日経平均は420円程度高、買い先行後は材料難も堅調推移=15日前場
15日午前10時4分すぎの日経平均株価は、前日比420円程度高い3万4400円前後で推移する。午前9時31分には同476円64銭高の3万4459円00銭を付けている。現地14日の米国株式市場では、スマートフォンや半導体製造装置に対する相互関税を巡り、米政権の対応に不透明感があるものの過度な警戒感が後退し、NYダウとナスダック総合指数はともに続伸した。日本株も、米株高の動きや為替相場の落ち着きなどから、買いが先行した。その後、積極的に買い進む材料に乏しいなか、堅調な値動きが続いている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、14日の大阪取引所清算値比125円高の3万4295円だった。
業種別では、全33業種のうち32業種が上昇、1業種が下落している。トヨタ <7203> 、ホンダ <7267> などの輸送用機器株や、浜ゴム <5101> 、ブリヂス <5108> などのゴム製品株が上昇。住友電工 <5802> 、フジクラ <5803> などの非鉄金属株や、武田薬 <4502> 、第一三共 <4568> などの医薬品株も高い。テルモ <4543> 、HOYA <7741> などの精密機器株や、三菱UFJ <8306> 、三井住友 <8316> などの銀行株も堅調。コマツ <6301> 、菱重工 <7011> などの機械株も堅調。日立 <6501> 、ソニーG <6758> などの電気機器株や、郵船 <9101> 、商船三井 <9104> などの海運株もしっかり。一方、中部電 <9502> 、東ガス <9531> などの電気・ガス株が下落している。
個別では、日本調剤 <3341> 、テラスカイ <3915> 、ラクトJ <3139> 、ドトル日レス <3087> 、Vキューブ <3681> が上昇。半面、ヨシムラFH <2884> 、サンケン <6707> 、DDグループ <3073> 、FPパートナ <7388> 、松屋 <8237> などが下落している。
東京外国為替市場では午前10時4分時点で、ドル・円が1ドル=143円台の半ば(14日は143円06-08銭)、ユーロ・円が1ユーロ=162円台の半ば(同162円94-98銭)で取引されている。
提供:ウエルスアドバイザー社
ウエルスアドバイザー
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最終更新:4/15(火) 10:07