みんな早く結果や資金にして安心したいのも本音
    空売りできない銘柄であれだけ売り煽りや批判話も
    注目度の高さと
    反する長引くバイオ関係の株価の下降トレンドのいらけだ
    一度本格的な材料が出たら
    イナゴの数は半端ないと思う

    儲けるには辛抱が必要なのだ

  • >>No. 3203

    こういったニュースは、結果論で
    いかようにでも理由ずけできるものだよ

    よくテレビや雑誌で報道するパターン
    戦闘は現場で起こっているものであり
    解説は結果のみの世界だ

    みんなが恐怖しているときが
    底だったりするから
    みんなと反対の視線で
    物事をとらえられるようにするのも必要だ

    ただ安心できない面もあるのは事実

    中国にしてもダメリカにしても
    根底となる大幅下落する要因って
    そもそも何って感じである

    相場に惑わされてどうする
    危機の時ほどチャンスだ

    やられてもあとでいかようにでも
    取り返せるのだから
    冷静にことを運べばいいのさ

  • >>No. 3204

    ちなみにこの画像は
    アニメのドラゴンボールのセルだ

    7776の材料に記念してアイコンにつけたのだが
    外せないので
    とりあえずこのままでいることとする
    (笑い)

  • >>No. 3203

    あそこの掲示板を毎日目を通すようにしているのだが
    数日以前と比べて明らかに書き込む増えた
    地合いをはさることながら悪いが

    バイオ関係ってあんなものなのだろうか??
    見慣れないハイエナが無数群がっている
    とっかえひっかえ集まるのだろうか
    珍しい光景だ
    以前保有していた別の株でも
    それ以前の株主とそれ以降の株主でだいぶ
    様変わりした
    材料でこのような現象が起こるのか
    早くちゃんとした材料がでてきて
    安心したいところはあるのだが

  • そういえば口の中のけがってすぐ治るよね
    それと何か関係しているのだろうか?
    国策である再生医療の材料は非常に出やすくなっている

    口中の細胞で角膜再生 阪大など治験、培養シート移植
    2015/09/07 01:30 日経速報ニュース 418文字
     大阪大学の西田幸二主任教授らは、口の中から取った細胞をシート状に加工し、やけどや病気で傷ついた目の角膜に移植して視力を回復させる再生医療の医師主導治験を始める。半年かけて患者6人を募集し、移植後1年間観察して角膜の透明性や視力を確かめる。
     再生医療製品を手掛けるジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(J・TEC)と組み、2017年内に再生医療製品の製造や販売にかかわる承認の申請を目指す。
     細胞シートはJ・TECに製造を委託する。大阪大で3人、東北大で2人、東京大で1人の患者を募る。患者から口腔粘膜上皮の幹細胞をシート状に培養して目に移植すると、角膜上皮の代用になるとされる。
     研究チームは他の大学と協力し、薬の副作用で障害が起きる「スティーブンス・ジョンソン症候群」や強い光で角膜を傷めた患者30人以上で臨床研究を進めてきた。患者のなかには手術前に0.01以下だった視力が回復し、手術後10年たっても0.9の視力を保つ人もいた。

  • 以下HPより添付してみた

    ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング (7774/T)
    【リスク情報】
    再生医療の現状について

