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4587-PEPTIDREAM研究会(中・長期ホルダー専用)短期・売り煽り禁止!!の掲示板

岩田さんのブログで「RayzeBio社とのペプチド放射性医薬品に関する戦略的共同研究開発」とありましたが総会でこの辺りの話をしていました。後半に少しだけですがなぜ放射性医薬品との共同研究開発を進めているのかが書いてあります。


公表しているプログラム数は現在アクティブなものだけです。中止になったり優先順位の下がったものは除外しております。
〜中略〜
今後の注力領域ですが、一つめは先ほど臨床手前にまた8つ位のプログラムが増えてきているという話がありましたが、こういった研究後期にあるプログラムをどんどん臨床開発に入れていきます。当然全ての研究開発を最大限加速していきますが、特に当社がより直接的に開発戦略の意思決定に関与できるような自社品や戦略アライアンスプログラムについて早期臨床開発入りをより一段加速していきます。
二つめ、全体107の3分の1のプログラムはPDCですがそれをさらなる拡大、ニーズの拡大を見通しています。
当社PDC薬品ですが、従来技術で知られているADCに対して多くの優位性を有しています。強みを生かせるターゲットに対して包括的にキャリアペプチドの創製を進めていきます。PDCの場合は一つのキャリアペプチドを複数のペイロードと組み合わせることが容易です。そういったことから、一つのキャリアペプチドが複数のプログラムに一気に拡大するということで、一つのものをハブにして複数のスポークが展開していくような、いわゆるハブandスポークのようなプログラムの拡大を予想しています。
三つめは戦略的投資を進めていきます。
事業多角化、分散ではなく戦略的選択的に本来の強みを生かせる投資を行ってまいります。
〜中略〜
戦略的アライアンスだとか自社品でやっているものはものすごくスピードを早めています。
あえて戦略的にステップをかなりショートカットできるようなメカニズムだったり化合物にフォーカスしています。
クレオの例だと、2017年にスタートして4ステップ進むのに約3年弱というところが一つの目安になります。
クレオのものは多発性骨髄腫で既に抗体医薬品が成立しているようなターゲットでかつ、それをペプチドに置き換えたときに非常に明確にアドバンテージが見通せ、しかもこの辺の必要なスタディが重厚長大なものを求められれば求められるほど時間がかかります。
臨床試験手前のところで当局からの審査が厳しくなります。
別の言い方で申し上げますと、ここの所がものすごく高速道路が整備されている領域がいくつかあります。
そういったところをしっかりと狙い撃ちするとここの所をスキップできます。
我々は戦略的投資をかなりそいった部分を念頭に置いております。
先ほど申し上げた、PDCやRI(放射性同位元素)をつかった領域は実は非常に早いんです。
なぜか。放射性同位元素でがん細胞を殺すのは、PD-L1でメカニズムで効くのとは違い物理的に細胞を壊します。放射線を大量照射して死なない細胞はありません。このメカニズムは非常にシンプルで分類されている。こういうスピード感を持って臨床入りできるものはどんどん進めていく。この辺りを優先的に投資を進めています。