日経平均は3日ぶり大幅反落、終値ベースでは過去5番目の大きさ=30日後場
30日後場は日経平均株価が、前週末比1910円01銭安の3万7919円55銭、TOPIX(東証株価指数)が同95.00ポイント安の2645.94ポイントと、そろって3日ぶりに大幅反落して取引を終えた。日経平均の下げ幅は、90年4月2日(1978円38銭安)に次ぐ、過去5番目の大きさ。
自民党の総裁に就任した石破茂氏は、10月1日召集の臨時国会で首相に選出される見込み。ただ、総裁選の期間中には、金融所得課税の強化に言及したほか、財政出動にも慎重な姿勢を示していたことから、金融・経済政策への警戒感が先行。手控えムードが広がるなか、日経平均は午後2時22分に、同2031円65銭安の3万7797円91銭まで下げ幅を拡大する場面もみられた。その後は、安値圏で推移した。東証プライム市場の出来高は26億5万株、売買代金は6兆1216億円。騰落銘柄数は値上がりが130銘柄に対し、値下がりは1505銘柄と9割を超え、変わらずは9銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち32業種が下落、1業種が上昇した。デンソー <6902> 、トヨタ <7203> などの輸送用機器株や、三井不 <8801> 、菱地所 <8802> などの不動産株が下落。大和証G <8601> 、野村 <8604> などの証券商品先物株や、東電力HD <9501> 、関西電 <9503> などの電気・ガス株も安い。アドバンテス <6857> 、東エレク <8035> などの電気機器株や、テルモ <4543> 、HOYA <7741> などの精密機器株も軟調。三井金 <5706> 、住友電工 <5802> などの非鉄金属株や、バンナム <7832> 、任天堂 <7974> などのその他製品株、OLC <4661> 、リクルートH <6098> などのサービス株も弱かった。一方、三菱UFJ <8306> 、三井住友 <8316> 、みずほ <8411> などの銀行株が高い。
個別では、JTEC <3446> 、北海電 <9509> 、三越伊勢丹 <3099> 、レーザーテク <6920> 、Fスターズ <3687> などが下落。半面、楽天銀行 <5838> 、チェンジHD <3962> 、モリタHD <6455> 、日精線 <5659> 、MDV <3902> が上昇した。
提供:ウエルスアドバイザー社
ウエルスアドバイザー
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最終更新:9/30(月) 15:26