    我が国における再生医療の研究は、大学を中心としたアカデミアが中心となり1990年代から進展してきました。ヒト細胞組織の臨床応用を目指し、医学と工学をはじめとする複数の研究分野が連携することにより、再生医療は学際的な発展を遂げてきました。平成11年の当社ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング設立に続き、再生医療を事業化するために、いくつかの再生医療ベンチャーが誕生しました。また、外資を含む製薬企業や医療機器メーカーも、再生医療の製品化・事業化を目指して開発を進めました。
    当社設立時には、自家細胞を使用した再生医療は薬事法(現、医薬品医療機器等法)の対象外であるとの認識でした。しかし、当時社会問題となっていた薬害エイズ事件等の影響を受け、再生医療は薬事法の承認審査を経ること、そして平成12年には治験を開始する前に、新たに制定された確認申請制度への適合を得ることが条件となり、再生医療に対する規制が徐々に強化されました。また、2000年代は上場企業の不祥事が続き、我が国経済ならびに資本市場が停滞しました。このため、再生医療分野に参入していた多くの企業が事業からの撤退あるいは倒産に追い込まれました。
    このような外部環境の中で、当社は平成19年に我が国初の再生医療等製品となる自家培養表皮ジェイスの製造販売承認を取得し、平成25年には第2号製品である自家培養軟骨ジャックの製造販売承認を取得しました。一方で、世界市場では過去に約50品目の再生医療等製品が、各国・地域の薬事承認を取得し上市されました。先進諸国の中で日本は再生医療の実用化に出遅れた状態が続きました。
    ところが、平成19年に京都大学教授の山中伸弥iPS細胞研究所長がヒトiPS細胞の樹立に成功して以降、薬事規制の見直しが始まり、平成23年には確認申請制度が廃止され、これに代わり薬事戦略相談制度が導入されました。また、平成24年に山中教授がノーベル生理学・医学賞を受賞したことを契機に、我が国は再生医療を成長戦略の一つとして位置付けました。再生医療への期待が急速に高まる中で、再生医療の普及を迅速に進めるための再生医療推進法が、平成25年4月に国会で可決承認されました。

  • これを受け、平成26年11月に薬事法は医薬品医療機器等法として改正され、新たに再生医療等製品が定義されました。再生医療等製品には条件・期限付承認制度が導入されることになると同時に、医師法のもとで再生医療を安全かつ迅速に提供するための再生医療等安全性確保法が施行されました。
    以上のように再生医療を取り巻く外部環境は好転しつつありますが、我が国において再生医療は未だ黎明期にあり、依然として不確実性が高いと言えます。一般的に、再生医療分野のみならず、医療分野あるいは生命科学分野の事業化は長期に亘るとともに、法規制の影響を大きく受けるため、将来、新たなルールが適用された場合、当社の経営戦略に重大な影響を及ぼす可能性があります。また、外資を含む参入者の増加が予想されるため、競争が激化するリスクは否定できません。

    ヒト又は動物由来の原材料の使用について
    当社の再生医療等製品はヒト細胞組織を利用したものですが、ヒト細胞組織を利用した再生医療等製品は、細胞組織に由来する感染の危険性を完全には排除できないため、安全性に関するリスクが高いとされています。また、当社の再生医療等製品の原材料やその製造工程で使用する培地には動物由来原料を使用しており、この動物由来原料の使用によって未知のウィルスによる被害等が発生する可能性を否定できません。このような場合、当社の業務及び財務状況に重大な影響を及ぼす可能性があります。また、このような事例において、当社の過失が否定されたとしても、ネガティブなイメージによる業界全体及び当社製品に対する信頼が失われ、当社の事業に影響を与える可能性があります。
    なお、生物由来製品を適正に使用したにもかかわらず発生した感染等による健康被害者に対して各種の救済給付を行い、被害者の迅速な救済を図ることを目的とし、独立行政法人医薬品医療機器総合機構に基づく公的制度として「生物由来製品感染等被害救済制度」が平成16年4月に創設されています。また、医薬品等を適正に使用したにもかかわらず発生した副作用による健康被害を受けた方に対して、医療費等の給付を行い、被害を受けた方の迅速な救済を図ることを目的として昭和55年に創設された「医薬品副作用被害救済制度」は平成26年11月より再生医療等製品にも適用されています。

  • すごいな
    再生医療の材料があちこちから出てくる
    今後の市場規模からして投資妙技のあるテーマだ
    いつか大爆発するころ
    小銭で売ってしまうのがもったいないと思ってしまう

