2025年３月期 第３四半期決算短信の要約
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メディパルホールディングスの2025年3月期第3四半期決算は、売上高2兆8,071億7,200万円（前年同期比3.4%増）、営業利益453億7,200万円（同21.9%増）と増収増益を達成しました。全事業セグメントで増収となり、特に医療用医薬品等卸売事業の業績が好調でした。通期予想に対しても順調に推移しており、安定した経営基盤を維持しています。
主な事業セグメント
メディパルホールディングスの主な事業セグメントは、医療用医薬品等卸売事業、化粧品・日用品、一般用医薬品卸売事業、動物用医薬品・食品加工原材料卸売等関連事業です。これらのセグメントを通じて、幅広い製品の卸売を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高が前年同期比3.4%増の2兆8,071億7,200万円となりました。営業利益は21.9%増の453億7,200万円、経常利益は12.9%増の567億900万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は28.1%増の362億3,800万円と、大幅な増益となりました。全事業セグメントで増収を達成し、特に医療用医薬品等卸売事業の営業利益が60.3%増加したことが業績向上に寄与しています。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比8.7%増の1兆9,555億7,400万円となりました。流動資産は12.1%増加し、主に受取手形及び売掛金が811億7,500万円増加しました。負債は12.2%増加し、主に支払手形及び買掛金が1,429億5,800万円増加しました。純資産は3.7%増の7,637億6,900万円となり、自己資本比率は33.4%から32.0%に低下しました。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書の詳細な記載はありませんが、現金及び預金が前期末比190億900万円増加し2,491億6,400万円となっています。営業活動によるキャッシュ・フローは、売上債権や仕入債務の増加などにより大きく変動したと推測されます。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期の通期連結業績予想は、売上高3兆6,600億円（前期比2.8%増）、営業利益500億円（同5.6%増）、経常利益660億円（同2.2%増）、親会社株主に帰属する当期純利益335億円（同19.2%減）を見込んでいます。第3四半期までの実績を踏まえると、売上高と利益は順調に推移していますが、当期純利益は特別利益の影響で前年比減少する見通しです。
株主還元
配当金については、2025年3月期の年間配当予想を1株当たり60円（中間30円、期末30円）としており、前期と同額を維持する方針です。自己株式の取得・消却を実施しており、株主還元に積極的な姿勢を示しています。
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