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H.U.グループホールディングス(株)【4544】の掲示板 2023/02/09〜2024/05/10

決算短信の(4)今後の見通し の記載では収益性の改善
営業利益 
2024.3 △40 → 2025.3 100 への140億円の改善は
・ベース事業の成長
・LTS事業における収益性の改善
という記載だった。

ところが....決算説明会資料には
・「ベース検査の回復を想定」であり、成長させる自助努力に関しては一切触れられていない。結局は他力本願の「ベース事業の成長」という事であまりにも無策
LTSの売上は23年度1,467億円→24年度計画1,510億円で+43億円
 一方、営業利益は-125億円→-2億円と+123億円
→2024年度は H.U Bioness Complex単体の費用は前年度より+14億円と悪化
→23年度想定 65億円 実績52億円 24年度90億円!
 どういった基準で計測しているかは不明だは「施策の一例」程度ではとても実行可能な数字とは思えない。2022年1月から稼働を開始し2年以上かけても効果が出ていないものが、突然24年度に花開く?やはり、今年度1Qの効果を確認の必要あり

 この様に見てみると、H.U Bioness Complex単体のランニングコストが異常に高すぎる(年間62億円)。コロナの特需を除けば、この会社の実力は営業利益200億円前後。実に営業利益の30%相当がランニングコスト(賃料24億円、水道光熱費用8億円、システム運用費等30億円)になるので、あるかどうかわからない収益性改善効果を勘案しても過大。

 結論からすると、200億円-60億円=140億円は減価償却負担が2025年度からピークアウトするから再来年度以降の2028年度程度から達成するであろう
その間は、税引き後利益の殆どを配当に振り向ける(場合によってはタコ配)事になるが125円/株は継続できる可能性は高い。

 リスク要因としては、上記収益改善施策の脆弱性を示した点が具体化する事で「業績の下方修正」の可能性が極めて高い。1Q、2Qまでは何とかその効果を出そうとするかもしれないが、その努力が報われる事は年度を通じては困難と判断される

 今回の決算発表で、減配可能性が払拭され一時的な株価の戻りがあれば、一旦、ポジションを軽くすべきと判断される。株価の年間の変動は5%程度の配当を瞬間で吹き飛ばす力があり、収益改善策の脆弱性から、今後の下方修正の懸念があるのであれば一部(若しくは全部)売却し様子を見る事が妥当であろう

 売らなければ損にはならないというのは騙し 
 実損も含み損も「損は損」
 法人であれば実損を出さないという選択肢はあろうが、個人は関係ない
 利益を生む会社になったと判断できる時に買えばいい
 その時の値段が2500円になっても配当利回りは5%
 安く売って色んな事を確認した後「安心」して高く買う事は立派な投資行動