    アイロム、iPS細胞向け工場建設を正式発表 16年末稼働
    2015/09/07 19:57 日経速報ニュース 552文字
     臨床試験支援大手のアイロムグループは7日、再生医療や新薬の開発に使うiPS細胞の培養に必要なウイルス素材「ベクター」の量産工場を茨城県つくば市に建設すると正式発表した。千代田化工建設が同工場の建設を担い、2016年末の稼働を見込む。今後は隣接地にもiPS細胞の製造・培養施設を建設する計画だ。
     アイロムは遺伝子を運んでiPS細胞の培養などを容易にする技術で世界に先行しており、京都大学iPS研究所(京都市、山中伸弥所長)とも共同研究をしている。今回は医薬品の製造プラントの建設で豊富なノウハウを持つ千代田化工に対し世界初となるベクターの量産工場を発注した。
     今後はiPS細胞の量産化や目や神経など様々な細胞に分化させる加工設備も建設する計画だ。iPS細胞の培養や加工ができる製造施設は東京や神戸で建設することも検討している。千代田化工は再生医療などライフサイエンス事業を強化しており、今後は国内の製薬企業から再生医療向け施設の受注を強化する。
     政府はiPS細胞の再生医療を支援するため、昨年秋に「医薬品医療機器法」を施行した。従来は患者に移植するiPS細胞は手術する医療機関で培養することが定められていたが、新法で外部への委託が認められた。再生医療の世界市場は30年に12兆円まで伸びるとみられている。

  • 需要があるから派遣会社も注目している
    今後確実に伸びていく市場だから
    投資しているわけ
    つまり勘じゃない
    後は結果が出るのを気長に待つのみ

    テンプスタッフ、細胞培養技術者を育成・派遣
    2015/09/09 01:30 日経速報ニュース 747文字
     人材サービス大手、テンプスタッフは細胞培養技術者の育成・派遣を始める。製薬会社を中心に培養技術者のニーズが高まる半面、現状では十分な数の技術者がいないことが問題になっている。企業向けに細胞培養技術の教育などを手掛けるiPSポータル(京都市)と組んで、未経験者を教育することで、需要が拡大する技術者を供給する。
     テンプスタッフはこれまでも製薬会社などに対して、細胞培養の経験を持つ人材を派遣してきた。昨年11月の医薬品医療機器法(旧薬事法)、再生医療新法の施行をきっかけに細胞を扱う事業が増えている。目の網膜などの再生医療製品を開発したり、薬となる化合物を細胞に組み込み反応を見る実験を行ったりする場合に培養技術者が必要になる。
     経験者はこれまで限られており、育成が急務だ。栄養となる培地に極小の細胞をまくなど、細かい作業が多く、手先の器用さと作業の熟練が必要な半面、専門的な医療知識は必ずしも必要ではない。現状の時給は一般事務と同程度だが、今後の需要増に伴い時給アップが見込まれている。
     テンプスタッフがセミナーを開催して参加者を募り、その後京都のiPSポータル本社で8日間の教育プログラムを受講してもらう。教育費用はテンプスタッフが負担する。
     細胞の散布から培地の交換、細胞の観察や冷凍保存の方法までを実地で学ぶ。コースを修了し、技術を十分習得しているかはiPSポータルが保証を付ける。iPSポータルはiPS細胞関連の研究支援や事業化などで実績がある。通常の細胞培養経験のある技術者に対しては、iPS細胞の培養についても技術の習得支援を行う。
     10月に大阪でセミナーを行い、その後首都圏でも開催する。1年で40~50人の育成を目指し、2~3年後をめどに年2億~3億円程度の売り上げを見込む。

  • 騰落レシオ 67.5 %
    こんなの今まで見たことないような数字だ
    明らかに売られすぎ

    材料次第での反発のタイミングを待っている
    FRBの金利の件が目先の山場である
    19000円台の戻ってもおかしくないはずだ

    騰落レシオ 欠かさずチェックしているかい??
    これだけが下落相場で有効なリトマス紙だ

  • >>No. 3208

    (7776:JASDAQ) セルシード

    「細胞シート(細胞をシート状に組織化したもの)」を用いて従来の治療では治癒できなかった疾患や障害を治す再生医療「細胞シート再生医療」の世界普及を目指している。
    事業は、細胞シート再生医療製品及びその応用製品の研究開発・製造・販売を通じて、細胞シート再生医療の普及を推進する「細胞シート再生医療事業」、細胞シートの基盤ツール(培養器材)である温度応答性細胞培養器材及びその周辺製品の研究開発・製造・販売を行う「再生医療支援事業」に分かれる。

