7日午前10時1分すぎの日経平均株価は、前営業日比347円程度高い3万8583円前後で推移。前週末3日に発表された米4月雇用統計では、非農業部門の雇用者数が季節調整済みで市場予想平均に届かなかった。景気悪化を避けるため利下げを行うとの期待感が台頭。週明け6日もその動きが継続し、NYダウ、ナスダック総合指数が上伸したことを受け、買いが先行。午前9時9分には、同627円07銭高の3万8863円14銭を付けている。その後は、戻り待ちの売りに伸び悩んでいるようだ。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週2日の大阪取引所清算値比690円高の3万8880円だった。
業種別では、33業種のうち15業種が上昇、18業種が下落している。大和証G <8601> 、野村 <8604> などの証券商品先物株や、バンナム <7832> 、任天堂 <7974> などのその他製品株が上昇。ディスコ <6146> 、ダイキン <6367> などの機械株や、楽天グループ <4755> 、リクルートH <6098> などのサービス株も高い。アドバンテス <6857> 、東エレク <8035> などの電気機器株や、オリンパス <7733> 、HOYA <7741> などの精密機器株も堅調。メルカリ <4385> 、ソフバンG <9984> などの情報通信株や、クレセゾン <8253> 、オリックス <8591> などのその他金融株もしっかり。一方、浜ゴム <5101> 、ブリヂス <5108> などのゴム製品株や、武田薬 <4502> 、中外薬 <4519> などの医薬品株、三菱倉 <9301> 、上組 <9364> などの倉庫運輸株が安い。
個別では、ラクス <3923> 、さくら <3778> 、TOWA <6315> 、M&A総研 <9552> 、セレス <3696> などが上昇。半面、TOA <6809> 、アルインコ <5933> 、曙ブレキ <7238> 、住友ファーマ <4506> 、ソニーG <6758> などが下落している。
東京外国為替市場は午前10時1分時点で、1ドル=153円台の後半(前週2日は155円48-51銭)、1ユーロ=165円台の後半(同166円61-65銭)で取引されている。
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最終更新:5/7(火) 10:05
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