2025年3月期決算短信の要約
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さくらインターネット株式会社の2025年3月期は、GPUクラウドサービスの開始やクラウドサービスの成長により売上高が314.12億円(前期比43.9%増)に拡大し、営業利益も41.45億円(同368.7%増)と大幅増益となりました。今後も積極的な投資を継続し、デジタルインフラトップ企業を目指す方針です。
主な事業セグメント
さくらインターネット株式会社の主な事業セグメントは、クラウド・インターネットインフラ市場におけるインターネットインフラ事業の単一セグメントです。システムインテグレーションから開発、クラウド・インフラサービスの提供、保守、運用、顧客サポートまでをワンストップで提供しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の連結業績は大幅に改善しました。売上高は314.12億円(前期比43.9%増)、営業利益は41.45億円(同368.7%増)、経常利益は40.6億円(同431.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は29.37億円(同350.7%増)となりました。GPUクラウドサービスの開始やクラウドサービスの成長が増収に寄与し、利益も大きく伸長しました。
貸借対照表の変化
資産合計は814.19億円(前期末比169.4%増)となりました。主な要因は、公募増資による現金及び預金の増加、GPUクラウドサービス向け機材調達による有形固定資産の増加です。負債合計は511.62億円(同144.8%増)、純資産合計は302.57億円(同224.6%増)となりました。自己資本比率は36.9%と6.7ポイント改善しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは57.87億円の収入(前期比100.7%増)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは83.23億円の支出(同310.9%増)で、主にGPUクラウドサービス向け機材等の取得によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは267.63億円の収入(前期は4.1億円の支出)となり、主に株式発行や借入れによるものです。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上高404億円(前期比28.6%増)、営業利益38億円(同8.3%減)、経常利益34億円(同16.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益24億円(同18.3%減)を見込んでいます。GPUクラウドサービスとクラウドサービスの伸長により売上成長を見込む一方、将来の大幅成長に向けた積極投資により利益は減少する見通しです。
株主還元
2025年3月期の1株当たり配当金は4円(前期比0.5円増)、配当金総額は1.61億円(前期比3,500万円増)となりました。2026年3月期の1株当たり配当金は5円(前期比1円増)を予定しています。
注意事項
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