本日が、6月12日約定の売買に関する変更報告書の届出期限だったが、GES(swiss-asia)は5,300株しか買っていなかった。
40,000株を現物保有から信用取引での買いに付け替えているが、これは市場外での取引。
6月12日は出来高が55,100株あり、発行済株式数の1%は15,812株なので、仮にGESか成成が15,900株以上買っていたら、届出の義務があった(既に5%以上保有している主体が、1%以上持株比率が増える為)。
という事は、GESと成成以外で大量に買った主体があったという事だろう(5%を超えるまでは届出義務は無い)。
13日の出来高が42,100株、16日が18,600株、17日が20,100株、18日が10,800株、本日が8,700株で、12日からのトータルは155,400株。発行済株式数から自己株式を除くと135万1,672株なので、これは自己株式を除く発行済株式数の11.5%に相当する。
GESの保有株(12日取得分を含む)は365,800株、成成の保有株は248,600株なので、12日以降の出来高と合わ769,800株になり、GESによる12日取得分5,300株を引くと764,500株になる。これは、自己株式を除く発行済株式数の56.5%なので、過半数を超えている。
現経営陣側は完全に詰んでいる事が分かる。仮に今回の総会で株主提案が通らなくても、後日臨時株主総会を開けば経営陣の交代は容易に可能で、GES、成成側が経営権を握った事は間違いないだろう。
後は、第三者に買収して貰う場合、その第三者がいくらまで出せるか、というのがポイントだと思う。