    【細胞シート工学と細胞シート再生医療】
    「細胞シート工学」は再生医療の汎用的なプラットフォーム技術となるもの。患者から細胞を採取し、これをシート状に培養し治療に用いるが、「細胞シート工学」の画期的なところは、温度応答性細胞培養器材を用いる事で、従来不可能だった無傷の状態での細胞回収を可能にした事だ。
    細胞は通常、培養皿で培養する(増殖させる)が、この場合、細胞は培養皿の表面に密着して増殖する。そして細胞を回収する際に皿から剥がすが、その際、トリプシン等のタンパク質加水分解酵素を用いて剥がすため、細胞表面のタンパク質(細胞外マトリクス)が壊れてしまい、本来の生きた細胞とは異なったものになってしまう(傷付けてしまう)。このため、これを再生医療に用いても、きちんと生着できず機能を十分に発揮できない。
    一方、同社が開発した温度応答性細胞培養器材は、温度を変える事で細胞が密着している培養面の表面の性質が変わり、表面から細胞が自然と剥がれるため、タンパク質を保持した生の状態に近い細胞をシートとして回収できる(生体組織、臓器に近いものを手に入れる事ができる)。細胞表面のタンパク質(細胞外マトリクス)は、細胞外の空間を充填すると共に、骨格的役割や細胞間結合の足場的役割を担う他、細胞の増殖・分化も制御する。細胞を細胞として機能させるために不可欠な物質であり、患部の修復(再生)に働く。

  • >>No. 3208

    温度応答性細胞培養器材は温度を下げると、温度応答性ポリマーの性質が変わり、細胞シートが剥離するため、細胞表面のタンパク質(細胞外マトリクス)を破壊する事無く回収できる。
    従来、細胞の回収に際してトリプシン等のタンパク質加水分解酵素を用いていたが、タンパク質加水分解酵素は細胞間の結合因子や接着因子を破壊し、細胞に大きな傷害を与える。
    市場環境とセルシードのミッション

    経済産業省の資料によると、2012年に国内90億円、海外1,000億円だったと推計される再生医療市場は、2050年にそれぞれ2.5兆円、38兆円規模に拡大する見込み。日本では2014年11月25日に医薬品医療機器等法(薬事法が改正・名称変更された)や再生医療等安全性確保法が施行され、再生医療の承認に向けた法体系が確立された。医薬品医療機器等法において早期承認制度が導入された事や再生医療等安全性確保法において細胞培養加工の外部委託が認められた事は世界中の再生医療関連企業が注目するところ。食道再生上皮シートや軟骨再生シート等、複数の再生医療パイプラインを有する同社にとっても大きなビジネスチャンスだ。

    医薬品は、1900年頃から化学合成による化合物医薬品の製造が始まり(スタートはアスピリン)、1980年頃には遺伝子組み換えタンパク質による抗体医薬品等の「バイオ医薬品」の市場が生まれ、その後、遺伝子を医薬品として使う「遺伝子医薬品」、がん免疫療法等の生きた細胞を用いる「細胞医薬品」、更には生きた人体組織を治療ツールとして用いる組織医薬品(再生医療)へと技術革新が進んできた。そして、普及期を迎えつつある再生医療のプラットフォーム技術である「細胞シート工学」を基盤技術としているのが同社である。尚、医薬品医療機器等法や再生医療等安全性確保法に示されている再生医療等製品は、再生医療による「組織医薬品」に加え、「遺伝子医薬品」や「細胞医薬品」も含まれている。

