日本軽金属ホールディングス(株)の決算情報

日本軽金属ホールディングス株式会社の主な事業セグメントは、アルミナ・化成品・地金、板・押出製品、加工製品・関連事業、箔・粉末製品です。これらのセグメントでアルミニウム関連製品の製造・販売を行っています。

当第3四半期連結累計期間の売上高は前年同期比4.2%増の4,039億5,600万円となりました。営業利益は22.2%増の154億7,300万円、経常利益は11.6%増の148億7,000万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は73.2%増の95億600万円と、大幅な増益となりました。アルミニウム地金価格の上昇や販売価格改定が増収に寄与し、板・押出製品セグメントの大幅な採算改善が増益をけん引しました。

総資産は前期末比3.1%増の5,608億9,600万円となりました。主な要因はアルミニウム地金価格上昇による棚卸資産の増加です。負債は3.1%増の3,145億3,500万円、純資産は3.1%増の2,463億6,100万円となりました。自己資本比率は40.8%で前期末から変動ありません。

キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、減価償却費は前年同期比1.7%増の154億3,600万円となっています。のれんの償却額は1億9,900万円で、前年同期の4億1,200万円から大幅に減少しています。

2025年3月期の通期連結業績予想は据え置かれています。売上高は前期比6.9%増の5,600億円、営業利益は15.5%増の210億円、経常利益は5.1%増の200億円、親会社株主に帰属する当期純利益は30.8%増の130億円を見込んでいます。半導体関連の本格回復やトラック架装関連の業績回復継続を期待する一方、自動車関連需要や原材料価格の不透明感も考慮されています。

2025年3月期の年間配当金予想は1株当たり70円で、前期の50円から20円の増配が予定されています。第2四半期末に20円の配当が実施され、期末配当は50円を予定しています。