  • >>No. 3208

    「バイオ医薬品」が登場した当時は、技術的な難易度の高さやコスト面での課題(高額な医療費が必要になる)に加え、現在のように法整備による後押しも政策的な支援もなかったため(逆に化合物医薬品を前提にした法規制がバイオ医薬品普及の足かせとなった)、市場の確立そのものが疑問視されていたが、30年たった今では医薬品の売上の3割を占めるに至っている。現状では技術面やコスト面でハードルが高い「組織医薬品」ではあるが、安倍政権の成長戦略の一翼を担う分野であり、実際、医薬品医療機器等法による「早期承認制度」や再生医療等安全性確保法による「細胞培養加工の外部受託」の導入等に代表されるように、法改正も含めて普及に向けた環境の整備が進んでいる事等から、「バイオ医薬品」等よりも速いスピードで普及が進むと見られている。

    (3)セルシードのミッション
    ・再生医療を一日も早く実現する
    ・細胞シート工学技術を世界に発信する
    ・安全で品質の高い製品及びサービスの提供による医療の変革に貢献する

    上記のミッションを遂行する事で再生医療産業化の動きを先取りして成長速度を加速させ、これまでの「大学の基礎研究シーズを臨床開発につなげる」ステージの“研究支援会社”から、「収益を創出しながら、再生医療を実現する」ステージの“事業会社”へとステップアップしていく考え。

    中期戦略(15/12期~17/12期)と進捗状況
    【中期経営計画の概要  -細胞シート再生医療製品を開発し、世界市場への普及を目指す-】
    2014年11月の再生医療関連新法の施行を踏まえて日本を細胞シート再生医療開発最優先拠点と位置付けた。再生医療関連機器の開発・販売で収益を確保しつつ、再生医療製品の早期事業化に取り組んでいく考え。優先的に自社開発を進めるパイプラインとして、「食道再生上皮シート」と「軟骨再生シート」を設定しており、開発した細胞シート再生医療製品はグローバル展開も進めていく。

  • >>No. 3208

    先行投資が続く見込みで、中期経営計画期間内の利益計上は見込んでいない。現在、最も事業化に近い「食道再生上皮シート」について、15/12期下期に国内での治験届提出を予定しており、スウェーデンでも治験開始に向けた準備が進んでいる。次いで研究が進んでいる「軟骨再生シート」については、16/12期に自己細胞の治験を開始するための準備を進めている。また、器材の新製品開発を進める他、細胞の培養に必要な細胞培養施設(バイオクリーンルーム:Cell Processing Center。以下、CPC)を建設し、量産体制整える。
    売上高については、再生医療支援事業の売上のみを織り込んだ。ラインナップの拡充を図ると共に情報提供やカスタマーサービスを強化して、再生医療分野はもとより、細胞を扱う多様な研究機関や企業等にも販路を広げていく。損益については、治験関連費用、営業強化等による人件費の増加、更には温度応答性細胞培養器材の新製品開発等に伴う開発費用の増加を織り込んでいる。また、CPCが16/12期中に稼働する予定であり、CPCの減価償却費も織り込んだが、17/12期は売上増によるスケールメリットや温度応答性細胞培養器材の大日本印刷(株)への製造移管等による収益性の改善で売上の増加以上に損益の改善が進む見込み。

    (1)細胞培養施設の新設
    CPCを東京都江東区青海二丁目5番10号 テレコムセンタービル内に新設する(延べ床面積:約763 ㎡)。設備投資額は630百万円を予定しており、完成予定は2016年上期。商業生産を視野に細胞シートの安定的な供給体制を早期に確立し、2014年11月施行の「再生医療等製品の製造管理及び品質管理の基準に関する省令」に準拠した設備運営を行っていく。CPCは4つの独立したユニットからなり、現在の培養方法で年100人分の細胞シートの作成が可能。自動化装置の開発も進め、生産性や生産能力の増強にも取り組んでいく。また、業務の効率化を図るため、本社機能も同ビルに移転する(2016年1月を予定)。
    (2)再生医療製品の早期事業化
    食道再生上皮シートは、食道がん再生治療法(食道狭窄予防)として東京女子医大先端研が開発した治療法で、患者の口腔粘膜から細胞を採取し、温度応答性培養皿を用いてこれを培養し作成した細胞シートを、食道がん切除内視鏡手術後の食道潰瘍面に移植する。

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